5/28 B1・B2入替戦2016-17 試合結果 広島53-74横浜
【5月28日(日)B1・B2入替戦 横浜ビー・コルセアーズ戦ゲームレポート】
5月28日(日)に国立代々木競技場第一体育館(東京都渋谷区)で行われました横浜ビー・コルセアーズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE B1・B2 PROMOTION PLAYOFFS 2016-17 GAME
広島ドラゴンフライズ53-74横浜ビー・コルセアーズ
(1Q:8-19,2Q:18-11,3Q:13-25,4Q:14-19)
会場:国立代々木競技場第一体育館
入場者数:5014人
【スターター】
広島:#0アジーズ・エンダイ、#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#24田中成也
横浜:#0細谷将司、#1川村卓也、#4ジェフリー・パーマー、#25竹田 謙、#42ジェイソン・ウォッシュバーン
<試合レポート>
☆第1Q
Bリーグの大トリを務めるB1・B2入替戦。会場は前日に開催されたBリーグファイナルと同じ代々木競技場第一体育館。熱戦の余韻が残る素晴らしいコートだ。この決戦の地で、広島がB1クラブの横浜ビー・コルセアーズに挑む。このゲームではB1オンザコートルールが適用され、広島はオンザコート1-2-1-2とシーズンと同じ、横浜は2-1-1-2と立ち上がりを重視する形。ゲームはこの入りで明暗を分けた。開始早々に横浜#42ウォッシュバーンが得点すると、#4パーマーも3Pを決め一気にペースをつかむ。広島も反撃をしかけたいところだったが、シュートはペリメーター、3Pともに精度を欠く。大量リードで気持ちが楽になったか横浜はのびのびとプレイし始め、リズムが出る。広島はインサイドで勝負できず、外から狙うがフリーで打つシュートも外れ8-19と大きくビハインドとなる。
☆第2Q
流れを変えたい広島はディロンがプッシュして局面を打開する。仲摩もディフェンスで奮戦し、3Pも決めて追い上げをみせる。さらにディロンがファストブレイクを出し、田中と朝山の連携からの3Pなど広島にも固さが取れ本来のプレイが出始める。しかしここで立ちふさがるベテラン横浜#25竹田、ターンオーバーから落ち着いてミドルシュートを決めてくる。これ以上点差を広げられると厳しくなる広島も意地を見せ、ディロン、山田の連続得点で4点差まで点差を詰めて後半に入る。26-30。
☆第3Q
追い上げムードで終えた前半の勢いで畳み掛けたい後半の立ち上がり、ここが結果的に勝敗を分けることになった。朝山の3P、スティールからのレイアップとチャンスを作るも得点できないと、そのすきに逆に横浜の3Pとレイアップで先行され得点差が広がる。完全に広島は勝負どころで流れを掴み損ね劣勢に。さらに横浜#25竹田の連続得点、インサイドを横浜#42ウォッシュバーンに突かれ点差は18点に。意地を見せたい広島だったが、ポゼッションを取れずきっかけを作れない。39-55で最終Qへ。
☆第4Q
大きな点差をひっくり返すべく、3Pを狙っていく広島。しかしこのゲームで3Pが決まったのはわずか2本。ゲームを通して成功率9.5%と最大の武器である3Pが不発。主導権を掌握した横浜は逆にいけいけドンドン状態。両外国籍選手選手が内外から打ってくる。それでも広島は北川が気迫を見せ、ディフェンスでも積極的にプレスを仕掛けるが点差を詰める展開にはならず万事休す。早る気持ちから雑になった部分からカウンターを受けるなどトドメを刺された。昇格をかけた最終決戦はB1の壁の高さを見せつけられる53-74と悔しい結果となった。
残念ながらB1昇格を逃し、来シーズンもB2で戦うこととなった。非常に残念な結果だが、これも大きな財産、糧にして次シーズンにつなげていきたい。挑戦者として横浜以上の気迫、エナジーを出し切れたのか、逆境をパワーに変える強さを見せられたのか、大事な局面で前に出られたのか、メンタル面で遅れをとったゲームに広島の若さが露呈した。しかしこの日本中が注目する大舞台に立ち、堂々とB1クラブと戦った経験は広島ドラゴンフライズの歴史にとって大きな一歩となり、選手個々にとっても大きな経験となるに違いない。Bリーグの歴史も、広島ドラゴンフライズの歴史もまだ始まったばかりだ。待ってろB1。次シーズンに再びB1へ挑戦する!
36クラブでもっとも長いシーズンとなりましたが、最後の最後まで本当に熱い応援をありがとうございました。今日も400名もの熱いファンに東京までお越し頂き、さらに500名近いファンにパブリックビューイングに集まって頂きました。ファンの方の応援なくして、ここまで戦うことはできませんでした。早くも次シーズンの開幕が待ち遠しいですが、まずは休養としっかり準備をして、再び共に戦い、B1昇格を果たしましょう!! 最高のシックスマンと共に「UNITED WE STAND」!
誠にありがとうございました。
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#21コナー・ラマート 11点
◆リバウンド
#21コナー・ラマート 12リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 7リバウンド
#12ダニエル・ディロン 5リバウンド
横浜ビー・コルセアーズ
◆得点
#42ジェイソン・ウォッシュバーン 27点
#4ジェフリー・パーマー 17点
#25竹田 謙 12点
◆リバウンド
#42ジェイソン・ウォッシュバーン 13リバウンド
#4ジェフリー・パーマー 7リバウンド
#10ファイ パプ月瑠 7リバウンド
<ヘッドコーチ、選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「残念。選手のポテンシャルを引き出せなかった。ゲームの出だしがコントロールできなかった。ゴール下でのタフショットの確率、ペイントエリアに入っていくことができなかった部分、そういうところが敗因。覚悟をもって臨んだが1Qでこのゲームに飲み込まれてしまったところは経験の無さであり、今シーズンやってきたことができない結果となった。苦しい時間こそボールを前にプッシュしていく、ファウルをもらう、そういうゲームを作る感覚が足りなかったのかなと思う。我々にも最後チャンスもあったと思うが、展開として常に劣勢だった。今シーズンの経験を財産にして、Bリーグを盛り上げていけるようにまた次のシーズン頑張っていきたい。」
☆#2朝山正悟
「残念。悔しいの一言。今日負けたことで一層、苦しく長いシーズンとなったが、この悔しい気持ちを糧にしっかり前を向いて進んでいきたい。」
【横浜ビー・コルセアーズ】
☆尺野将太HC
「試合を終えてホッとしている。1週間準備してきたものがしっかりと発揮することができた結果、コートに立った全員が良いプレイをしてしっかり勝ち切ることができた。」