3/2(金)試合結果 広島90‐96愛媛
【3月2日(金)B2第21節 GAME1 愛媛オレンジバイキングス戦ゲームレポート】
3月2日(金)に松山市総合コミュニティセンター(愛媛県松山市)で行われました愛媛オレンジバイキングス戦。
<スコア>
B.LEAGUE 2017-18 B2
広島ドラゴンフライズ90-96愛媛オレンジバイキングス
(1Q:22-14,2Q:22-22,3Q:25-25,4Q:21-35)
会場:松山市総合コミュニティセンター
入場者数:834人
シーズン成績:19勝20敗(B2西地区4位)
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#5山田大治、#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也
愛媛:#0楯 昌宗、#13俊野佳彦、#16笠原太志、#33俊野達彦、#42コナー・クリフォード
<試合レポート>
☆第1Q
1週間の中断期間を経てレギュラーシーズンはプレーオフに向けて残り22試合の戦いが始まる。広島はこの期間にチーム得点王だったチャップマンを契約解除し、新たに#0ジャマリ・トレイラーを獲得した。チャップマンほど得点力は無いかもしれないが、非常にフィジカルが強く、タフな仕事ができる選手だ。そのトレイラーがスターターにいきなり起用された広島は、第1Q主導権を握る。トレイラーが早々にブロックショットを見せると、オフェンスでは挨拶代わりのダンクを叩き込む。ディフェンスでも相手外国籍選手をしっかり抑え、ディフェンス能力の高さを見せた。坂田の3Pも決まって、22-14とリードして第2Qへ。
☆第2Q
このクォーターはコンディションを上げているコッツァーがインサイドで存在感を発揮した。7:45には朝山のアシストから得点し26-16。愛媛#33俊野が3Pを決めるも、広島も田中が3Pをお返しする。残り3分を切った場面で愛媛#13俊野の3Pの後にも田中が3Pを返すなど、愛媛のリズムになりそうなところで田中が引き離す。それでも愛媛はエース#11タプスコットが出場するとペースが上がる。広島もドリスドムで対抗するも愛媛のリズムになって後半へ。44-36。
☆第3Q
トレイラーのスティールからフリースローを獲得。愛媛#28ウィリアムズがテクニカル・ファウルを取られ#11タプスコットと交代。この交代から火がついたのが#11タプスコット。愛媛はボールをタプスコットに集めて、アタックをしかけていく。広島もトレイラーがディフェンスするも試合勘が戻っておらず、前半ほどのキレがなくドリスドムに代わる。ゲームはここから点の取り合いに。広島はドリスドムがボールを運ぶ。しかしこれが愛媛ペースにはまってしまった。お互いが25点ずつをとりあって69-61と広島がなおもリードして最終クォーターへ。
☆第4Q
勢いが止まらない愛媛#11タプスコットが3Pを決めると、愛媛#28ウィリアムズがオフェンスリバウンドから得点し73-70とせまる。そして一気に愛媛#16笠原、#11タプスコットの得点で残り6:42で73-74で逆転を許してしまう。ここからクロスゲームに。残り2:33で84-84の同点。ここから勝負強さを見せたのは愛媛だった。#11タプスコットが勢いそのままにディフェンスリバウンドから得点し、広島のターンオーバーから愛媛#13俊野がジャンパーを決めて84-88。続く広島のオフェンスが決まらずリバウンドから、またしてもタプスコットがAND1で残り33秒で84-91とされて万事休す。最後はファウルゲームで勝機を求めるも追いつけず90-96で逆転負けを喫した。
非常に良い入りをして、主導権を握ったが、徐々に愛媛ペースに引き込まれ、最後の追い上げをまともに受けて逆転で敗れた。新加入のトレイラーは第1Qにディフェンスで貢献し、ゲームを作った。続いてコッツァーもインサイドで効率よく得点を積み上げた。しかしリーグ屈指のオフェンス力を武器に戦ってきた愛媛を相手に打ち合いになってしまったことが悔やまれる結果を招いた。愛媛のポゼッションを高めることで、前半は抑えられていたタプスコットが勢いに乗って、手がつけられなくなった。しっかりゲームをコントロールして、落ち着かせる時間帯があってもよかった。最終盤の勝負どころで勝ちきれない弱さが出たゲームでもあった。ターンオーバーが全体として多く、リバウンドでのアドバンテージを打ち消した。今日やられた部分をしっかり反省して、明日の再戦こそ勝利で次につなげたい。連敗は許されない。勝利へ執念をみせて、一勝をもぎとりたい。BE ONE!UNITED WE STAND!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#42ケビン・コッツァー 23点
#3テレンス・ドリスドム 18点
#7坂田央 12点
#24田中成也 10点
◆リバウンド
#3テレンス・ドリスドム 11リバウンド
#42ケビン・コッツァー 8リバウンド
◆アシスト
#5山田大治 6アシスト
#2朝山正悟 5アシスト
愛媛オレンジバイキングス
◆得点
#11チェハーレス・タプスコット 40点
#13俊野佳彦 18点
#28ニカ・ウィリアムズ 10点
#33俊野達彦 10点
◆リバウンド
#11チェハーレス・タプスコット 7リバウンド
#28ニカ・ウィリアムズ 7リバウンド
#13俊野佳彦 5リバウンド
#33俊野達彦 5リバウンド
◆アシスト
#11チェハーレス・タプスコット 7アシスト
<ヘッドコーチコメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆#2朝山正悟HC
「前半良い形で入れて、自分たちのディフェンスができたが、愛媛のリーグナンバーワンを誇るオフェンス力を後半に出されてしまった。最終的にはタプスコット選手ひとりにやられてしまった。フリースローを決めきれなかったことも敗因。ただリバウンドがこれまで問題となっていたが、新しい外国籍選手が入ってチームケミストリーが生まれて、リバウンドで勝つことができたことは明るい材料だと思う。」
【愛媛オレンジバイキングス】
☆リチャード・グレスマンHC
「第3Qまで自分たちのバスケットボールができなかったが、戦い続けたことで最終クォーターに逆転して勝つことができた。前半終了時点で9リバウンド多く相手チームに取られていて第3Qでさらに差が開いたが、最終的には7リバウンド多く取られたにも関わらず勝つことができ、これは第4Qでしっかりとリバウンドを取ることができたからだと感じる。」