4/16試合結果 広島75-73愛媛
【4月16日(日)愛媛オレンジバイキングス戦ゲームレポート】
4月16日(日)に愛媛県総合運動公園体育館(愛媛県松山市)で行われました愛媛オレンジバイキングス戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第27節
広島ドラゴンフライズ75-73愛媛オレンジバイキングス
(1Q:21-17,2Q:19-17,3Q:13-29,4Q:22-10)
今シーズン成績:42勝12敗
会場:愛媛県総合運動公園体育館
入場者数:752人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
愛媛:#1中島良史、#13俊野佳彦、#41クレイグ・ウィリアムス・ジュニア、#75赤土裕典、#93伴 晃生
<試合レポート>
☆第1Q
シーズン終盤になりディフェンスで綻びが出てきた広島。その課題を克服し、プレーオフに突き進みたい。昨日の負けを払拭し、上昇気流を生み出したいゲーム。広島はベテランが気を吐く。山田が積極的にシュートを狙い、朝山も続く。朝山の3Pで逆転すると、山田のフローター、朝山の3Pと流れを引き寄せる。さらに山田に代わった坂田が攻守で原動力となり、リズムを生み出す。鵤からエンダイへのナイスアシストも決まってリードして立ち上がる。21−17。
☆第2Q
ホームの愛媛も黙ってはいない。昨日も活躍した#41ウィリアムス・ジュニアが3Pを決め食い下がる。広島もラマートの3P、オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスをものにして、主導権争いが加熱してくる。広島はパスミスも出て、流れが悪くなるも、ディロン、朝山が3Pを決めて40−34とリードを奪って前半を終える。
☆第3Q
一気に突き放したいところだったが、#41ウィリアムス・ジュニアが得点すると、ブロックショットさらにオフェンスリバウンドから得点をつながれ逆転を許す。続いて、愛媛#75赤土の速攻などで10連続ポイントを奪われて一気に7点ものビハインドとなる。それでも仲摩のドライブ、エンダイのオフェンスリバウンドからの得点で流れを引き戻す。しかし#41ウィリアムス・ジュニアが止められない。フィジカルとスピードで振り切られ、10点のビハインドで最終Qへ。53-63。
☆第4Q
10点を逆転して勝つしかない広島はディロンを中心に攻めかかる。チーム全員でディフェンスから集中して、ジリジリと点差を詰めていく。ラマート、山田が愛媛ビッグマンを自由にさせない。するとディロンのディフェンスリバウンドからの速攻、さらに田中のプレッシャーディフェンスからターンオーバーからの速攻で2点差まで詰め寄る。しかしここで痛恨の24秒オーバータイム。残り1分で4点差。ディロンの得点で2点差。そして残り18秒。広島の頼れる3Pシューター田中の3Pシュートが土壇場で決まる。これで逆転。この虎の子の得点を最後ギリギリの愛媛の猛攻を防ぎきって、見事な逆転勝利。田中がここ一番で大仕事をやってのけた。
田中の3Pでなんとか勝ちを拾ったようなゲームとなった。第3Qで愛媛の#41ウィリアムス・ジュニアにイージーにやられてしまい、対策も取れずに流れを変えることができなかったことが響いた。パワーもある外国籍選手に苦戦する傾向にはあるが、そこをなんとかチームディフェンスでカバーして一気にやられるような時間を作らないようにしなければいけない。それでも今日のゲームは昨日とは違い山田、エンダイが起点となりオフェンスにリズムを作り出すことができた。愛媛とはシーズン最終戦でもう1度対戦があるので、攻守においてもう一度、しっかりと反省をして、次回の対戦では必ずや2勝できるように修正したい。
シーズンは残りわずか6ゲーム。ホームで4ゲーム、アウェイでは大一番の熊本戦が控える。今シーズンの集大成となるチームディフェンス、オフェンスを表現して、会心のゲームを続けることでプレーオフ進出、B1昇格に上昇気流を作っていきたい。
次節はホームで香川ファイブアローズ戦。絶対に勝って熊本戦に大きな弾みをつけたい!残りゲーム全ての試合で完全燃焼できるように、共に戦っていきましょう!!
UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#12ダニエル・ディロン 17点
#5山田大治 16点
#0アジーズ・エンダイ 15点
#2朝山正悟 13点
◆リバウンド
#21コナー・ラマート 11リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 6リバウンド
◆アシスト
#18鵤誠司 6アシスト
愛媛オレンジバイキングス
◆得点
#41クレイグ・ウィリアムス・ジュニア 30点
#13俊野佳彦 14点
#21ローレンス・ブラックレッジ 12点
◆リバウンド
#41クレイグ・ウィリアムス・ジュニア 6リバウンド
#75赤土裕典 6リバウンド
#13俊野佳彦 5リバウンド
#31岡本 将大 5リバウンド
<ヘッドコーチコメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「前半、良い形で自分たちのやりたいことができた。ただ3Qでイージーなミスから戻りが遅くなって、走られたり、リバウンドを取られた。今日も#41ウィリアムス・ジュニア選手に3Qだけでも大量得点を取られて、我々として的を絞り辛くなった。悪い流れを断ち切ってくれたのはディロンのテンポアップと相手のディフェンスラインを見て、よく得点を上げてくれたこと。3Q以外は比較的、自分たちのバスケットを遂行できたと思う。次のゲームまでにディフェンスに対する意識を再確認して臨んでいきたい。」
【愛媛オレンジバイキングス】
☆河合竜児HC
「 このメンバーでよくこれだけのゲームを演じてくれた選手を褒めたいし、みすみす勝利を逃した結果となったが、広島#24田中選手が決めた今日唯一のシュートを称えたい。クロスゲームに入ってきたときに、広島の果敢に躊躇なくリングにアタックしてくる姿とは対象的に愛媛はきれいにプレイしようとしすぎて、パスへの選択、笛へのフラストレーションなどで自滅してしまった。主力を欠く中で広島と戦えたのは評価できるし、この負けから多くのものを学ばなければいけない。シーズン終了までステップアップしていけるように戦っていきたい。」