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9/7(金)アーリーカップ2018西日本 試合結果 広島81-89愛媛

【9月7日(金)アーリーカップ2018西日本 愛媛オレンジバイキングス戦ゲームレポート】
9月7日(金)に松江市総合体育館(島根県松江市)で行われましたアーリーカップ2018西日本トーナメント第1試合の愛媛オレンジバイキングス戦。
<スコア>
B.LEAGUE EARLY CUP 2018 NISHINIHON 1st ROUND
広島ドラゴンフライズ81-89愛媛オレンジバイキングス
(1Q:25-21,2Q:12-25,3Q:22-16,4Q:22-27)
会場:松江市総合体育館
※本日の結果により、明日14:00から同会場で行われる5位決定戦で島根スサノオマジックと対戦します。

【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#12エリック・トンプソン、#24田中成也
愛媛:#0楯 昌宗、#3コーリー・ジョンソン、#10アンドリュー・フィッツジェラルド、#16笠原太志、#31岡本将大
<試合レポート>
秋の訪れと共に始まるバスケットの季節。Bリーグがいよいよ今月末に開幕する。その開幕に先駆けてこの週末、全国でアーリーカップ2018が開催されている。我々広島ドラゴンフライズは中でも「西日本」に参戦し、初優勝を狙う。尺野将太新ヘッドコーチのもと、初陣を飾れるか、どんなバスケットを見せてくれるか楽しみな一戦だ。
☆第1Q
注目のスターティング5にはトレイラー、朝山、田中と昨季からのメンバーと岡本、トンプソンと新加入選手が並んだ。立ち上がりから岡本がチームを攻守で引っ張る。古巣島根のホームアリーナで戦うゲームに人一倍気持ちが入っている。愛媛も積極的なバスケットでお互いに高い位置からプレッシャーをかける。広島はトレイラーのドライブ、田中の3Pショットで勢いにのり、さらにトレイラーの個人技でAND1を取るなど理想的な展開。残り約2分、佐藤、小澤、山田ら新加入選手が交代で出場したが、愛媛が立て続けに3Pショットを決め8ポイントの追い上げを受けたところで第2Qへ。21−25。
☆第2Q
坂本がコートに立った広島は外国籍選手1人の愛媛に対して高さで有利に立つ。しかし逆に愛媛は横のスピードで対抗する。プレッシャーを受けた広島はターンオーバーを頻発し、流れが悪くなる。すると愛媛#3ジョンソンの得点でついに逆転されてしまう。この流れを切りたい広島は山田からのアシストで田中が3Pショットを決める。さらに小澤のスティールからファストブレイクでトレイラーのダンクに繋げる。30-28。ここから愛媛はさらにテンポを上げて、昨季みせた速い展開で得点を重ねていく。愛媛#13小原のバスケットカウント、#10フィッツジェラルドの得点で気が付けば37−46と9点差まで広げられて後半へ。
☆第3Q
愛媛ペースで終わった前半から広島は主導権を奪い返したいところだったが、ターンオーバーがここでも出て嫌な流れが続く。それでもトレイラーがオフェンスリバウンドからフリースローを獲得し、着実に2本決めるとゲームも落ち着く。そして再びトレイラーのオフェンスリバウンドから小澤が持ち味の一つ3Pショットで広島での初得点を記録し、さらにもう1本3Pショットを決めて47−53と3点差に詰める。それに続くように朝山も代名詞の3Pショットを決めリズムが出てくる。トレイラーのブロックショットとダンクも広島に勢いをもたらす。59−62。
☆第4Q
速い時間で逆転したい広島だったが、愛媛も足が止まらない。愛媛#32高畠のフローター、#10フィッツジェラルドの個人技で引き離す。さらにここでアクシデント。大黒柱トレイラーがショットを打った後の着地で左足を挫いてしまう。この負傷退場は大きな痛手となったが、田中が3Pショットを決め、チームを奮い立たせる。さらに坂井のアタックでフリースローを獲得し65−67と2点差。しかしここから逆転までが遠かった。残り5分を切ったところで、9連続ポイントを奪われて67-78。広島も朝山の3Pショットで追いすがるが、Bリーグ初ゲームのトンプソンがファウルアウト、強気にいったタフショットも決まらず勝負あり。今季の最初の公式戦は黒星となった。81-89。
初代チャンピオンを目指したアーリーカップ西日本は初戦でつまづく結果となった。ただメンバーの多くが入れ替わり、新しいヘッドコーチを迎えたチームでゲームがしっかり戦えたことがレギュラーシーズンに確実に繋がるだろう。目立ったのは21を記録したターンオーバーで、明らかに連携が上手くいかない場面が多かった。新加入選手もゲームの入りで固くなって、その間に愛媛にペースを掴まれてしまった。トレイラーの負傷というトラブルもあった中で、難しいゲームだった。白星を挙げられなかったことは無念の一言だが、トレイラーの迫力あるプレイは圧巻で、朝山、田中の3Pショットも健在な姿が見られた。小澤も3Pショットやディフェンスで躍動し、ガード陣もそれぞれ持ち味を出した。トンプソンも来日まもない中で豪快なプレイを見せた。これから連携をしっかり高めていけば、必ずやB1昇格を狙えるチームになれるポテンシャルを感じたゲームと言える。そのためにもまずは明日の5位決定戦「vs.島根スサノオマジック」で今日より成長したプレイで白星をあげたい。
初勝利を共に戦い、つかみとりましょう!!5!UNITED WE STAND!!

【主なスタッツ】
◎広島ドラゴンフライズ
◆得点
#2朝山正悟       22点
#0ジャマリ・トレイラー 21点
#24田中成也      12点
◆リバウンド
#0ジャマリ・トレイラー    13リバウンド
#10坂井レオ        8リバウンド
#7坂本ジェイ         7リバウンド

◎愛媛オレンジバイキングス
◆得点
#10アンドリュー・フィッツジェラルド 35点
#32高畠佳介  11点
#16笠原太志  10点
#31岡本将大  10点

◆リバウンド
#10アンドリュー・フィッツジェラルド    9リバウンド
#3コーリー・ジョンソン         6リバウンド
#16笠原太志                 6リバウンド

◆アシスト
#31岡本将大  7アシスト
#0楯 昌宗          5アシスト
#16笠原太志  5アシスト

<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆尺野将太HC
「自分達にとって今季最初のゲームで、自分にとっても初戦として、準備してきたことを出して戦った。選手には色々なことが起こると伝え、その状況にアジャストして戦うということで臨んだが、アジャストしきれずに敗戦となってしまった。自分が準備しきれなかった結果、敗戦となりファンはもちろん選手にも申し訳ない。(二人のガードについて)岡本選手はスピードとディフェンスの良いプレッシャーが光ったが、速い展開を意識しすぎて周りをコントロールしきれなかった部分が今日はあったと思う。逆に山田選手はチームプレイを引き出してうまくコントロールしていたが、速い展開には持っていけなかった。タイプの違うガードが揃っているので、勝利に導けるようにうまく二人の能力を引き出していきたい。今日、シューターが得点できていたり、トレイラー選手の得点を伸ばすことができたりと収穫もあった。まだ明日ゲームがあるので、一つ勝って広島に帰ろうとミーティングで伝えた。気持ちを切り替えて、明日また頑張ります。」

☆#2朝山正悟選手
「今日は初の試合で勝ちはもちろん意識していたが、チームの状態、今の現在地を測るという部分もあったと思う。良い部分、足りていない部分が見えて、選手個々としてもチームとしても収穫は大きかったと思う。負けたことは悔しいので、開幕戦で対戦する相手なので、そのときにしっかりリベンジしたい。今日も出だしは良いディフェンスから速い展開というバスケットが出来ていたが、ターンオーバーが21と選手の連携が良くなかった。個人としてもまずは60試合戦い抜く身体をしっかり作ること、ゲームでプレイする中でバスケット感を取り戻していきたい。」

☆#3岡本飛竜選手
「負けてしまったのは残念。トンプソン選手が合流してまだ1週間で5対5がほとんど出来なかった中で、合わせを徐々にゲームの中で修正できたのは良かったと思う。これからもっともっと突き詰めていって、チームの完成度を高めていきたい。朝山選手、田中選手がしっかり走って、シュートを打ってくれる、トレイラー選手はアタックしてくれる、出来ることの選択肢は多いなと改めて感じた。89失点は多すぎるので、まずはしっかりディフェンスして、僕が先頭きって走って、パスを出してアグレッシブにいきたい。移籍して最初の試合を松江で戦うというのは不思議な感覚だった。今季、松江で戦えるのは明日が最後なので、しっかり広島でも頑張っている姿を見せられるように、明日またしっかり戦いたい。」

【愛媛オレンジバイキングス】
☆リチャード・グレスマンHC
「2Qの出来が今日のゲームの総括になる。やるべきことを明確にしてやりきれたクォーターで広島を12点に抑え、逆に我々は5人がアグレッシブに速く攻めて得点を重ねることができた。それでも今日はリバウンドで大きく負けており、シーズンを通していい結果を残すためにはこの部分はしっかりと改善しないといけない。」