#23 佐土原遼選手 退団のお知らせ
広島ドラゴンフライズ所属の#23佐土原遼選手が2023年6月30日(金)をもって契約満了となり、退団することとなりました。また、本日5月19日(金)15:00にB.LEAGUE自由交渉選手リストへ公示されます。
■#23 佐土原遼 (さどはら りょう )
● 出身地 神奈川県
●生年月日 1999年10月24日
●ポジション SF/PF
●身長 192cm
●体重 97kg
●出身校 東海大学付属相模高等学校―東海大学
●経 歴 -広島ドラゴンフライズ 特別指定選手(2020-21)
-広島ドラゴンフライズ(2021-23)
佐土原遼 選手 コメント
「 大学生の時から約3シーズン広島ドラゴンフライズでプレーできてとても楽しく、僕自身も成長することができました。今後、また皆さんの前でプレーするのを楽しみにしています。引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします 」
岡崎 修司 ゼネラルマネージャー コメント
「佐土原選手との契約満了に伴い、今シーズンを持ちまして退団の運びとなりましたのでご報告いたします。学生時代より特別指定選手として加入し、広島を代表する選手に育っている中での退団となり、落胆の思いで今回の発表をお聞きになる方も多いのではないかと感じております。平素よりご支援、ご声援をいただいている皆様に残念な報告となり、申し訳ございません。今回の退団となった経緯を、伝えられる範囲で、ご報告をさせていただきます。
佐土原選手の今シーズンを振り返ると、シーズン前半で素晴らしい活躍をしながらも、シーズン後半には途中加入となったカイ・ソット選手などを含め、編成の兼ね合いや、他選手の活躍によりプレータイムが大幅に減少し、出場のない試合も出てくることとなります。彼にとってはルーキーシーズンということでもあるため、クラブとしては焦らずに、成長を見守りながらステップアップしたいと考えてきました。ドラフラベースを含むハード面にしっかりと投資し、成長できる環境をつくった上で、我々としては来シーズンのオファーを早期にしておりました。しかしながら、選手にとっては試合に出ることが最も成長につながるということも事実であり、佐土原選手も非常に悩んだことと思います。オファーから検討は長期化し、彼の代理人も含めて最後まで話し合いを続けてまいりました。最終的には、今シーズンの広島ような、ロールプレイヤーとしての役割を受け入れて過ごすよりも、広島以上に重要な役割として求められる別のクラブで挑戦する方が良いのではないかという結論となり、今回の発表となりました。可能性のある若手が退団となったことについては、全て編成側の責任であると考えております。
特別指定選手期間におけるシーズンを含めると、広島で3シーズンに渡ってプレーをしてくれました。加入当初に低迷期の広島に新たな風を吹かせ、広島の未来を明るく照らしてくれただけでなく、今シーズンにおいては、シーズン前半のアジア特別枠の選手がうまくチームにフィットしない中で、ローテーションの核となり、チームを支えてくれました。横浜との開幕節ではブザービーターのシュートでチームを勝利に導くなど、彼の活躍や成長に感動を覚えた方も多かったのではないかと思います。
ドラフラベースが完成してからは、本当に多くの時間を体育館で過ごしており、日々努力する姿は今後の可能性を感じさせる選手であったことは間違いありません。B1最下位の低迷期からCSを争うリーグ上位のクラブとなったドラゴンフライズの成長過程をともにした佐土原選手には、本当に感謝をしております。学生時代から一緒に戦ってきた仲間との別れは、寂しく、チームにも損失になるかと思いますが、彼のキャリアのために前を向いて送り出したいと考えています。佐土原選手の今後の活躍を心から祈念しております」
2023-05-19
#28 井手拓実選手 契約満了及び自由交渉選手リスト入りのお知らせ
広島ドラゴンフライズは、大阪エヴェッサ へ期限付移籍しております、井手拓実選手が2023年6月30日(金)をもって契約満了となり、自由交渉選手リスト入りすることとなりました。本日5月10日(水)15:00付けでB.LEAGUE自由交渉選手リストへ公示したことをお知らせいたします。
#28 井手拓実(いで・たくみ)
プロフィール
● 出身地 福岡県
●生年月日 1999年10月12日
●ポジション PG(ポイントガード)
●身長 174cm
●体重 68kg
●経歴 日本体育大学
経歴
広島ドラゴンフライズ(2021-22)
- 大阪エヴェッサ(2022-23)
井手 拓実選手 コメント
皆さまお久しぶりです。リリースの通り、自由交渉選手リストに公示されることになりました。広島で過ごしたのはわずか3ヶ月程度ですが、とてもいい経験ができました。今シーズン大阪でも怪我なくシーズンを過ごすことができたのは、皆さまの応援・支えがあったからです。本当にありがとうございます。今後も更に高みを目指してプレーして行くので、これからも引き続き応援していただけると嬉しいです。本当にありがとうございました!
岡崎 修司 ゼネラルマネージャー コメント
期限付移籍により大阪エヴェッサにてプレーをしていた、井手拓実選手との契約の満了に伴い、自由交渉選手リストに公示することにいたしました。今シーズンの井手選手は、大阪でのプレイタイムの獲得に苦戦し、20試合の出場となりました。大阪においては、求められているディフェンスの強度に対して課題がある中で、シーズンを通して少しずつ成長をする姿が見られたと報告を受けております。
昨シーズンの途中から広島に加入し、広島在籍時には会場を沸かせるような3Pシュートや、思い切りの良いシュートなど、将来の伸び代を感じるようなプレーを見せてくれました。クラブとしては、先日発表をさせていただいた柳川選手と同様に、広島でのプレーも視野に今シーズンのサポートと支援を続けてまいりましたが、彼の今シーズンのパフォーマンス評価だけでなく、ポイントガードとしての再契約が難しい編成状況にもなっておりますので、自由交渉リスト入りとなりました。今後の井手選手のご活躍を心より祈念しております。
2023-05-10
#14柳川幹也選手 退団のお知らせ
広島ドラゴンフライズは、バンビシャス奈良 へ期限付移籍しております、柳川幹也選手が2023年6月30日(金)をもって契約満了となり、退団することとなりました。また、本日5/2(火)15:00付けでB.LEAGUE自由交渉選手リストへ公示したことをお知らせいたします。
#14 柳川 幹也(やながわ・ともや)
プロフィール
● 出身地 広島県
●生年月日 1998年7月31日
●ポジション PG(ポイントガード)
●身長 171cm
●体重 72kg
●経歴 早稲田大学
経歴
広島ドラゴンフライズ(2020-22)
- バンビシャス奈良(2022-23)
柳川 幹也選手 コメント
皆さまお久しぶりです。リリースの通り、自由交渉選手リストに公示されることになりました。今シーズンはバンビシャス奈良に期限付移籍後、怪我からの復帰を果たし60試合怪我なくプレーする事ができました。怪我からの復帰も含め、このようなシーズンを過ごせたのは皆さまの応援・支えがあったからです。本当にありがとうございます。
今回の自由交渉選手リストへの公示は、ネガティブなものではなく一選手としてよりステップアップしていく為の決断です。引き続き応援していただけると嬉しいです。本当にありがとうございました!
岡崎 修司 ゼネラルマネージャー コメント
期限付移籍によりバンビシャス奈良にてプレーをしていた、柳川幹也選手との契約の満了に伴い、自由交渉選手リストに公示することにいたしました。今シーズンの柳川選手は、平均プレイタイムが16分程度に増加しただけでなく、多くの試合でスターターを務めました。広島在籍時よりも大幅に得点やアシストなどの数字を上げ、キャリアハイとなるシーズンになったと思います。
昨シーズンの広島在籍中には、彼は大きな怪我に悩まされ、思うようなシーズンを過ごすことができなかったと思います。本人にとっても苦しい時期だったと思いますが、怪我を乗り越え、成長する姿にクラブだけでなく、多くのファンが心を動かされました。
クラブとしては、広島への復帰も視野に今シーズンのサポートを続けてまいりましたが、再契約が難しい編成状況となり、この度、自由交渉リスト入りとなりました。柳川選手の今後のご活躍を心より祈念しております。
2023-05-02
#3辻直人選手 負傷のお知らせ
#3辻直人選手が4月16日(日)の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦において負傷し、右足関節捻挫と診断されましたのでお知らせいたします。このため、本日の滋賀レイクス戦を欠場いたしますことをお知らせいたします。
#3 辻直人
■診断名
右足関節捻挫
■全治
2週間(予定)
2023-04-19
日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23 出場決定及びホーム開催時の概要について
いつも広島ドラゴンフライズにご声援いただきありがとうございます。
4/8(土)に開催されたB.LEAGUE 2022-23シーズン B1リーグ戦の試合結果を以て、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23(以下CS)」への出場が決定いたしましたので、お知らせいたします。
これを受け、広島ドラゴンフライズでは、CSをホーム開催する場合の「日本生命 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2022-23(以下QF)」の開催概要を次の通り決定いたしましたので、お知らせいたします。
※ 4/24(月) 更新
4/22(土)信州ブレイブウォリアーズ戦の結果を以て、広島ドラゴンフライズの西地区3位以下が確定したことを受け、「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022-23」のQFのホーム開催の権利が消滅しております。
開催場所について
クォーターファイナル(QF)は5/13(土)-15(月)にエフピコアリーナふくやまにて開催いたします。
広島ドラゴンフライズのホームアリーナである広島サンプラザホールは、CS開催期間に「G7広島サミット」が開催されるため、使用できません。このため、エフピコアリーナふくやまでの開催を予定しております。
チケット販売について
チケットについては、ホーム開催・アウェイ開催の決定状況にかかわらず4/21(金)18:00より先行販売、4/24(月)18:00より一般販売する予定です。しかし、アウェイ開催が決定した場合など、状況により販売日程を変更する場合がございます。
日本生命 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2022-23(QF)概要詳細
試合日程/試合開始時間/試合会場
GAME1 :5/13(土) TIPOFF14:00
場所:エフピコアリーナふくやま
GAME2 :5/14(日) TIPOFF14:00
場所: エフピコアリーナふくやま
GAME3 :5/15(月) TIPOFF19:00
場所: エフピコアリーナふくやま
※GAME3は1勝1敗となった場合のみ開催
※中継等の関係で試合開始時間が変更となる場合もございます
チケット販売スケジュール
VIP会員
4/21(金)18:00~
ダイヤモンド,プラチナ会員
4/22(土)12:00~
ゴールド,シルバー会員
4/23(日)12:00~
一般販売
4/24(月)18:00~
※GAME1~GAME3まですべて販売いたします。
※GAME1.2で勝敗が決着した場合、GAME3のチケットのみ払い戻しいたします。
座席、価格について
4/14( 金)に、別途発表予定
販売窓口とお支払について
チケットの販売開始は4/21(金)を予定しておりますが、ホーム開催が確定する前と確定した後で、販売窓口とお支払方法が異なります。以下①、②それぞれご確認ください。
① 発売日からホーム開催が確定していない期間
販売窓口:Bリーグチケット
お支払方法:クレジットカード、PayPay
② ホーム開催確定の2日後以降
販売窓口:Bリーグチケット、クラブショップ、試合会場
お支払方法
<Bリーグチケット>クレジットカード、PayPay、コンビニ決済
<クラブショップ/試合会場>クレジットカード、PayPay、電子マネー、現金
ドリームカードについて
CS 全試合、事前受付いたします。予定枚数に達した場合、受付を終了いたします。
申込方法は下記①②を予定しております。
<申込方法>
①WEB
②ドリームカードチラシ
※CS限定のドリームカードチラシです
詳細については、4/14(金)に別途発表予定です
注意事項
●チケット販売開始4/21(金)時点でのホーム開催の確定状況に関わらず、チケットは販売開始予定です。
●ただし、4/21(金)までにアウェイ開催が確定した場合等、状況によってはチケットの販売を中止または延期する場合もございます。
●販売開始後にアウェイ開催となった場合、チケット代金は払い戻しいたします。
●
日本生命 B.LEAGUE SEMIFINALS2022-23(SF)の詳細については、 こちら をご覧ください。
●2022-23シーズンチケットは2022-23レギュラーシーズン対象のチケットです。CSは対象外となりますので、予めご了承ください。
●ブースタークラブ引換券、後援会チケット、企業チケット等各種引換券についてもCSは引換え対象外となります。予めご了承ください。
2023-04-08
代表取締役社長 浦伸嘉による「新B1」参入に向けた記者会見コメント
2023年3月15日(水)に広島ドラゴンフライズ クラブオフィスにて、代表取締役社長 浦伸嘉による「新B1」参入に向けた記者会見を行いました。
ごあいさつ
代表取締役社長 浦伸嘉
おはようございます。
本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。
あらためてのお話にはなりますが、今後、B.LEAGUEが新たに生まれ変わり、そこに我々広島ドラゴンフライズが参入したいという意思を表明させていただきたいと思います。
その上で、参入を目指す現状と今後についてお話させていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
代表取締役社長 浦伸嘉よりご説明① 新B1参入意思について
2026-27シーズンを境に、B.LEAGUEは大きく変わっていきます。
大きな枠組みでいいますと、現在のB.LEAGUEは「オープン型」の運営を行っています。地域リーグからB3、B2、B1と昇格していく、そして1シーズンごとに昇降格のある形です。日本だと、サッカーのJ.LEAGUEと同じ形ですが、ここが大きく変わります。
まだ決定ではありませんが、最終的にはB.LEAGUEは「クローズ型」という、日本のプロ野球、アメリカのNBAやメジャーリーグと同じ形を目指す方向です。2026-27シーズンにはまず、その第一歩として「エクスパンション型」に移行します。このエクスパンション型は、一定のライセンス基準を満たしたクラブにライセンスを付与し、一度ライセンスを付与されたクラブはチームの戦績によって降格することはないシステムです。もちろん、赤字が何年も連続するようなケースではライセンスの喪失はありうるのですが、事業基盤と財務基盤がしっかりしていればチームの戦績だけで降格はしません。
これはまだ予測の域を超えませんが、エクスパンション型に移行後、何年かを経てクローズ型に移行するのではないかと言われています。
そして我々広島ドラゴンフライズは、この新B.LEAGUE元年となる2026-27シーズンから、トップカテゴリーである「新B1」へ参入する強い意思を本日、ここに表明いたします。
先程の通り、試合の勝ち負けによるチームの成績ではなく、事業規模、1試合平均来場者数、ホームアリーナ要綱など、クラブの運営面において、新たなリーグ基準を満たさなくてはいけません。
この事実を、広島県民の皆さまに広く周知をしていただくことが、本日メディアの皆様にお集まりいただいた大きな目的でございます。
そして、新B1ライセンスを獲得するためには「スポーツ王国・広島」の県民の皆さま一人ひとりの力が絶対に必要であり、その力をお貸しいただきたい旨、広く周知いただきたいと願っております。
今回の新B1ライセンス基準については、地域にどれだけそのクラブが支えられているかを数値化したものととらえています。1試合平均4,000人の来場者数は、地域にプロバスケットボールが根付いていないと難しいです。年間売上12億円にしても、地域の企業の皆様に、どれだけ応援していただいているかを数値化したものですし、アリーナ要件も、クラブ単体で解決できるものではないので行政、自治体、そして民間事業者様とどれだけ密にコミュニケーションをとって信頼関係を築き、応援していただけているかを形にした条件だと思います。
B.LEAGUEはNBAに次ぐ世界第2のバスケットボールリーグを目指して、新しい形に生まれ変わろうとしています。現状、我々の年間売上高は12億5,000万円ですが、新B1が発足した暁には、B1クラブ平均で年間20億円を目指していきます。そうなれば、今NBAに次ぐ規模である欧州のユーロリーグ、中国のCBAの事業規模を超えていけるという目算です。そのために、来場者数の目安と、アリーナのハード面をこうした基準にしているわけですね。
今後は、各クラブがこの条件を満たしたうえで新B1ライセンスの取得申請をしていく、という流れになります。アリーナについては「スイートラウンジ」という条件が入っています。県外からのVIPの来訪を促進したり、NBAの試合のような国際的なコンテンツを誘致するにはハード面でのホスピタリティが必要です。そのために、アリーナがライセンスの重要な位置を占めています。現状では、すでに完成している琉球ゴールデンキングスの沖縄アリーナや、先日映像が公開された群馬クレインサンダーズの「OPEN HOUSE ARENA OTA」をはじめ、すでに10のアリーナが建設に向けて動いています。
代表取締役社長 浦伸嘉よりご説明② 新B1審査基準について
続いて、最も大事な新B1の審査基準とその過程についてのお話をします。
審査は1次から4次まであり、2024年10月の時点でB.LEAGUEによって判断される予定です。ここに向けてまず、今年の10月にB.LEAGUEに対して新B1への参入意思を表明し、書類提出を進めていきながら1年かけて、整った書類で審査されます。
ドラゴンフライズの最大の課題はアリーナです。2028-29シーズンまでに要件を充足するアリーナが稼働する目途を立てなければいけません。先日報道いただいた通り、広島県の湯崎(英彦)知事に、広島グリーンアリーナ(=広島県立総合体育館、以下・グリーンアリーナ)をホームアリーナとして使わせていただけるよう、お願いにあがりました。
新アリーナの建設は引き続き目指していますが、(新B1の審査期限である)2024年10月までに計画を出せる目途が現時点で立っていません。ですので、ライセンスを取得するためにはグリーンアリーナの改修しか選択肢がない状況です。
入場者数と売り上げに関しては、1次審査で今季、来季の2シーズンで 「2季連続4,000名」 と 「2期連続12億円」 が求められます。これを現在達成できる見通しなのは4クラブのみです。2次審査では 「1季4,000名」 かつ 「2期連続12億円」 が、3次審査では 「1季4,000名かつ1期9億円」 もしくは「1季 3,000名かつ1期12億円」 がそれぞれ求められます。
我々ドラゴンフライズの場合は、アリーナの要件を整えたうえで、2次審査での新B1ライセンス取得を目指します。B.LEAGUEは2026-27シーズンを最大18クラブで始める意向であり、先程の通り全国にアリーナがすでに10カ所で進行中です。となると、残るは4~5クラブしかない。我々の見通しでは、3次審査までに18クラブは埋まり、4次審査は実施されないと思っています。3次審査でも枠が減り、競争相手は多い。今季並みの数字で行くと我々は3次審査対象ですので、何としても来季4,000名を達成しないと(2次審査に行けず)ライセンスは取れないと思っています。
補足ですが、新B1ではカーディング(試合日程)の基本設計が大きく変わります。まだ100%決定ではないですが、現在の1節2試合の土日連戦を中心とした形から、平日を中心とした、1節1試合での開催に大きく変わります。ですので、カープやサンフレッチェさんのように、県民の皆さまの生活リズムに入っていかないといけません。
代表取締役社長 浦伸嘉よりご説明③ 現状について
今季ここまでの広島ドラゴンフライズの平均入場者数は、B1の24クラブ中12位の3,157名です。先ほどの基準と照らし合わせると、3次審査でなんとか基準を越えている数字です。今季4,000名を超えているのは琉球、A東京、川崎、千葉Jの4クラブのみです。
ドラゴンフライズの営業収益は、おかげさまで12億円を超えており堅調に推移しています。いま大きく伸びているのは入場料収入、すなわちチケット販売です。広島サンプラザホールの試合では高単価の1階指定席、それもコートに近いところから売れていきます。このあたりを見るとB.LEAGUEとドラゴンフライズの試合そのものの価値は上がってきたのかなとは思います。
こうした現状を今はまず、広島県民の皆様にお伝えしたいと思っています。
いろんな場所で発信はしているのですが、我々の力不足で周知がまだまだ不十分だと感じています。B.LEAGUEが生まれ変わること、新しいB1に参入するにはいくつかのハードルがあること、そして、そのハードルは県民の皆さまの支援、サポートがないと越えられないこと。この事実を、メディアの皆さまに広く周知していただきたいのです。
そして、我々は、新B.LEAGUE元年である2026-27シーズンから新B1に参入したいと考えています。それには2024年10月までの1年半しか時間がありません。新B.LEAGUEのこと、新B1ライセンスの話をこれまで以上に積極的に伝えていきたいです。
代表取締役社長 浦伸嘉よりご説明④ 県民の皆さまへ
広島ドラゴンフライズは「広島」をつけさせていただく限りにおいては、この街の歴史や背景を背負って、戦わせていただいています。そしてそれには、ドラゴンフライズが県民の皆さまや、地域の皆さまにどれだけ愛されているかが重要だといつも考えています。ですので、改めて広島県民の皆さまへのお願いをまとめました。
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広島県民の皆さまへ
広島ドラゴンフライズは、2026-27シーズンより生まれ変わる新B.LEAGUE「新B1」への参入意思を、ここに表明いたします。
しかし現状として、新B1参入の壁は決して低くありません。
新基準を満たすアリーナ、1試合平均来場者数4,000名、年間売上高12億円。
これらをすべて、2024年までに越えなければなりません。
しかし、広島県民の皆さまにドラゴンフライズを愛していただき、応援していただければ、必ず超えられる壁でもあります。
そのためにもまず、ドラゴンフライズのホームゲームへぜひお越しください。
皆さまがホームゲームへ向かうその一歩が、そのまま新B1参入に近づく一歩になります。
スポーツ王国・広島の底力が、今こそ必要なのです。
2026年、新B1元年へともに。
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広島県民の皆さまのお力添えを、何卒よろしくお願い申し上げます。
⑤「頂」月間について
こうした状況の中で、我々は4月から5月に15試合中10試合をホームで戦います。チームが好調な中、ホーム最後の10試合は、クラブ初のチャンピオンシップ進出のかかる、今季もっとも重要な試合です。その戦いをぜひたくさんの人に見ていただきたく、「頂月間」というキャンペーンを実施し、様々なイベントを実施する予定です。
ぜひ、この10試合で1試合平均4,000名に来場いただき、来季につなげたいと思います。島根、琉球といったCS進出や地区優勝のライバルとの試合もあり、来年10月に審査を控える新B1ライセンスに向けても、本当に大勝負です。
ぜひ幅広く報道いただき、何とかCS出場と新B1ライセンス取得の一歩につなげられるように、努力していきたいと思います。
⑥質疑応答
―現在のホームアリーナである広島サンプラザホールでは、席数不足が問題なのか。
浦 席数だけではありません。アリーナ要件にある「ラウンジ」を設置するためのスペースがなく、トイレの数が足りません。例えば5,000席であればその3%が必要なので、150個のトイレが必要ですが、ここが圧倒的に足りていない。スイートルームも作らなければいけませんが、現状で4,000席しかない中で、スイートルームを作れば物理的にさらに席数が減ることになり、現実的には難しいと思っています。
今後、ここは改めて(所有者の)広島市に確認はするつもりですが、市が改修する可能性は、現状としてはなかなか難しいと思うので、グリーンアリーナの使用を広島県に相談している状況です。グリーンアリーナは席数も5,000席以上あって、トイレの数も充足しています。ラウンジの設置スペースもあり、課題はスイートボックスの新設だけです。ここがまだ見えていないところですが、コストの要件を満たす状況を整えて、県に相談するつもりにしています。こうした状況を勘案して、現時点で可能性が一番高いのがグリーンアリーナ、ということです。
―グリーンアリーナの使用は来シーズンからを想定しているのか?
浦 いえ、それは時間的に難しいです。ライセンス要件にあるように、2028-29シーズンまでに使用が開始できるように計画を整えて2024年10月に提出するイメージです。我々としては、グリーンアリーナの使用をする場合は、2026-27シーズンからグリーンアリーナが使うことができれば、と思っています。
―新アリーナ建設を目指す動きの現状は。
浦 現状で、確定している要素はまだありません。5-6年前から情報収集や調査はしています。今後必ず新アリーナの計画は進めて、最終的には新アリーナでの活動を目指す、ここは変わりません。しかし(審査期限の)2024年10月に間に合うか、間に合わないかは現段階で不透明です。ギリギリになって「新アリーナは間に合いません」となると、ライセンスは100%もらえません。そうなると、今まで支えていただいたブースターや県民、関係者の皆さまに申し訳ないので、できる努力をして、選択肢を増やしているのが現状です。
そうした状況の中で、今一番可能性が高い選択肢がグリーンアリーナの改修だということです。新アリーナができるまでの間、暫定的にグリーンアリーナを使うということを前提に、広島県も前向きに検討くださることになりました。
この3年間、新型コロナウイルスの影響があり、アリーナビジネスに投資しにくい状況だったと思います。しかし、ここからは前向きな方向になっていくのではと思っていますが、現時点で確定している要素がない、ということです。
先日、湯崎知事にも話しましたが、(広島サンプラザホールのある)商工センター再開発の話も、広島市が今後2年間でビジョンをつくるという話は聞いています。しかし、2年たてば審査期限は過ぎてしまう。我々の時間軸と、新設アリーナのめどをつけるための時間軸が合っていない状況です。
―グリーンアリーナは何年使うのか。
浦 具体的な話はしていないです。2028年に新アリーナが建設できればそれがベストです。それができないのであれば、3~5シーズンを改修したグリーンアリーナを使う形で着地するイメージですね。26-27シーズンから使用できればありがたいです。新アリーナの計画はなるべく早く固めたいですが、我々だけで完結できることではないので。
―来季の1試合平均来場者数4,000名は、キャパシティが少ない福山開催が入ると厳しいのでは?
浦 広島サンプラザホールは立ち見を入れると4,500名は入りますし、エフピコアリーナふくやまも3,800名は入ります。そこに来年は3—4試合グリーンアリーナを使う予定です。グリーンアリーナは7,000席ありますので、ここをしっかり満席にして、平均4,000名を達成したいと思います。
―先ほどトイレの話があったが、来季サンプラザで来場者数が増えると、トイレが混雑してホスピタリティ(おもてなし)のレベルが落ちてしまうのでは。
浦 現状でできる限りのことはしたいと思います。今も、ブースタークラブの会員様には隣接するホテル広島サンプラザのトイレを使っていただけるようにしていますし、仮設のトイレ設置も検討しています。お客様の満足度が下がると次の観戦につながらないので、しっかり準備したいと思います。
―新アリーナは広島市内に作るのか。クラブとしてアリーナの立地に求める条件は。
浦 先程商工センターの再開発のお話もしましたが、立地についてはクラブだけでは成し遂げられないことです。「一緒にやろう」と言っていただけたところで検討します。それ自体がありがたいことです。
その中で、立地が広島市内であればベストですし、駅の近くのロケーションならベストだとも思います。しかしそこは我々の要望が通る、通らないという世界ではないと思います。アリーナはバスケットボールだけでなく、それ以外のコンテンツも呼び込める、本当に新しい価値を作っていけるものだと思うので、そこに賛同していただける自治体さんだったり、民間の業者さんだったり、いろいろなパターンがあると思うが、「ここでやっていこう」と言っていただいた先とどんどん話をしたいと思います。もちろん「場所はどこでもいいよ」と言っていただければ要望はありますが、そんな状況は決して訪れないと思います。できれば広島市内に建てられれば一番いいと思います。
―グリーンアリーナ改修の案は、バスケットボール専用の改修のようにも聞こえる。改修のイメージは。
浦 これに関しては2つのお話があります。まず一つは、グリーンアリーナを改修してドラゴンフライズが使う場合は、年間の興行回数としてはカウントされないのが現状認識です。ですから、ライブやコンサートに使える日数が減るわけではありません。それ以外の日数の中で最多で30試合、最少24試合を行います。どちらかというと、アマチュア利用や各種の教室と日程が重なるケースが増えると思います。
もう一つは、スイートボックスについてですね。バスケットボールの本場アメリカでは、アリーナがライブ、コンサートの拠点でもあるケースが多いですが、歴史あるニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンにせよ、サンフランシスコの最新アリーナであるチェイス・センターにせよ、スイートボックスはすべて備えてあります。そのスイートボックスから、バスケットボールに限らずいろんなコンテンツを楽しんでいます。さらに、今はここ広島のマツダスタジアムにもありますし、今度完成する新サッカースタジアムにもできます。観戦スタイルが多様化していて、従来の座席に限らない観戦の仕方が楽しめるようになっている。球場内にバーがあって、そこで観戦するとかですね。
今回B.LEAGUEがスイートボックスを基準に入れているのは、そうした時代の風潮に合わせています。ですから、今回グリーンアリーナを改修したとして、バスケットボールやドラゴンフライズだけがその恩恵を受けるわけではありません。他のイベントにもいい効果が出るように、という考えの中で取り組んで、新B1ライセンスを取れればと思っています。「バスケが」ではなく、「アリーナビジネスが」と考えて、施設を整えないといいコンテンツを誘致できません。「世界からVIPを呼んで収益を上げていこう」という仕組みができれば、バスケ以外の使用にも大きく貢献できることになります。ライブやコンサート、そして他のスポーツにも。
我々はサンプラザでボックス席を多く設置していますが、ここは一番早く売れていきます。4-5名の小さなコミュニティで観戦したい、というニーズが凄くたくさんあるんです。こうした情報を共有し、理解いただく努力をしていきたいと思います。
―新B1に行きたいクラブはどれくらいあるか。
浦 おそらく全クラブそうだと思いますが、先日の(島田慎二)チェアマンのお話だと「12クラブくらいは条件が整うのではないか」とのことでした。先ほどお話ししたようにアリーナはすでに10クラブ以上が動き出しています。となると、残り少ない椅子をドラゴンフライズは争っていかないといけないと思います。
―課題の一つ、4,000人の集客ですが、2階自由席をどう売っていくのか。
浦 そこが、日ごろからクラブスタッフ全員と頭を悩ませて、知恵を振り絞って「どうやったらお客様に来ていただけるか」を追求しています。一つ大きくわかっていることは、「初めての人は一人では来ない」ということです。友人や知り合いから誘われて、というきっかけがないと足を運んでいただけない。しかもいつでも来れる形のチケットだと来ない、という可能性が高いんです。いつでも使えるチケットだと、人は行かない理由を探してしまいますが、「〇月〇日、この席はあなたの席です」という理由とチケットがあると、その着券率(発行したチケットが実際に使われる確率)が高くなります。なので、団体で、なおかつ席が指定されているという関係性を作って、一度見に来ていただくのが一番いいと思います
その意味では、今の設定では自由席の比率が高いので、この構成を変えたいと思っています。例えば「エリア指定」(エリアのみを指定し、エリア内は席を選べる)を増やすとか。今、自由席は企業様に投資していただいて小中学生を無料にする「ドリームカード」という事業をしていますが、ここは維持したいと思います。でもそれも、事前申し込み制を導入したり、当日に出ていくチケットの総数が事前にわかる、読める仕組みをつくりたい。
そのためにもこの4月、お客様のニーズをよりつかむために「頂月間」で多くのお客様に来場いただきたいです。
―グリーンアリーナの改修の費用や予算については。
浦 今はまだその全体像が見えていませんが、改修のやり方次第で金額は大きく変わってきます。大改修になるのか、一部改修で済むのか。今のところ、正確な数字は申し上げにくいのですが、席数は足りていますし、ラウンジは地下一階のスペースに作れます。メインアリーナに隣接する小アリーナや会議室がある建物も同一の建物に見なされますし、そこがあるからトイレの数も充足できます。ですのであとは、スイートボックスをどう作るかであり、これなら大改修にはならないし、数十億や数百億規模の費用にもならないと思っています。できればその費用はクラブで負担したい。あと、グリーンアリーナは今ビジョンが故障しているので、我々が買って寄付する形がとれればいいなと思っていますが、これから具体的に詰めていきたいです。
―広島県との調整になるのか。
浦 広島県だけでなく、いろいろな先との調整になる。大きく言えば、県民の皆さまのご理解を得なければいけない。先日、湯崎知事より(改修を)前向きに検討いただけることになりましたので、その検討材料となる情報を早く整えてご提供しなくてはいけないと思います。もちろんB.LEAGUEも要調整先ですから、この4月にも担当者にグリーンアリーナに来ていただき、打ち合わせ、すり合わせを行っていきます。その中で費用面も見えてくると思うので、改めてご報告したいと思います。
―今日、新B1参入を宣言したが、公式には初めてか。
浦 そうですね。いろいろな形で未来構想はお話してきましたので、「当然参入意思を持っているだろう」と思っていただける向きもあるかと思いますが、幅広く広島県民の皆様に周知していただきたいと思い、改めて機会を設けさせていただきました。
―狙う審査は2次審査ということか。
浦 そこを目指してベストを尽くしたいと思います。1次審査は現時点で物理的に無理なので、2次ですね。
―グリーンアリーナは3-5年の使用予定とおっしゃいましたが、そこまでに新アリーナは間に合いますか。
浦 ぜひ、そうしたいと思います。2026-27シーズンからグリーンアリーナを使用すると仮定して、5年後は2031-32シーズンですが、そこまでには竣工させたいです。そのくらいのスピード感はもっていかないと、新B1にはついていけません。
―「頂月間」について、具体的にはどのような取り組みをするのか。
浦 スタッフみんなと考えて、いろいろな企画を実施します。例えば、4月の8試合を対象に、来れば来るほどお得になる「圧倒的お得チケット」を発売しました。4/19(水)滋賀戦では、ドラゴンフライズに加入したカイ・ソット選手、滋賀のキーファー・ラベナ選手という二人のフィリピン人選手がいます。二人の対戦を記念して、広島のフィリピン出身の皆さんを呼ぶ企画を進行中です。県内には10,000名前後のフィリピン出身者がいらっしゃるとのことですが、ソット選手やラベナ選手は彼らにとってスーパースターです。我々日本人にとっての八村塁選手(ロサンゼルス・レイカーズ)や渡邊雄太選手(ブルックリン・ネッツ)のような。ですから、フィリピン出身者の皆様にちゃんと情報を流せば、盛り上がるのではと思います。大阪のフィリピン領事館にもお声がけして、来場を依頼しようとしています。こういった企画を数多く打って、いろんな層に届けばいいなと思います。
―ライセンスの審査では、無料招待者は来場者に含まれるのか。
浦 無料、有料は問われませんが、先ほどの「着券率」は問われます。5,000枚チケットが売れていても4,000名しか来場しなければそれは4,000名としかカウントされません。難しいところです。無料だと売り上げにならないですし、有料であればハードルは上がる。各クラブいろいろ工夫しているところですし、審査をにらんで各クラブ無料招待はかなりしていると聞いています。
しかし、一口に無料招待といっても、そのやり方はいろいろあります。例えば、ドリームカードは小中高生が無料ですが、その費用はドリームカード事業への協賛として、賛同いただいた企業様に負担いただいています。だから我々のスタンスは「無料だから来てください」ではなく、「企業さんが無料のチャンスをくださったので、ぜひこのチャンスを生かしてください」とというものです。そうでないとクラブ運営は成立しません。ただ、来季は何が何でも4,000名入らないといけないので、他のクラブでうまくいった事例は積極的に取り入れたいですね。
―新アリーナが2028-29シーズンから、ということですが、2026-27シーズンは広島サンプラザホールの使用も可能なのですか?
浦 2024年10月の時点で資料が整っていればよいので、その可能性は十分にあります。あと、グリーンアリーナを使う上では先程の平日開催メインとなる日程がメリットになります。アリーナ要件では「むこう2年間で1年109日」を押さえないといけませんが、試合日程が決まれば、その押さえた日程を解除することも可能です。そのやり方は今のグリーンアリーナと同じですし、B.LEAGUEは2年前までに日程を決めると言ってくれています。ですから予約確保上も、イベント実施に対して負荷が大きくなることはないし、そうならないように調整していくつもりです。
―しかし、今のお客様は土日開催に慣れています。
浦 その通りだと思います。ただ、もうB.LEAGUEは平日開催メインの方向に動いています。これは、選手のコンディション面が理由です。土日の連続開催を基本とする運営は世界でも稀で、選手の負担が大きく、怪我のリスクが高いので、海外からトップクラスの選手が日本に来づらいです。B.LEAGUEを世界基準に持っていこうとすれば、そこは合わせないといけません。B.LEAGUEもそこを重々わかっていて平日にシフトしようとしているわけです。
―先月、グリーンアリーナ使用の検討が県議会で話題になったが、これはクラブとして働きかけたのか。
浦 いえいえ、様々なヒアリング調査をしていくうちに情報が伝わり「協力しなければいけないのでは」と応援していただく方がいらっしゃったようで、ありがたく思っています。
―今回のグリーンアリーナ使用については、広島県からのお話があったのですか?
浦 いいえ。もちろん広島県には我々の方からお願いしています。湯崎知事に前向きに検討いただく旨お答えいただき、ようやく今からスタートです。もちろん、我々が決められることではないので、決定には調整が必要だと思っています。
―今後、福山開催はどうなるのか。
浦 現状と同じように、新ライセンスでも義務付けられているのは「ホームアリーナでの8割開催」であり、残り2割はほかのアリーナで開催できます。エフピコアリーナふくやまでも、サンプラザでもOKです。我々としても、福山では毎年1節は開催したいと思っています。今季、初めて福山で来場者数3,000名を突破し、少しずつファンが増えていると感じますので、福山開催は優先度高く、引き続き開催したいと思っています。ただしそれ以外の開催地については、体育館の収容人数にかなり開きがあります。1,500人とか、2,000名といった体育館が多く、開催は難しいと感じています。
最後に、私から補足をいたします。
なぜ今回、2026-27シーズンの新B1元年から参入したいと強く申し上げているかといいますと、我々がB.LEAGUE創設時からB2に長く所属した経験上、どれだけB1昇格に苦労するかを知っているからです。今回は2024年の時点で、2026年からのB2スタートが決まったB1クラブの選手は2025年の時点で新B1の内定クラブへ移籍することが予想されます。その状況からまた数年後の審査を目指していくのは難しく、もしかしたら不可能に近いと思っています。クラブの今後10年、100年先を見据えた場合、今回は本当に大きな分岐点になると思っています。ですから、何が何でも今回、新B1には入らなければいけません。
そういう思いを、改めて認知・周知ご協力いただきたく、この場を設けさせていただきました。何卒よろしくお願いいたします。
2023-03-16
Comments from newly joined player, #11 Kai Sotto.
On Thursday,March 2th, 2023 , a press conference was held at the Hiroshima Dragonflies club office for #11 Kaisot.
Speakers
・Shuji Okazaki, Hiroshima Dragonflies General Manager
・#11 Kai Sotto
Greeting from Shuji Okazaki, Hiroshima Dragonflies General Manager
Thank you so much for coming up. We are glad that we are having Kai Sotto here. I am going to explain how we got a contract with him. Thank you so much.
Greeting from Kai Sotto
Hi guys. I’m Kai Sotto from the Hiroshima Dragonflies. Thank you everyone and I am happy to be here.
Background of Kai’s joining from Okazaki GM
From the start of the season, we were unable to make the best use of the advantages that we had assumed with the players in the special Asian quota, and we had many difficult moments as a team. Specifically, it will be a rebound. The problem for the team was that the number of times the opponent took an offensive rebound was very high. It was a situation that I was looking for a player to improve that part.
We contacted Kai Sotto fairly early on, and we signed a contract with him just as the Australian league (NBL) ended in February. As you all know, he is tall, a player with very high shot blocking and rebounding abilities. Moreover, he is not only a good goal scorer but also a team player. Specifically, I can make passes that make the most of my teammates, so I think it suits the current style of the team. Also, I think that rebounding, which was an issue for us, can be greatly improved by changing the rotation of players in defense. I think he will play a very important role in the second half of the game.
We also want to guide his own growth. Specifically, by creating a solid practice environment from both soft and hard aspects, I want to support them so that they can produce results on the court.
Moreover, Kai Sotto is one of the most famous and popular athletes in the Philippines. I would like to spread more messages by using that influence and working together with him. I want to raise the value of the club with his influence.
Lastly, I think the addition of Kai Sotto will be a really big step, and in terms of the composition of the team, I think his addition will be the last move of the season. At the beginning of this season, I told everyone that we wanted to win the championship as soon as possible. We would like to once again show that determination and do my best to win the championship.
Q&A session with Okazaki GM
-You said that you were approaching from an early stage, but when exactly did you start?
Negotiations started in November or December. The contact itself has been going from an early stage, since last season.
- What do you think is the appeal of Kai Sotto, GM Okazaki?
I feel that he is a player who believes very much in his own potential. Also, being a team player fits the style of the team very well, and I think he will grow as a piece that we lacked. And I feel that it will also lead to a step up for the team.
-Specifically, what kind of message will you send as an international city Hiroshima with Kai Sotto?
Once again, we would like to send a message of "peace". With the idea that sport is only possible because there is peace, the players play and the clubs run. I would be happy if this kind of message could be delivered to more people.
-What are your hopes and potential for growth as a 20-year-old player?
At age of 20, I feel he still has room to grow. I don't think it's easy for a 20-year-old to be able to communicate this well and fit in with the team right away. In terms of playing, of course, I think he will grow in team sports, too.
-This season, you are aiming for a running basket. While there are high expectations for Kai Sotto's height and rebounding, do you think he can adapt the quickness easily?
We also evaluate his quickness very highly. He can adapt to transitions, and has mobility. Especially in the half-court basket, there is a momentary move from the pick-and-roll to the dive, where he agilely moves toward the goal and makes use of the upper space to dunk. I expect that we will be able to score more goals by playing in such a space that we have not been able to use before.
-Joining in the middle of the season might be risky. What about the benefits?
We thought it would be difficult, too. Therefore, I was making an offer to have him come as soon as possible. The B-LEAGUE is currently in a bye week for about a month, so this period was a big preparation period for both the club and the team. Even with the lineup without Kai Sotto so far, we have been able to make some results, and we believe that adding new options to that will bring more change to the team, so I think there are only advantages for us.
-What do you think about the timing of joining Kai Sotto?
If he joined this team when matches continued, he had to memorize the team's rules and make adjustments while playing. Considering that situation, I think he was able to join at the best timing.
-Okazaki GM, you are in the ninth year since the club was founded. How do you candidly perceive the fact that the club has now become a club that receives media coverage from Asia?
There is something very moving. When I was active, the number of the attendance was about 300 to 400, and the club did not attract attention even in Hiroshima. I feel that we are one step closer to becoming a club that attracts the attention of the world.
Q&A session with Kai Sotto
-What is the biggest reason why you chose Hiroshima?
Towards the end of my NBL season, I talked to my agents. I said the season will end early, so I wanted to keep playing at a competitive stage, competitive level. I was familiar with the B-LEAGUE because a lot of my friends, a lot of my teammates from the national team also play here. Right after the season my agents told me the Hiroshima Dragonflies would be a good team for me to play in, so I was very excited. I was really looking forward to coming here.
And when I arrived here and saw my teammates and the coaches, I felt really comfortable and was really happy to meet everybody. And the chemistry was good. And I’m happy that I can play competitive basketball and I can help my team win. I just want to contribute what I can to help this team win more, and make it to the finals and win the championship.
-What type of team do you think the Hiroshima Dragonflies is?
This team is really good. As I said the chemistry is good, and when I first came to practice, I heard a lot of swishes. So I know that this team can shoot. The coach was emphasizing the offense was good in practices and games, but we have to continue working on our defense and rebounding. I think that's a good time for me to step in and I will try my best to contribute in that area. Regarding defense, I have started to show my teammates that they can have the confidence to rely on me when I'm on court and could help them with my shot blocking abilities and rebounding. That's one of the areas that I have to improve on and this is a good challenge for me to help this team in the area.
-What is your strength?
Regarding offense, my strength is that I can be a threat on the post and can do pretty much whatever my coach needs me to be, like pass, shoot, set screens.Regarding defense, I have to work on defending guards after the switches in the paint. Rebounding will be a key factor for me. There are also a lot of big players all throughout this league, so it's gonna be a good challenge for me and my team. So I'm really looking forward to playing games.
- How do you adapt yourself to the team, which emphasizes quickness and speediness?
When I first came to practice, I was surprised that the Japanese guys were quick and fast. I have to find a way so I can catch up to them. Playing fast is good because it creates more opportunities in offense. For the other members, when you play fast, everybody moves around and these guys can share the ball. That's what I love about this team so far.
There's not much egos. The members just want to share the ball, and want to play good basketball. This is going to be exciting. I just can't wait to play these next games with these guys.
-What do you think about “team basketball”?
When I joined the practice, the environment was good. I could tell these guys enjoy playing basketball with each other. I was just happy to be here. The coaches and my teammates let me do whatever I want to and I can, let me be who I am playing, how I play. So it's gonna be good. This team will only get better. And this team is already good and I just want to help this team, and to make it to the next level, which is the championship. We still have two months before the championship, but I'm already excited to play in this team and to win more games.
-What do you want to be called from fans?
I've been called “Kai”. Actually, when I was in high school, some fans called me “Kaiju”. It's one of my big nicknames.
-In the Philippines, were you called “Kaiju” in Japanese?
Yes, some fans in my high school put up posters of “Kaiju” with a big mouth. Since then, “Kaiju” has been a part of me.
- How did you feel about the nickname?
It was good. I learned kaiju when I watched the movie “Pacific Rim”, in which big robots and kaiju were fighting. After that, when they called me “Kaiju”, I knew exactly what Kaiju is, and I was like “OK, I'll take that. Sounds cool”.
- Have you tried Japanese food so far?
Ever since I was little in the Philippines, Japanese food has been familiar. Wherever I go, Japanese food is there. I have eaten Japanese food, so when I came here, it was easy to get used to. I'm not a picky eater, but I've loved Japanese food ever since.
- What kind of food have you eaten since you came here?
I ate everything, like katsudon, pork, chicken, karaage, ramen, udon, sushi.
In Hiroshima, okonomiyaki is pretty good. Have you tried?
I heard about it. I can't wait to try it.
-Any spots that you want to go to in Japan?
Tokyo is probably the most famous place in Japan, so I am looking forward to going there if we are going. But I love traveling and this is my first time coming to Japan, so in every road game, every road trip, I will enjoy every moment and experience in other places in Japan, too.
-Any places you want to go in Hiroshima?
This is my first time coming to Hiroshima, so I don't really know much about it. Everything is new for me. Hiroshima is a good place and I just can't wait to see the whole area.
-You are 220cm tall. Are there any difficulties living in Japan?
On my first day, I was surprised that everything in Japan was small, like the doorways,the bathroom. They told me, “Kai, you're just tall.” and I was like “Maybe you're right.”
-Have you been tall since you were a kid?
Yes, I was the tallest in my class. My dad was a professional basketball player. He was 6.7 feet, and my mom was 6 feet. And I am 7.3 feet. I've been tall ever since, so I'm kind of used to being the tallest guy.
-How do you want to improve your basketball skills through the experience here in Hiroshima?
I just want to keep on improving in all the aspects in offense, defense, even off the court. I need to get stronger and faster. I just want to keep on playing, keep on getting better. I think this team will really help me improve and develop. These next three months will be crucial for me. I just want to keep on getting better every day. And everybody in the team, my teammates, my coaches, the staff, they're really helped me get better each day. They help me work out before and after practice, strength work, and shooting. That gives me confidence. These guys are willing to help me get better and I'm willing to help this team win.
-How do you want to control this team to go to the championship?
Regarging offense, I can pretty much do whatever my coach wants me to do. Regarding defense, the team can reliably protect the rim and bring intensity. But I will do everything that I can do. I'll try my best to help this team win. I've already seen, and heard that this team is a really good team and I just want to make it a little better. Now that I'm here. Just have an extra guy, which is me, to help my team and whatever I could do. So I'm just here to get better myself and to help his team win, as I always say.
-How is your condition before your first match with Ryukyu on March 8?
I just can’t wait.The team we are going to be playing against on March 8th is a good team. I know Carl Tamayo is there. It's gonna be my first game in the B-LEAGUE, so it's good to see him, because in high school we were kind of rivals in high school and we're both professionals at a young age and it's just a good feeling.
I've heard Ryukyu is a good team,so I just can’t wait for this good challenge for us, especially for me, for my first game and how I can contribute and help his team. I can't wait. I’m already. I've been excited ever since I stepped into this country.
-It was impressive that you talked to not only foreign players but also Japanese players. Are you good at adjusting to a new emvironment?
It depends on the team. This team has a really good culture, good environment. I already have good chemistry, so I feel it's easy for me to step in and focus on my play. And the coach, staff and players are really nice and it's fun to be with them during practice, so it's easy for me to adjust to this team because everybody's willing to help each other so it's a good environment.
-What kind of things did you hear about the B.LEAGUE from other Philippine players?
They told me that this league is really competitive and I will be against foreign players.Tthey're important in every game. They said it's gonna be a good challenge for me. I just saw how the Filipino players play well and enjoy having a good experience in this league, so I wanted to have the same experience. It's gonna be a good opportunity for me to enjoy basketball and learn new things.
-How do you think playing in the B.LEAGUE will influence young players in the Philippines?
That's one of the biggest reasons why I play basketball is to be an inspiration for the younger generation. And I am the first Filipino that played in the NBL, and maybe one of the guys that's gonna play here, the B-LEAGUE too, so. I'm just, I just wanna be a good example for the younger kids in the Philippines. All these guys think “if Kai can make it, “I can make it too.” I just want to give them confidence that if they just keep working they could reach far places they could get to the highest level, and they could go wherever they want to go if they just keep on working and they just keep believing in themselves.
2023-03-07
#11カイソット選手 新入団記者会見コメント
2023年3月2日(木)に広島ドラゴンフライズ クラブオフィスにて#11カイソット選手の新入団記者会見を実施いたしました。
登壇者
・岡崎 修司ゼネラルマネージャー
・#11カイソット選手
ごあいさつ
岡崎修司 ゼネラルマネージャー
皆様おはようございます。本日はお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。
本日、無事にカイソット選手の入団会見を迎えることができて非常に嬉しく思っております。本日は、獲得の経緯や、今後彼に懸ける思いを伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
カイソット選手
カイソットです。広島ドラゴンフライズに入団できて嬉しく思います。よろしくお願いします。
岡崎GMより、カイソット選手入団の経緯説明
今シーズンは、開幕からアジア特別枠の選手で想定していたアドバンテージを上手に使いこなすことができず、チームとしては苦しい場面も多くありました。具体的には、リバウンドの部分です。特に、相手にオフェンスリバウンドを取られる回数が非常に多いのが、チームの課題でした。その部分を改善すべく選手を探している状況でした。
カイソット選手には、かなり早いタイミングでコンタクトは取っており、オーストラリアのリーグが終わる2月のタイミングで、今回の契約に至りました。皆様もご存知の通り、彼は高さがありますので、シュートブロックやリバウンドの能力が非常に高い選手です。得点能力も高く、チームプレーヤーでもあります。具体的には、仲間を生かすパスを出せるので、今のチームのスタイルに合っていると思っています。そして、我々の課題であったリバウンドの部分も、ディフェンス時に選手のローテーションを変えることによって、かなり改善できると思います。ここからの後半戦において、非常に重要な役割になると思っています。
また、我々はカイソット選手の成長も導いてまいります。 具体的にはソフト面とハード面の両面からしっかりとした練習環境を作り、コートの中で結果を出せるようにサポートをしたいと思っています。
カイソット選手は、フィリピンの中でも有名で人気のある選手です。その影響力を生かし、クラブと選手が一緒に協力してより多くのメッセージを発信したいと思います。
彼の影響力によって、クラブの価値も上げていきたいと思っています。
最後になりますが、カイソット選手の加入は本当に大きなステップになると思います。チームの編成においても、彼の加入が今シーズン最後の動きになると思います。今シーズンの最初に「優勝はできるだけ早く」ということを皆様にお伝えしましたが、その覚悟を改めて示し、優勝に向けて全力を尽くしていきたいと考えています。
質疑応答 岡崎GM
―早い段階からアプローチしていたとの事ですが、具体的にどのタイミングからだったのか。
11 月、12月には交渉を開始しました。コンタクト自体はさらに早く、昨シーズンから行っていました。
―岡崎GMが思うカイソット選手の魅力は。
自分自身の可能性を非常に信じている選手だと感じています。また、チームプレーヤーでもあることがドラゴンフライズのスタイルに合っており、我々にとって欠けていたピースを埋める過程が、彼自身の成長にもなると思いますし、チーム全体のステップアップにも繋がると感じています。
―カイソット選手と行う「国際都市・広島」としての発信は、具体的にはどのような発信になるのか。
改めてお伝えしますが、我々は「平和」へのメッセージを発信したいと考えています。ドラゴンフライズは「平和があるからこそのスポーツ」という考え方のもとで選手たちがプレーし、フロントスタッフがクラブを運営しています。
我々のメッセージを、より多くの皆様に届けることができたら嬉しいと思っています。
―カイソット選手が20歳という若い選手であることへの伸びしろや期待は。
まだまだ成長の余地があると感じています。
20 歳でこれだけコミュニケーションがとれて、チームにすぐ馴染むことはなかなかできないと思います。プレーの面ももちろんですが、チームスポーツの中で彼がもっともっと成長していくのではないかと思います。
―今シーズンは「走るバスケットボール」を掲げているが、カイソット選手の高さやリバウンドの期待が大きい中、一方でクイックネス(スピード面)の適応についてどう考えているか。
クイックネスの部分についても、非常に高い評価をしています。
速いトランジションにも適応できますし、機動力もあると思っています。特にハーフコートオフェンスにおいて、ピックアンドロールからダイブという瞬間的に出し抜く動きのプレーがありますが、その中で彼は俊敏にゴールに向かっていき、上の空間を生かしてダンクするようなプレーも練習で見られています。これはチームが今まで使えていなかった空間でのプレーですから、得点も増えてくると期待をしています。
―シーズン途中での加入はリスクもあると思いますが、メリットについて。
我々もシーズン途中の加入には、難しい部分もあると考えていましたので、できるだけ早く来てもらえるようオファーをしていました。B.LEAGUEは現在1か月のバイウィーク中ですので、この期間はクラブにとってもチームにとっても準備期間として大きなものとなりました。これまでのラインアップでもある程度の結果が出せていた土台に、カイソット選手という新たなオプションが加わることで、変化をもたらせることができると思っているので、我々にとってはメリットしかないと考えています。
―カイソット選手の加入のタイミングについて
試合が続く中での加入になると、試合をしながらチームのルールを覚えたり、調整をしたりしなければならない局面を避けられなかったと思います。その意味では、一番良いタイミングで加入してもらえたと思っています。
―クラブ創設から9年目の現在、アジアからも取材を受けるようなクラブになったことを率直にどう受け止めているか。
非常に感慨深いものがあります。私が現役当時の試合の来場者は少ないときは数百人程度で、地元でも注目度がまだまだ低いクラブでした。世界から注目されるクラブに一歩ずつ近づいている実感はあります。
質疑応答 カイソット選手
―入団の決め手は。
NBL( オーストラリアのリーグ)が2月に終わるという状況の中、もっとプレーしたい、そして競争力の高いリーグでプレーをしたいと思い、シーズン終了前から少しずつ代理人と話していました。B.LEAGUEについては、僕の友人のフィリピン選手がたくさんプレーしているのを認識していました。彼らからは「B.LEAGUEは素晴らしい。競争力も高く、レベルの高いバスケットボールをする」と聞いていましたので、興味を持っていました。友人やフィリピンにいる選手とも話をして「広島ドラゴンフライズは非常に素晴らしいチーム。バスケットボールのスタイルも(自身に)フィットする」というアドバイスも受けました。また、僕自身もドラゴンフライズのプレーを見ていて、自分の技術や身体能力を生かせるのではないかと思ったのが決め手です。
この数日間一緒に練習をしていて、チームメイトも素晴らしく、温かく迎えていただいて本当に嬉しいです。チームのスタイルも速い展開のバスケットボールを志向していて、自分のプレーにフィットしていると感じました。僕ができることをしっかりとコート上で表現して、チャンピオンシップへチームを導いていきたいと思っています。
―ドラゴンフライズはどのようなチームだと感じているか。
コーチ陣からも(事前に)聞いていましたが、オフェンスが素晴らしいチームだと思います。速い展開のバスケットボールをしていながら、3Pシュートも入るので、非常に素晴らしいと感じました。一方で、リバウンドが課題だと感じました。今後、練習中や試合中もリバウンドやショットブロックでチームに貢献をして、信頼を得ることができるようにがんばっていきたいなと思っています。
―自分の強みは。
コーチ陣から求められていることを全て体現できると思っています。例えば、パス、スクリーン、リバウンドを求められるなら、それを体現していきたいと思います。現状の課題としては、ディフェンス時にスイッチした後、ガードとのマッチアップとなる時にディフェンスが劣る部分があると感じています。しっかり練習をして、改善していく必要があると思っています。チーム全体としては、リバウンドが鍵になると思います。B.LEAGUEにはサイズの大きな選手が多いので、その部分でも挑戦だと思います。
―チームはスピードのあるプレースタイルを目指しています。自分自身とのフィットについて。
ガード陣が本当に速く、驚きました。それがこのチームの好きな部分です。
速い展開のバスケットボールをすると同時に、オフェンスの際に良いタイミングでシュートが打てるチャンスが増えるので、このスタイルが僕にフィットしていると思います。僕も対応していけるように、もっとトレーニングを積んでフィットしていく必要があると感じています。日々練習していても非常に楽しく、一人ひとりを見ていても自己中心的な選手はいません。一人ひとりが自分たちの役割を担い、「いいバスケットボールをしたい」と思う選手が集まったチームだと感じます。次の琉球ゴールデンキングス戦で、みんなと試合をするのが楽しみで仕方ありません。
―ドラゴンフライズブースターから何と呼ばれたいですか。
子どもの頃から、ファンからも選手からも「カイ」と呼ばれていました。学生時代は「カイジュウ」とも呼ばれていました。大きなポスターを作って、応援に来てくれるファンもいました。その頃から「カイジュウ」がフィリピンのファンの中では浸透していると思います。
―そのニックネームについて、ご自身はどのように感じていますか。
映画の「パシフィック・リム」という映画を「カイジュウ」と呼ばれたあとに観ました。
ロボットとカイジュウが戦うシーンがあり「これがカイジュウなのか」と、そこで初めて知りました。好感を持ち、「カイジュウ」が素晴らしいニックネームだと感じました。
―広島に来てから何か食べましたか。
フィリピンに住んでいる頃から、日本食は身近で、よく食べていました。
例えばカツ丼、唐揚げ、ラーメン、うどん、寿司など、日本食は全体的に大好きです。お好み焼きは食べていませんが、皆さんからオススメされるので早く食べてみたいです。
―220㎝の身長で日常生活において大変なことは。
例えば、ドアの入り口でかがまないといけないので、日本のものは小さいと感じました。
―身長は子どものころから大きかったか。
子どものころから、クラスでは一番大きかったと思います。母親も父親も比較的身長が高く、遺伝もあると思いますが、この生活には慣れていると思います。
―この日本でのプレーや経験を通じてどう成長したいか。
日々、オフェンスでもディフェンスでも成長していきたいです。そして、もっと速い選手になりたいです。この3ヶ月間は、自分にとって非常に大事な期間になると思っています。コーチングスタッフやトレーナー、スタッフ全員が、練習後でもワークアウトしてくれています。このチームで成長して、僕ができることを還元していきたいと思います。
―3/8(水)の琉球ゴールデンキングス戦が初戦になると思います。今コンディションについて。
待ちきれないですね。私のコンディションも良い状態だと思います。琉球にも(同じフィリピン出身の)カール・タマヨ選手が加入したので、良いゲームになると思っています。高校時代、ライバル校として切磋琢磨した選手でもあるので、彼に会うのも待ち遠しいです。コーチは「琉球は素晴らしいチームで、良いゲームになる」と言っていました。対戦できるのが嬉しいです。
―選手とよくコミュニケーションをとっているのが印象的です。新しい環境に馴染むのは得意ですか。
スタッフやコーチ、選手との人間関係もそうですが、良い環境が整っているので馴染むのは簡単でした。
―B.LEAGUEでは、フィリピンの有望な若手選手が多くプレーしています。カイソット選手がプレーすることによってどのような影響があると思いますか。
(フィリピンには)大きなインパクトを与えられると思っています。
個人的にも周囲に良い影響を与えていくことを目標の一つとしています。おそらくNBLでも、初のフィリピン選手だと思っているので、そのような意味でも大きな影響力を与えられたと思っています。フィリピンの子ども達や若い選手に、私がB.LEAGUEでプレーしていることを伝えて「がんばれば僕達のようにプロ選手として活躍できる」というのを伝えていきたいと思います。
2023-03-03
五十嵐雅志アナリスト・河津希良アナリスト加入のお知らせ
広島ドラゴンフライズは、五十嵐雅志 氏と 河津希良 氏がアナリストとして加入いたしますことをお知らせいたします。
五十嵐 雅志(いがらし・まさし)
プロフィール
●出身地 山形県
●生年月日 2000 年 8 月 28 日
●出身校 神奈川大学 (在学中)
*卒業後も継続して活動予定
五十嵐 雅志 アナリスト コメント
「広島ドラゴンフライズに関わる全ての皆さま、はじめまして。この度、アナリストとして加入することになりました、五十嵐雅志と申します。今回、広島ドラゴンフライズのような素晴らしいクラブに加入する機会を与えてくださった浦社長をはじめ、岡崎ゼネラルマネージャー、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。アナリストとして尽力し、その役職に留まらず、広島ドラゴンフライズが目指す目標のために自分ができることを精進するとともに、応援してくださる皆さまと共に戦えることに感謝し、ご声援を力に変えて精一杯頑張ります。応援のほどよろしくお願いいたします」
河津 希良(かわづ・きらら)
プロフィール
●出身地 熊本県
●生年月日 2000 年 7 月 11 日
●出身校 東京医療保健大学(在学中)
*卒業後も継続して活動予定
河津 希良 アナリスト コメント
「初めまして、本日よりビデオアナリストを務めさせていただくことになりました、河津希良です。まずは、このような素晴らしいクラブで働く機会を与えていただいた関係者の皆さまに感謝申し上げます。チームの目標達成とブースターの皆様に多くの“勝ちじゃけぇ”を届けられるよう、日々精進してまいります。ご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします」
岡崎修司ゼネラルマネージャーコメント
「この度、五十嵐雅志アナリストと河津希良アナリストをチームに受け入れることとなりました。連戦が続くBリーグを戦い抜くには、スカウティングや分析業務が重要となっております。彼らの加入により、分析業務の分担を今まで以上に行うことが可能となるだけでなく、ワークアウトの環境も今まで以上に向上し、選手一人ひとりのレベルアップにつながると考えています。ドラフラベース完成によるハード面の整備だけでなく、彼ら2人の活躍を含むソフト面の整備も進め、効率的なチーム運営を進めてまいります。
ここまで、今シーズンの土日の2連戦では日曜での敗戦割合が高い状況が続いております。後半戦にステップアップしていくため、分析業務の効率化を課題解決の1つのきっかけにしたいと考えています。当面はチームスタッフ業務とフロント業務を両立する形になりますが、両名とも若く、熱量と向上心を持って業務に取り組んでくれていますので、チームにとって重要な存在になると期待をしています」
2023-02-23