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9/15(土)プレシーズンマッチ 試合結果 広島67-69滋賀

【9月15日(土)プレシーズンマッチ 滋賀レイクスターズ戦ゲームレポート】
9月15日(土)に東広島市運動公園体育館(広島県東広島市)で行われましたプレシーズンマッチ滋賀レイクスターズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE プレシーズンマッチ
広島ドラゴンフライズ 67-69 滋賀レイクスターズ
(1Q:14-18,2Q:14-22,3Q:23-19,4Q:16-10)
会場:東広島市運動公園体育館

【スターター】
広島:#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#7坂本ジェイ、#12エリック・トンプソン、#24田中成也
滋賀:#8二ノ宮康平、#31ガニ・ラワル、#32狩野祐介、#40ディオール・フィッシャー、#45鹿野洵生
<試合レポート>
今季初のプレシーズンマッチ、相手はB1西地区所属となる滋賀レイクスターズ。ここまで2季連続で悔しいシーズンを送ってきて、今季メンバーを大きく変えて勝負のシーズンとなる。タレントが揃うB1滋賀に、広島がどこまでチームとして戦えるのか、今季の戦いを占うには恰好の相手だ。

 ☆第1Q
立ち上がり滋賀は#31ラワル、#40フィッシャーとインサイド陣を中心に得点を重ね、2-7。広島は滋賀の堅いディフェンスにゴールまで攻められない時間帯が続く。それでも、岡本のアタックや田中の3Pで得点し残り4分で10-12。リバウンドから速い展開のプレーに持ち込むも、シュートはリングに嫌われ14-18。

☆第2Q
滋賀は#35伊藤の3P、#24高橋のファストブレイクで流れを作り16-24。広島はアーリーカップで負傷交代したトレイラーが第2Qから入って奮闘する。負傷の影響を全く感じさせない生き生きとしたプレイで、ジャンパーやレイアップを沈め連続得点し20-26。トレイラーの活躍で流れは広島かと思われたが、すぐさま滋賀#24高橋がアタックでディフェンスを崩し#31ラワルとの連携プレーも見せ主導権を離さない。広島は小澤が2本続けてスティール、オフェンスでもパスが回りだすがなかなか得点に繋がらず28-40で後半へ。

☆第3Q
滋賀は前半の勢いのまま後半に入る。スクリーンを使い#8二ノ宮のスピードのあるアタックや#40フィッシャーのインサイドでの連続得点。残り6:40で32-50とリードを広げていく。今季初のホーム開催、ファンの声援を受け広島も追い上げにかかる。田中がジャンパー、3Pを決めるとトレイラーもアタックからアンドワンを沈め4:35で42-54。尺野HCが目指すハードなディフェンスが機能し始める。岡本がルーズボールに飛び込みエナジー溢れるディフェンスを見せる。岡本に替わった山田、田中もチームディフェンスで滋賀を自由にさせない。トンプソンがオフェンスリバウンドに飛び込みセカンドチャンスを決める。滋賀のチームファウルが5つになり得たボーナススローも朝山が確実に決め1:10、49-58。第3Q終了間際に山田がタフショットを沈めるなど、広島が勢いにのって最終クォーターへ。51-59。

☆第4Q
第4Q立ち上がり佐藤がディフェンスでチームを鼓舞する。攻撃の起点となる滋賀#24高橋を抑え24秒オーバータイムを奪う。小澤のアシストからトレイラーが得点。リバウンドにもトレイラーが絡みアンドワンを決める。残り8:01、56-63。滋賀は要所で#8二ノ宮がアタックを決めるが、トレーラーのジャンパー、トンプソンがスティールからファストブレイクで得点。残り4:10、62-67。5点差まで追い上げオフィシャルタイムアウトへ。ファンからの熱い広島コールが会場に響く。チームディフェンスで滋賀のミスを誘発するもチャンスが活かせない。田中のスティールから朝山が2Pを決め残り1:00、66-69。トレイラーがリバウンドに絡み#24高橋のファウルを誘う。このファウルで滋賀はチームファウルが5つとなり広島にボーナススロー。しかしこのフリースローが1本しか決まらず、残り33秒で2点差。粘る広島は続く滋賀のオフェンスでターンオーバーを誘い残り21.7秒、広島のマイボールでタイムアウト。勝負の攻撃は、サイドラインからキャプテン朝山にボールが託される。決めれば同点だったが、惜しくもボールはリングに届かず追い上げもここで終了。滋賀が冷静にボールを回し67-69。惜しくも敗戦となった。

2点差で敗れる悔しい敗戦となった。広島は滋賀のディフェンスに苦戦し得点が出来ない時間帯が続いたがその中でも田中の3Pや第2Qから入ったトレイラーの活躍が光った。アーリーカップでの負傷が心配されたが影響を全く感じさせずチームトップの25得点でチームを牽引した。さらにディフェンスでもスティールから得点に繋げ、リバウンドには積極的に絡んだ。後半は前半の課題を修正してディフェンスから流れを掴んだ。特に佐藤のディフェンスから誘発させた24秒タイムオーバーは追い上げる勢いをもたらした。第4Q残り4:00から滋賀に得点を許さず、10点に抑えることが出来たのは全員が集中してディフェンスできた結果だ。しかし最後で逆転勝利をつかめなかったことは、勝負所での強さをチームとして身につけていかなければいけない結果だ。
今季初のホーム開催。ファンの為にも勝利を掴みたかったが、格上の滋賀を相手に接戦に持ち込めたことは開幕へ向けて自信に繋がった。来週23日の開幕前最後のプレシーズンマッチ西宮ストークスでは今日の反省を生かして、勝利で開幕を迎えたい。共に闘いましょう!5!UNITED WE STAND!!

【主なスタッツ】<速報値>
◎広島ドラゴンフライズ
◆得点
#0ジャマリ・トレイラー   25点
#12エリック・トンプソン   14点
#24田中成也         13点
 
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー   10リバウンド
#7坂本ジェイ         4リバウンド
#坂井レオ          3リバウンド

◆アシスト
#2朝山正悟          3アシスト
#24田中成也         3アシスト

◎滋賀レイクスターズ
◆得点
#40ディオール・フィッシャー 20点
#8二ノ宮康平         14点
#24高橋耕陽         13点
 
◆リバウンド
#40ディオール・フィッシャー 6リバウンド
#25荒尾岳          5リバウンド

◆アシスト
#8二ノ宮康平         2アシスト

<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆尺野将太HC
「今回のゲームは合宿後にそのまま臨む体力的にもタフな状況だった。前半は滋賀のディフェンスプレッシャーに思うようなプレーが出来ず、そこから速攻を出され12点差をつけられた。プレシーズンマッチ1発目でホームのファンの前で気持ちを入れて戦うようにハーフタイムに指示して、後半は選手が熱くファイトしてくれた。第3Qはディフェンスからオフェンスへと入るところで流れを作れたのが良かった。格上の滋賀を相手に様々なプレーが通用したので今後、自分たちの武器として戦っていきたい。」

 ☆#2朝山正悟選手
「自分たちの噛み合わない部分が前半に出てしまった。後半は今季自分たちがやらなければいけない部分が非常に出ていたのでそこは自信に繋がった。ベンチから出てくる人間も含めてチーム全員が同じ方向を向いてコートで表現できることが自分たちの強みだし、40分間ではなかったがB1クラブ相手に出せた部分もあった。第3Q終わりから第4Qの前からプレッシャーをかけ続け、あわよくば逆転まで追い上げられたところ、ルーズボールに飛び込むところなどは広島らしさが出せたと思う。」

【次回のホームゲーム】