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#18 鵤誠司選手の入団会見のご報告

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#18 鵤誠司選手の入団会見のご報告

広島ドラゴンフライズでは、6月24日(火)JMSアステールプラザ中会議室にて、鵤誠司選手の入団会見を行いました。

 

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【佐古賢一ヘッドコーチ コメント】

本日、鵤誠司選手を広島に迎えることができました。本来は卒業を待って来春の獲得を目指していましたが、1年でも早くプロの道を歩みたいという本人の意向のもと、この時期に入団することとなりました。

鵤選手の潜在能力は、まずこの体格にあります。ポイントガードでこれだけ体格に恵まれた選手というのはそういるものではなく、私は彼が大学1年の頃から、将来のナショナルチームを背負う存在とみて、追いかけてきました。

昨季、われわれはポイントガード2人で臨みましたが、故障のため2人とも不在で戦うという時期があり、替えの効かないポジションですから非常に苦しみました。そういう意味では、鵤選手を迎えることで、一つわれわれのウィークポイントをつぶすことになると思いますので、今季の鵤選手の働きに非常に期待しています。鵤選手はルーキーではありますが、(数年先を見据えて)育てるというよりは戦力として考えて獲得しています。

今季は、竹内公輔をはじめとするベテランと若手を融合して、結果を求められるシーズンです。その意味では非常にいい補強ができたと思っています。

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【鵤誠司選手 コメント】

皆様こんにちは。青山学院大学より入団いたしました鵤誠司です。

1 年でも早く、プロの世界でやりたいという思いがあり、大学を中退しての入団を決断しました。広島ドラゴンフライズには佐古賢一ヘッドコーチがいらっしゃるので、ポイントガードとして多く 学べることがあると思い、入団を決めました。佐古ヘッドコーチからはいろいろ吸収させていただいて、選手としても人間としても多くの 引き出しを持つ、いい選手になりたいと思います。

ポイントガードとしては重量級なのですが、その体の強さを生かしつつ、ゲームメイクのできるところがセールスポイントです。広島に来るのは今回が初めてで、まだそんなに時間は経っていないのですが、街に出ると人の温かみを感じています。

当面の目標として、まずは広島でチームを代表する選手になり、後々は日本を代表する選手になっていきたいと思います。

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【以下、質疑応答】

―大学を中退して、広島に入団することになった経緯を詳しく教えてください。

【鵤選手】 来年入団するという選択肢も考えたのですが、1年でも早くプロの世界に入ったほうが、同世代の選手よりもアドバンテージを持てると思い、決断しました。迷いはありませんでした。

―入団前にチームを外から見ての印象と、実際に合流してからの印象は。

【鵤選手】 昨季の試合を何試合か見せてもらって、チームとしての雰囲気がすごくいいという印象がありました。一昨日から合流させてもらってからも、同じ印象を持っています。選手間に壁がなく、なんでも話せる雰囲気があります。

―入団発表時に「佐古監督の熱意に惹かれて」とコメントされていましたが、どのようなやりとりがありましたか。

【鵤選手】 入団前にお会いさせていただいた時に「おまえと一緒に広島ドラゴンフライズを強くしていきたい」とおっしゃっていただきました。その一言で「この方なら一緒にできる」と思い、入団を決めました。

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―佐古ヘッドコーチは今季「優勝」を目標に掲げられています。その中での鵤選手への期待と、役割を教えていただけますか。

【佐古HC】 我々は昨季、天皇杯決勝とNBLプレーオフを経験したチームになりました。プレーオフでは優勝候補を相手にあれだけの戦いができました。その我々にとって、優勝というのは決してイメージの伴わない「希望的目標」ではなく、そこに向けて昨季からさらに進歩していかなくてはいけない部分が明確になっています。

その一つがポイントガードのポジションでした。鵤選手のもつ体格やバスケットボールIQ、センスはこれまでの広島のバスケットボールをガラッと変える雰囲気を持っています。ポイントガードは「司令塔」と呼ばれるポジション。そのポジションを務める選手が自信を持っているかいないかで試合は大きく変わってきます。

去年は、競り合った試合をほとんど落としていました。その接戦で勝ちを拾うという部分で、鵤選手にはかなり期待をしています。競った試合でいかにいい判断、いい結果を招いていけるか。私自身ポイントガードでしたので経験を持っていますが、それをいきなり伝えるというよりは、1シーズンしっかり、じっくり時間をかけて育てて、プレーオフまでには、日本のトップレベルのポイントガードとして経験や慣れというものを身につけてほしいと思います。我々がサポートすることで、彼の潜在能力をどんどん高めていきたいですね。1つの構想とし て、平尾(充庸選手)とのツーガードのフォーメーションを試してみたいと思っています。こうしたことができれば、チームの幅が広がっていくと思います。

鵤選手は、大学の1年の頃から選抜チームで海外のチームと戦ったり、日本代表候補にも入って練習に参加したりしていますので、経験値や判断力は持っています。しかし、プロではチーム内に外国人選手がコートに1人、2人います。ここは最初は戸惑うでしょうし、慣れていかなくてはいけない部分です。今までは日本語で、練習の中でのフィーリング、微妙なニュアンスの指示を含めてコミュニケーションをとっていたと思いますが、言葉の問題がある点と、自分のパフォーマンスを最大限に発揮しようとする外国人選手のスタンスを理解し、チームにうまく融合させることが大事です。

こうしたことが形になれば、優勝へのある程度のハードルを越えることができていくと思います。そうした裏付けがあって、「優勝を狙う」と言わせていただきました。

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終了後は記念撮影を行いました。

鵤選手の背番号は「18」。

言葉の端々から感じられる強い決意と自信が頼もしい、鵤選手の今シーズンの活躍に期待しましょう!