2/4試合結果 広島83-77信州
【2月4日(土)信州ブレイブウォリアーズ戦ゲームレポート】
2月4日(土)にホワイトリング(長野県長野市)で行われました信州ブレイブウォリアーズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第17節
広島ドラゴンフライズ83-77信州ブレイブウォリアーズ
(1Q:14-17,2Q:19-20,3Q:22-24,4Q:28-16)
今シーズン成績:27勝6敗
会場:ホワイトリング
入場者数:2743人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
信州:#1和田保彦、#9ジェロエン・バンダーリスト、#11齊藤洋介、#24鈴木 大、#26上杉 翔
<試合レポート>
☆第1Q
広島は山田がスターターに戻り、いつもの布陣。少し広島がふわっとした立ち上がりをしたところをホームの信州がたたみかける。広島はミドルシュートが決まらず、ディフェンスリバウンドから3Pを決められ点差が9点まで広がる。ここからズルズルといかない強さが広島にある。フリースローを朝山が落ち着いて2本沈め、ターンオーバーからエンダイが豪快にダンクを決めて5点差。落ち着きを取り戻す。14-17。
☆第2Q
早い時間帯に逆転したい広島だったが、リズムをつかんだのは信州。パスミスなど広島にイージーなターンオーバーも出て、信州が外国籍選手の強力なインサイドから連続して得点を決める。鵤がなんとか3P、スティールからの速攻で得点を奪うが、信州の激しいディフェンスにフラストレーションがたまり、リズムが出てこない。逆転できずビハインドを背負って後半へ。33-37
☆第3Q
後半立ち上がりですぐに同点に追いついた広島。ここからお互いにスピーディな展開で、点の取り合いに。広島は鵤が積極的にドライブをしかけて、相手ディフェンスにプレッシャーをかける。しかしこの日の広島はアウトサイドのシュート確率が上がらない。逆転勝利をかけ後半へ。55-61。
☆第4Q
ここまでのシュートの嫌な流れを断ち切る坂田、田中のアウトサイドからのシュートで62-66と詰める。さらに残り6:52で田中が3Pを沈めて1点差。続くディフェンスを防ぎ切ると、みたび田中が3Pを決めてついに逆転68-66。オフィシャルタイム直前にオフェンスリバウンドを粘ってディロンがレイアップを沈めて、一気に広島に流れを引き寄せる。ここで70-66。逆転され怒涛の反撃をみせる信州に対し、残り1:46からオフェンスをつなぎ時間をつかってフリースローを獲得。これをきっちり沈めてリードを6点差に広げ、追いすがる信州を振り切って勝利を決めた。83-77。
最後までどちらが勝つか分からない好ゲームとなったが、広島としては反省点が目立つ内容となった。ホワイトリングという特別なアリーナで、特別なゲームとして位置づけていた信州の気持ちが立ち上がりからしっかりと入っており、攻守に渡って集中力を見せ主導権を握った。対する広島は積極的に攻撃をしかけるものの、シュート確率があがらずリズムが出なかった。それでも再三得たフリースローをきっちり沈めていき、食らいつく展開となった。
今シーズン追いかける展開から最後に逆転するというゲームは少なかっただけに、今日の勝ち方は大きな経験となる。鵤の積極性、田中のここぞの3Pなど、若手がチームを引っ張っての勝利に、勢いに乗って明日も勝利したい。
西地区はまだまだ混戦状態。先に負けるわけには絶対にいかない。
明日も共に闘って9連勝で広島に戻りましょう!! UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#18鵤誠司 16点
#21コナー・ラマート 13点
#0アジーズ・エンダイ 12点
#24田中成也 12点
#12ダニエル・ディロン 11点
◆リバウンド
#21コナー・ラマート 9リバウンド
#12ダニエル・ディロン 8リバウンド
#24田中成也 8リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 6リバウンド
◆アシスト
#12ダニエル・ディロン 5アシスト
信州ブレイブウォリアーズ
◆得点
#9ジェロエン・バンダーリスト 28点
#22チャド・ポスチュマス 18点
◆リバウンド
#9ジェロエン・バンダーリスト 13リバウンド
#22チャド・ポスチュマス 9リバウンド
<ヘッドコーチコメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「今日はゲームの出だしから信州の速いオフェンスにおされた。前半はそれによって我々のディフェンスラインが下げられ、プレッシャーディフェンスができない状態になった。ビックリするぐらいシュートが入らず、点数の取り方がいつもの形ではなく、苦しみながらもゴール下からねじ込むような形でなんとか凌いだ。後半はディフェンスラインを上げることが出来、第4Qに入ってオフェンスリバウンドをかなりつなぐことが出来た。我々のバスケットとする全員が動きながらボールにアジャストしてスペースをとっていくという部分だが、今日は最終的にどっちに転ぶか分からない展開で、ルーズボール、リバウンドのボールが我々に良い形で転がってきた。明日はゲームの入りからディフェンスラインを押し上げて、良いオフェンスにつなげていきたい。」
【信州ブレイブウォリアーズ】
☆小野寺龍太郎HC
「まず、この素晴らしい会場を作り上げてくださった皆さんに感謝しています。しっかりディフェンスでのコミュニケーションをすることができていたが、終盤ディフェンスリバウンドが取れず、セカンドチャンスを広島に与えてしまった。4Qのフリースロー、セカンドチャンスを与えてしまったことに尽きます。会場の後押しがあり、選手も期待に応えようとタフにコートで表現してくれていた。明日は今日以上にタフにリバウンド争いを勝たないといけない。」