1/29試合結果 広島88-75FE名古屋
【1月29日(日)ファイティングイーグルス名古屋戦ゲームレポート】
1月29日(日)に呉市総合体育館(広島県呉市)で行われましたファイティングイーグルス名古屋戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第16節
広島ドラゴンフライズ88-75ファイティングイーグルス名古屋
(1Q:20-16,2Q:25-8,3Q:20-24,4Q:23-27)
今シーズン成績:26勝6敗
マンオブザマッチ:#2朝山正悟
会場:呉市総合体育館(オークアリーナ)
入場者数:1632人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#7坂田央、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
FE名古屋:#6大塚勇人、#11神津祥平、#20河相智志、#21ソロモン・ アラビ、#22福澤晃平
<試合レポート>
☆第1Q
広島東洋カープ田中広輔選手が応援する中、広島は山田の欠場に代わって坂田がスターターとして出場。大黒柱がいない中、主導権を握りたい広島の攻撃にFE名古屋#21アラビが立ちふさがる。それでも残り6:01のターンオーバーからの坂田の得点を契機にリズムをつかみ始めると思われた矢先に、坂田が3ファウルをとられ、嫌なムードが漂う。しかしその直後にキャプテン朝山が3Pを決めて嫌なムードを引きずらない。20−16とリードして第2Qへ。
☆第2Q
地元呉でコートに立った仲摩がディフェンスでチームを引っ張る。北川の良いリズムのオフェンス、仲摩の粘り強いディフェンスで流れを一気に広島に引き込み、怒涛の15連続ポイント。エンダイを中心にインサイドでもFE名古屋からアドバンテージをとる。終了間際にはディロンからの絶妙なアシストでエンダイがダンクを決め、アリーナの盛り上がりも最高潮に。45−24で後半へ。
☆第3Q
流れを変えたいFE名古屋が激しくプレッシャーをかける。広島はアウトサイドからのシュートが入らず、流れは徐々にFE名古屋に。それでも得たフリースローをきっちり沈めて、FE名古屋に主導権は渡さない。残り1:48朝山がカウントアンドワンも決めるなど苦しい時間をつなぐ。65−48で最終クォーターへ。
☆第4Q
FE名古屋#22福澤、#25カーニーの3Pが広島を襲う。リードも11点まで詰められ、さらに北川がアンスポーツマンライクファウルも取られ、広島がタイムアウト。勝負の時間帯がやってくる。オフィシャルタイムアウト後のFE名古屋リスタート、朝山と北川がディフェンスプレッシャーをかけてターンオーバーを得ると、このチャンスを鵤のアシストをエンダイが決め75−60。勝利を引き寄せる。ここからはディロンの3PなどでFE名古屋を振り切って勝利。正念場のゲームで貴重な連勝を挙げた。
山田が欠場、坂田の早い時間帯でのファウルトラブルと、難しいゲームをマンオブザマッチの朝山を中心に40分間よく守り、チームプレイで勝利を掴んだ。特に地元ゲームに期するものを持ってコートに立った仲摩がみせた第2Qのハッスルプレーが勝利を大きく引き寄せた。プレーオフでも対戦する可能性のある中地区首位のFE名古屋に連勝できたことは、B1昇格を見据えても大きな勝ち星といえる。まだまだ西地区は首位で3チームが並ぶ状況で熊本、島根よりも先に負けるわけにはいかない。
次節は長野で信州ブレイブウォリアーズとの対戦となり、次のホームゲームは再び中地区の強豪西宮との対戦。チームも後半戦にはいり、完成度が高まってきた。タフな交流戦はまだまだ続くが、広島らしいディフェンスからのゲームメイクで勝利を積み重ねていきたい。
残すホームゲームは全てホームアリーナの広島サンプラザホールでのゲーム。地元広島のファンと共に一つでも多くの勝利の瞬間を共有すると共に、大きな歓喜を目指して、ここからも共に闘いましょう!! UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#12ダニエル・ディロン 20点
#2朝山正悟 15点
#0アジーズ・エンダイ 14点
#18鵤誠司 11点
#11北川弘 11点
◆リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 9リバウンド
#18鵤誠司 7リバウンド
#21コナー・ラマート 6リバウンド
#24田中成也 5リバウンド
◆アシスト
#12ダニエル・ディロン 4アシスト
#18鵤誠司 4アシスト
ファイティングイーグルス名古屋
◆得点
#25ロドニー・カーニー 20点
#22福澤晃平 18点
#21ソロモン・ アラビ 12点
◆リバウンド
#21ソロモン・ アラビ 11リバウンド
#25ロドニー・カーニー 6リバウンド
#6大塚勇人 5リバウンド
◆アシスト
#6大塚勇人 5アシスト
<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「第2Qで良い形がつくって攻守が機能した。後半は得点差がついた部分で、少し緩む時間帯もあったが、ゲームが終わってみれば非常に素晴らしいゲームだった。今日はしっかりと選手もゲームにフォーカスできていたと思う。久しぶり今日はフリースローも安定していて、シーズンベストの成功率で今日のゲームの良さが表れた。得点では第3、4Qで負けてしまったので、もっとイージーに得点できるところのミスなどを大事にしていきたい。チームとして攻守のバランス、勝負所の見極めができてきている。ガード陣などがリバウンド、ヘルプなどスタッツに現れない部分も含めての貢献度が上がってきていて、チームに良い風をもたらしている。勝敗については、選手個々が危機感を持ってやっているが、まずは一戦一戦、次の信州戦でも1戦目勝って、2戦目もしっかりと我々のバスケットをしたい。」
☆#2朝山正悟
「自分たちのバスケットが出来てFE名古屋に2連勝したことで、自信になった。練習の形になってきている部分にチームの成長を感じるし、チームとしても大きな自信になる。第2Qはディフェンスからオフェンスにうまくつなぐことが出来て、25−8という点差をつけることができた。特に仲摩が欠場した山田の穴をカバーしてくれた。こういう日替わりで活躍する選手が出てくる選手層の厚さが広島の強みになってくるだろう。」
☆#11北川弘
「後から出ていく選手として、スターターの鵤とは違うプレイでゲームの雰囲気を大きく変えられるように意識してプレイしている。それが結果的に今日は第2Q良い形で表れた。よりアグレッシブにプレイしていくことが、いつでも自分の仕事。今日は第1Q終盤からつかみかけていた良いリズムを逃さず、第2Qの流れにつなげていけたのが良かった。」
☆#36仲摩匠平
「年に一回の呉でのゲームで感慨深いものがあった。3年目にして、今年は自分自身も良いプレーで勝てて良かった。山田が欠場の中で、HCからも坂田と自分が期待をかけられていたので、第2Qのプレイで勝利につなぐことができて嬉しかった。この2連戦を2勝できたのは本当に大きい。後半戦はいいスタートが切れていると思うので、取りこぼしのないように一戦一戦戦うと共に、チームとしての質も上げていきたい。昨日今日のゲームでは小中学校の同級生、家族、親戚、昔の先生、そしてボランティアスタッフの中にも昔お世話になった先生もたくさんいて、多くの人に支えられてゲームができていると実感した。」
【ファイティングイーグルス名古屋】
☆渡邊竜二HC
「この2連戦完敗という印象。今日のゲームで広島は#5山田大治がいないということでインサイド重視で臨んだが、逆にインサイドにこだわってしまって、我々の得意とするアップテンポの展開ができなかった。その時間帯に広島にアップテンポなゲームをやられてしまったことが今日の敗因。後半は自分たちのバスケットが少し出来たので、次戦以降この20分できたことを40分できるように修正していきたい。今日の敗戦で中地区での戦いにおいても厳しい状況になったが、逆に危機感を前向きに捉えて、一試合一試合、勝負していきたい。」