12/10(日)試合結果 広島92-49岩手
【12月10日(日)B2第11節GAME2 岩手ビッグブルズ戦ゲームレポート】
12月10日(日)に広島サンプラザホール(広島市西区)で行われました岩手ビッグブルズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE 2017-18 B2
広島ドラゴンフライズ92-49岩手ビッグブルズ
(1Q:23-17,2Q:24-14,3Q:16-12,4Q:29-6)
会場:広島サンプラザホール
入場者数:2656人
マンオブザマッチ:#42ケビン・コッツァー
シーズン成績:12勝9敗(B2西地区4位)
【スターター】
広島:#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也、#36仲摩匠平、#42ケビン・コッツァー
岩手:#1西 裕太郎、#5千葉慎也、#8枡田祐介、#13小原良公、#22ジャーレン・マゴーイ
<試合レポート>
☆第1Q
昨日のGAME1を逆転で勝利し挑むGAME2。今日は立ち上がりからゲームを支配したい。スターターは同じ。岩手は昨日に負傷退場した#44マイケル・ビューキャナンがベンチからも外れ、代わって#22マゴーイがスターター。ゲームは序盤にコッツァーのオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントで得点すると、北川、田中の3Pも立て続けに決まる。岩手も#13小原の得点で拮抗するも、コッツァーのオフェンスリバウンドでリズムの出る広島は田中の積極的な3Pも決まってリードが広がる。23-17。
☆第2Q
高さでアドバンテージのある広島はドリスドム、チャップマンのセカンドチャンスからの得点、さらに村上の3Pで30-24。さらにディフェンスリバウンドからの速攻で畳み掛ける。怪我から復帰したコッツァーのダンクも決まって主導権は広島に。47-31。
☆第3Q
コッツァーのインサイドで効率よく得点を重ねたかったが、岩手の豊富な運動量に阻まれ得点できない。それでも田中が自らのショットをリバウンドで取ってセカンドチャンスポイント、アタックした村上がファウルをもらってフリースローを決めるなど得点を重ねる。守っても集中力を切らさず、リバウンドで優位にたって失点も少ない。63-43。
☆第4Q
勝負を決めるために攻めかかる。昨日に引き続いてドリスドムのドライブが岩手ディフェンスを切り裂く。さらに岡崎、コートもジャンパーやリング下でのレイアップで得点を決め躍動する。フレッシュな岡崎のハッスルプレー、チャップマンのダンクで最後まで会場も沸かし勝利を掴んだ。92-49。
インサイドとアウトサイドがバランス良く決まり、終始主導権を握って勝利をつかんだ。守ってもこれまでのチーム最小失点となる49失点に抑えた。チームとしてのディフェンスが機能し、リバウンドでも外国籍選手が1人の岩手を圧倒した。岩手にフリースローを1本も与えないなど、不要なファウルもなかった。一方で広島のフリースローの成功率は50%を切っており、安定したパフォーマンスが求められる。ホーム広島で連勝となり、良い形で強豪秋田ノーザンハピネッツとのアウェイゲームに挑むことができる。山田の怪我が気になるところだが、コッツァーのインサイド、ドリスドムのドライブなどコンディションは上がってきている。全員がB1昇格という目標に向けて、戦えており、朝山HCが目指す泥臭いバスケットで粘っていけば、必ず勝機はある。ここから目指すはBE ONE!UNITED WE STAND!全員で共に戦いましょう!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#13クリント・チャップマン 17点
#42ケビン・コッツァー 16点
#3テレンス・ドリスドム 13点
#24田中成也 11点
#1村上駿斗 10点
◆リバウンド
#3テレンス・ドリスドム 13リバウンド
#42ケビン・コッツァー 13リバウンド
#13クリント・チャップマン 5リバウンド
岩手ビッグブルズ
◆得点
#10菅澤紀行 14点
#13小原良公 10点
◆リバウンド
#22ジャーレン・マゴーイ 6リバウンド
<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆#2朝山正悟HC
「今日は昨日とは変わって良い雰囲気で出だしから戦えて、40分間自分たちのバスケットができた。岩手に怪我人が多く苦しい状況ではあったと思うが、その中で自分たちが受けに回らず攻め続けることができた。タフなディフェンスをして、みんなでボールを動かして、全員で戦うという形ができたゲームだった。次は秋田、さらに福岡と続くがまずは秋田戦に総力を結集して戦い、B1昇格を果たすためには必ず超えなければならない壁を全員で突破したい。アウェイゲームになるので、気持ちの部分で負けないように、戦う準備をしっかりして秋田に乗り込みたい。」
☆#42ケビン・コッツァー
「相手の状況に関係なく自分たちのバスケットをすることが大事だと思っている。サイズでアドバンテージがあることは分かっていたので、そのミスマッチを突いてイニシアチブを握ることができた。個人のパフォーマンスとして今日はペイントを支配するという役割を果たせたと思う。ただ今日2桁得点が5人とチームでボールを回してチームで戦えた結果だと思うので、今日のようにチームの勝利に貢献したい。怪我の状態は万全ではないが、状態は良くなっているので、ゲームに出る中で試合感も取り戻して、さらにコンディションを上げていきたい。」
【岩手ビッグブルズ】
☆上田康徳HC
「オフェンスではターンオーバーを出して広島が得意とする走るバスケットをされてしまった、ディフェンスではセカンドチャンスを広島に与えてしまい簡単に失点したという2点が主な敗因だと思う。広島はリーグでもオフェンスリバウンドの少ないチームで、しっかりとその部分はコントロールしたかったが、リバウンドへの意識、ハッスルするプレイが少なくなってしまった。広島に良いディフェンスをされてボールが回らなくなり、ウイングにボールが渡らなくなってしまったことが昨日とは違うポイントだと思う。」