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4/7新入団選手発表会見詳細

4/7(月)に行いました「新入団選手発表会見」にご出席いただきました皆様、誠にありがとうございました。西明生GM、および新入団選手のごあいさつと質疑応答の様子を詳しくお伝えします。

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西明生GMごあいさつおよび5名の紹介

広島ドラゴンフライズとしては、チームを作るのは初めてのことです。選手の紹介をするにあたり、チームの方向性をお話しします。さまざまなチームがある中で、誠心誠意、挨拶のできる選手・言葉遣いのできる選手・思いやりのある選手をピックアップすることが私たちの(チーム作りの)狙いです。初めての入団選手の中で5人がどれだけできるかが、今後のチームの基本となると思っております。自信をもって3つの約束ができる選手を広島に連れてきました。

 

まず、田中成也選手よりご紹介します。

新潟県出身です。ミニバスケットボールを経験し、新潟の本丸中では全中3位を達成し、高校では国体選手となり、明治大学4年次は全日本大学バスケットボール選手権(インカレ)準優勝を成し遂げました。シュートはもちろん、カットインとダンクのできるシューティングガード(SG)ですが、一番光ったものはディフェンスでした。ルーズボールを激しく追う姿、コートでオーラの出る姿が磨かれていました。その地道な姿は、どの大学の選手よりもピカ一でした。審判への礼儀作法、コーチへの仕草なども、インカレ出場メンバーの中では最高だと思いました。

 

続きまして、柳川龍之介選手です。

宮城県仙台市出身。ミニバスケットボール・中学を経て、仙台高校時には国体に出場し、白?大学へ進学しました。昨年のインカレではベスト6というチーム史上最高位の結果を収めました。白?大はいわゆるスーパースターはいませんが、インカレでは柳川選手が大活躍し、ここまでの結果を残しました。彼は、田中選手同様SGです。ディフェンスと泥臭い姿がインカレ出場の選手の中で一際光っていました。
佐古賢一ヘッドコーチ(HC)、大野篤史アシスタントコーチ(AC)も、田中・柳川選手に関しては是が非でも広島に連れてきたい選手だと言っていました。近い将来、日の丸を背負うことのできる2名だと思っております。

 

続きまして、坂田央選手です。

ミニバスケットボールは経験しておらず、中学校からバスケットボールを始めました。中学校では全国ベスト16という結果を収めました。日本豊山高校、日本大学へと進学しました。大学では1年生から試合に出場し、インカレベスト6まで進んだことのある選手です。身長は192㎝のフォワードです。
クラブでは当初リストアップしていませんでしたが、1月に行われた合同トライアウトで出会うことができました。
佐古HCは「彼のファストブレイクへの勘の良さは素晴らしい。リバウンドを取った後に走り切る選手はなかなかいない。その走り方にセンスを感じた」と評価しています。味方がリバウンドを取った瞬間に早く走って速攻つなげることのできるいい素材を持っています。
この身長だと、プロではフォワードからシューティングガードへのコンバートもあるかもしれませんが、非常にシュート力、オフェンス力はあると思います。ただやはり、ディフェンス面ではまだ、甘い部分があり、ディフェンス強化の面ではまだ時間がかかるかと思います。非常に腕力が強く、軽々とダンクが出来る選手です。反面、まだ脚力が弱いですが、これから鍛え上げれば彼も日の丸を背負う選手を目指せると思います。

 

続いて、北川弘選手です。

滋賀県大津市の出身で、ミニバスケットボールクラブ・中学を経て、光泉高校ではインターハイベスト16となり、日本体育大学でも活躍したポイントガードです。
今回佐古HCは「とにかく広島でガードを作りたい」という思いがあります。その中の一人に、この北川という選手を獲得できたことを私も嬉しく思っております。
プレースタイルとしましては、非常にボール運びのスピードが速い選手です。スピードに限れば、プロのガードに負けないものをもっています。今後、(ポイントガード出身の)佐古HCにボール捌きなどの技術を教え込まれれば非常にいい選手になると思います。
佐古HCはもうひとつ「縦に切れ込むことのできる選手がほしい」と言っていますが、彼がその第一人者になると思います。もう一つの長所はその性格です。非常に明るいです。本日、午前中に公開練習をし、ミニバスケットボールの子どもたちと交流しましたが、非常にいいムードを作ってくれました。チームにおいてもムード作りにおける大切な役割を担ってくれると思いました。また、思いやりもあります。実にいいキャラクターを持った選手を獲得できたと思います。

 

最後に、地元・広島大学の岡崎修司選手です。

先日、広島大学様におきまして記者会見も行われましたが、地元選手第1号として獲得できた選手です。戸坂ミニバスケットボールクラブ、戸坂中学を経て、皆実高校へ進学しインターハイではベスト16まで進んでいます。高校卒業後は一浪し、6年制の広島大学薬学部へ進学しました。今現在も在籍中で、卒業までは2年間残っておりますが、両立させていくのがチームの方針です。
是非、彼にはプレイをしながら、卒業も絶対にしてもらおうというのが私たちの願いでもありますし、本人もそれを目標とし頑張ってくれると思います。性格は本当に真面目で、模範となれる選手だと思います。それを裏付けるエピソードがあります。
この度4人の選手が初めて広島の地に来ましたが、先々週の金曜日に彼らが到着して以来、岡崎選手はほとんど自宅に帰らず、彼らの身の回りの世話をし、さまざまな面でコミュニケーションを図ってくれました。私としても非常に助かりました。ここまで仲間を大事にできる選手とは思っていませんでした。
プレイとしては、この中国ブロックの大学はまだまだレベルが低く、インカレで活躍するレベルにはありませんが、佐古HCは「どうしても地元広島出身の岡崎選手をNBLのコートに立たせたい。ぜひ、岡崎選手を獲得してほしい」というコメントをいただき、獲得にいたりました。

 

0422-02広島ドラゴンフライズはまだ初めてのチームで、プロと呼ぶにはまだまだ甘い部分があります。その中で私たちができることは「お手本になれるチームを作る」ということです。誠実であり、思いやりがあり、一生懸命なチームを作るのが、クラブの方針です。
彼らが、これから獲得する移籍選手を変化させてくれる存在になれるかどうかというのが、この2か月間で大野篤史ACとともに社会人として積み上げていく課題です。

これから選手たちは報告・連絡・相談が出来る人、時間が守れる人、服装が整えられる人、道具を大切にする人、イスは必ず収めて帰る人、さまざまの部分に「社会人として」という部分を問われると思います。どこの会社でも1年目はそれを学ぶところから始まります。10月の開幕には堂々とNBLのコートに立たせてもらえたらと思います。

 

チーム編成の状況について

その他、チームの状況を報告させていただきます。
この後、5月までは各地区でバスケットボールクリニックやボランティア活動をさせていただきます。4月29日からNBLの移籍選手の交渉が解禁となります。その後約1か月で様々な選手との移籍交渉に入ります。目標は4人から5人、チームを引っ張ってくれる選手を獲得することです。ベテラン選手・若手選手どちらになるか分かりませんが、佐古HCは「ベテラン選手より若手選手を取りたい」と言っています。
6月1日には、佐古賢一HCが広島に来られ、そして、この広島に住むこととされています。関東から広島に来ていただいて、ここにいる選手をはじめ、移籍選手にもどれだけの影響を与えていただけるか、非常に楽しみです。
8月には外国籍選手の交渉に入ります。2名前後の外国籍選手を含め、トータルで11~12名を獲得していくつもりです。
9月11日がNBLの最終登録です。この日までに良い選手、良いチームができあがるように、全力を尽くします。ユニフォームの発表等、これから様々な部分でチーム編成が動いていきますが、まずはこの5人を皆様にお披露目することができ、うれしく思っております。

 

田中成也選手よりごあいさつ

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明治大学より入団した田中成也です。

広島ドラゴンフライズに入団するにあたって、自分には理想像があります。大学時代、地道なプレイとディフェンスを頑張ったので広島ドラゴンフライズに入団することができたと思っております。プロに入っても、長所を伸ばしていき、チームに欠かせない存在になっていけたらと思っております。

また、社会人として自覚を持ち、施設を使わせていただいたら施設の方に挨拶ができるような、当たり前のことが当たり前にできる選手になりたいです。広島のバスケットをこの5人で盛り上げていきたいので、応援を宜しくおねがいします。

 

柳川龍之介選手よりごあいさつ

0422-05白?大学より入団致しました柳川龍之介です。

私が広島ドラゴンフライズに入団したのは、佐古賢一さんがHCであるということでした。佐古HCと一緒にバスケットがしたいという思いが決め手の一つとなりました。

僕も田中選手と同じく、スター選手という訳ではありませんが、リバウンドやディフェンスのような泥臭い部分を頑張れば全国大会で通用するということを勉強してきました。それをまたプロでも、証明していきたいと思っております。小さいころから「プロバスケットボール選手になりたい」と思ってきて、今、それを実現させることができました。しかし、その夢を叶えたことだけで満足せず、日々練習に精進し、チームの勝利に貢献していきたいと思います。

 

坂田央選手よりごあいさつ

0422-06日本大学より入団した坂田央です。

入団した決め手は、佐古賢一さんがHCであるということですが、西GMの熱い気持ちに心を打たれ入団を決めました。

私もスター選手ではありません。リバウンドや速攻の先頭を走るということに重きを置いていましたが、これからディフェンスを鍛えなければならないと思っています。夢であったプロになれて良かったと思いますが、これからも努力していかなければならないと思うので宜しく願いいたします。

 

北川弘選手よりごあいさつ

0422-07私が入団を決めたのは、佐古賢一さんがHCをされるということはもちろん、自分の大先輩でもある大野篤史さんがACであることも決め手になりました。

日本体育大学という伝統校で重圧や、いろいろなものを背負って戦ってきました。その中では、挫折も良いこともたくさん味わいました。田舎から出た時もプロになりたいと思って出てきました。

今後のプロとしての理想像は、上手くならないといけないのはもちろん、ファンの皆様とチームに愛されることです。それはきっと、ファンの皆さんや、スタッフや家族への感謝を忘れずにいれば、ついてくるものだと思います。プロとして驕ることなく、感謝の気持ちを常に抱きながらプレイすれば、チームも、広島全体も盛り上がるし強くなると思います。だからまずは、気持ちを大切にやっていきます。当面の目標は、試合に出て活躍し、チームのみんなと喜びを分かち合うこと。常に「勝つ」という気持ちを忘れずに頑張ります。

 

岡崎修司選手よりごあいさつ

0422-08広島大学より入団した岡崎です。

私は、広島ドラゴンフライズができるのを大学3年の頃に聞き、何としても地元・広島で、小さい頃からの夢だったプロバスケットボール選手になりたいと思いました。それを、このような形で実現できたことを嬉しく思っております。

契約させていただくに至るまでには、たくさんの方の支えがありました。それでようやく今の自分がいると思いますので、皆様に感謝しています。

私は(全国一のレベルである)関東ではなく、広島でプレイしてきたので、自分自身まだまだ力不足だと思います。まだ開幕まで時間があるので、佐古HC、大野ACの指導を素直に学んで、何としてでも開幕戦でコートに立てる選手になりたいと思います。子どもたちから大学生まで、広島でバスケットボールをするみなさんの見本になれる選手になりたいと思います。応援をよろしくお願いいたします。

 

【質疑応答】

プロとして、今これから歩まれるにあたり、これからの心境としてドキドキしているか、ワクワクしているかどちらですか。理由も添えて。

○田中成也

私は、チャレンジするのが人生だと思っています。新潟の田舎から関東の1部リーグに入るときも、実力がないことが分かりながら入りましたが、そういう時の心境はドキドキよりもワクワクの方が強かった。そういう感情を味わいたかったので関東の明治大学に入学を決めました。今もその心境に近いので、ワクワク感が大きいです。

 

○柳川龍之介

ワクワクとドキドキ感は半分半分です。ドキドキの理由は、(現時点で)選手全員がそろっているわけではなく、まだチームの形が見えない点で、不安もあるということです。ワクワクの理由は、自分たちがこのチームで最初の代なので、他のチームにはないやりがいがあるのではないかと思える点です。

 

○坂田央

ドキドキ、ですね。まず東京を離れたことがないので、広島に来る前からドキドキしていました。トップリーグでプレイができることも、その理由です。

 

○北川弘

私は、100%ワクワクしています。広島は新規チームで土台がありません。ここを良くするも悪くするも自分たち次第です。もちろん良くするつもりしかないし、勝つつもりしかありません。ワクワクしますし、期待感も強いです。

 

○岡崎修司

どちらかと言われれば、ワクワクしています。まず、日本のトップの人たちと試合をするということがひとつ。そして広島初のプロチーム、広島ドラゴンフライズをきっかけにバスケットを盛り上げていけると思うのでワクワクしています。

 

得意のプレイ、強化していくプレイは何ですか

○田中成也

得意プレイはディフェンスです。大学時代すごく練習しました。オフェンス面では体を張るプレイ、3Pシュートが得意です。苦手なプレイは細かいことではあるが、パス、ドリブルを鍛えれば自分の選択肢も広がると思う。

 

○柳川龍之介

1on1のディフェンスが得意です。オフェンスよりディフェンスの方が楽しいと思っています。「たとえ自分が得点を決められなくても、自分のマークマンに得点を取らせなければ引き分けだ」という考えを持っています。大学4年間でディフェンスの種類を学んできた中で、ディフェンスはやはり気持ちだと感じています。止めようという気持ちが出ないと動けません。私は負けず嫌いなのでディフェンスに関してはNBLでも負けたくない部分です。オフェンスでは、ランプレイ、ハーフコートでは3P・ジャンプシュートに注目してほしいと思います。

 

○坂田央

ランニングプレイとリバウンドが得意で、速攻の先陣を切って先陣を行くタイプです。走ることが好きで、大学4年間もずっと走るプレイに力を入れてきたので、そこに注目してほしいです。

 

○北川弘

走ることに関しては誰にも負けないし、負けてはいけない部分でもあります。クイックネスでも負けられません。弱点、克服すべき点は、フィジカルが弱い部分です。NBLで戦うにはまだまだ足りない部分。空中での当たり、外国人選手の当たりが強くなるので体を鍛えなければならないと認識しています。チームが苦しい時こそ助けられる、状況判断のできるガードになりたいですね。

 

○岡崎修司

これまでディフェンシブなチームに所属することが多く、ハードなディフェンスが得意です。オフェンスでは、シュートが好きなのでそういう面を伸ばしたい。克服する点は、NBLで戦うには体が弱いのでフィジカル面での強化だと思います。

 

佐古賢一HCは、みんなにとってこれまでどんなイメージだったか。

田中成也

中学時代、佐古さんが現役で活躍していらしたときに佐古さんを見て、素人目ではわからないような上手さを感じました。自分のなりたい存在、憧れでした。

 

○柳川龍之介

小学生時代、ミニバスケットボールをやっていた時にプロの試合を見ることがありました。初めて試合を見たときの佐古さんは派手なプレイではなかったですが、オーラを感じました。そのとき佐古さんのことは知らなかったのですが、後ほどそれが佐古さんだと両親から聞いた時から、私の憧れの存在となっています。

 

○坂田央

中学の時からバスケを始め、少し遅いのですが3年生のころに佐古さんの存在を知りました。手の届かない憧れの存在だと思っていました。

 

○北川弘

父の影響でプロの試合を見に行くことが多く、その時に佐古さんの存在を知りました。今でも雲の上の存在であり、私はまだお会いしたことはないので分からないのですが、印象としては本当にすごい方で、そんな方に教わることができるのは幸せなことだと思いました。必死に食らいつき、一つでも多くいろんなことを学びたいと思います。

 

○岡崎修司

広島で毎年夏に開かれる3on3の大会の時に、佐古選手が広島に来られて、それが初めてプロの選手を見た体験でした。その時から憧れの存在となりました。佐古さんのプレイを注目して見るようになり、やはり憧れが強いです。教えてもらえるのは光栄なことだと思うし、沢山学びたいと思います。

 

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終了後は5選手で記念撮影を行いました。