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【試合結果】5/28(火) 日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 琉球ゴールデンキングス戦 GAME3

5/28(火)日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24 琉球ゴールデンキングス戦 GAME3の試合結果をお伝えいたします。

広島ドラゴンフライズ 65-50 琉球ゴールデンキングス
(1Q: 17-12、2Q:18-17、3Q: 11-11、4Q: 19-10)

 

スターター

広島:ケリー・ブラックシアー・ジュニア、中村拓人、ドウェイン・エバンス、河田チリジ、山崎稜
琉球:アレン・ダーラム、岸本隆一、今村佳太、小野寺祥太、ジャック・クーリー

主なスタッツ

◆得点

ドウェイン・エバンス

13得点

中村拓人

12得点

ケリー・ブラックシアー・ジュニア

9得点

 

◆リバウンド

ドウェイン・エバンス

9リバウンド

ケリー・ブラックシアー・ジュニア

6リバウンド

河田チリジ

3リバウンド

 

◆アシスト

ケリー・ブラックシアー・ジュニア

4アシスト

ニック・メイヨ

4アシスト

ドウェイン・エバンス

3アシスト

山崎稜

3アシスト

※スタッツは修正が入る場合もございます。

戦評

1Q
広島は#8ブラックシアーがドライブから得点し先制。さらに#12中村も得点。琉球は#45クーリーがインサイドから得点。両チームともリバウンドの意識を高く持ち、9-5とロースコアの展開になる。その後、広島#12中村が7得点目の3Pシュートを沈めると、すかさず琉球#14岸本が3Pシュートを決め返す。広島は激しいディフェンスを展開し、琉球のタフショットを誘う。その間、#15河田のディフェンス越しのダンクシュート、#7船生の3Pシュートで広島が17-12とリードして1Q終了。

2Q
広島は、開始早々に#10上澤が3Pシュートを沈める。対する琉球は#15松脇が3Pシュート。その後、広島は#8ブラックシアー、#24メイヨの連続3Pシュートで得点し26-15となり琉球がタイムアウト。琉球は広島の厳しいディフェンスに苦しむも#14岸本が3Pシュートを沈め、さらに#7ダーラムがフリースローで得点を重ね、点差を縮める。広島は#12中村がドライブから得点し28-19でオフィシャルタイムアウトへ。琉球は#4ローがインサイドからバスケットカウントで得点する。その後も琉球はディフェンスのギアを上げ、広島のターンオーバーから#4ローの得点で24-28と一気に点差を縮め広島がタイムアウト。その後、両チームともディフェンスが機能し、ロースコアになるも要所で得点を重ねる。終盤に広島#15河田、#24メイヨがフリースローで得点し、このクォーターを18-17とした広島が35-29と6点リードして前半を終了する。

3Q
琉球は#30今村がジャンプシュート、レイアップで連続得点。広島は#8ブラックシアーがオフェンスリバウンドから得点する。広島は、琉球がインサイドにボールを集め起点を作るもダブルチームを仕掛け琉球のミスを誘う。オフェンスでも#30山崎のアシストから#8ブラックシアーが得点し39-35とする。その後、広島は#30山崎が2本目の3Pシュートを沈める。さらに#13エバンスが得点し44-35として琉球がタイムアウト。流れを変えたい琉球だが直後のオフェンスでもターンオーバー。広島#13エバンスが得点し、流れを変えることができない。このクォーターは両チームとも我慢が続き11-11の同点。46-40と広島が6点リードで最終クォーターへ。

4Q
広島は#24メイヨが3Pシュートを沈める。琉球は#45クーリーがオフェンスリバウンドから得点。広島はディフェンスでもローテーションの徹底とリバウンドの意識を高く保ち、琉球の得点を停滞させる。琉球は#30今村がドライブから得点したが、広島#24メイヨが琉球のローテーションミスから#34三谷の得点を演出。残り5分で53-44とする。オフィシャルタイムアウト後、広島は琉球の激しいディフェンスを受けるも#12中村が苦しい体勢から3Pシュートを沈める。さらに#13エバンスがインサイドから連続で得点し、60-46とさらに点差を広げ琉球が最後のタイムアウトを要求。琉球は果敢にゴールへアタックするが、得点を奪うことができない。その後はファウルゲームとなり、広島は#13エバンス、#34三谷がフリースローを沈めて試合を決めた。このクォーターを19-10とし、広島が65-50で見事勝利。ワイルドカードから下剋上を完遂。B.LEAGUE初優勝を飾った。

まとめ
広島が琉球との激戦を制し、初優勝を決めた。勝因となったのは要所で決まった3Pシュート。成功率は34.6%と高くはなかったが、追い上げられるたび3Pシュートで返し、琉球の反撃の勢いを削いだ。守備は激しく当たり、琉球から奪ったターンオーバーは実に19本。オフェンスリバウンドを琉球に奪われるシーンも多かったが、粘ってシュートを決めさせなかった。#5マーフィー、#15河田が4ファウルで交代した時間を救い、優勝のラストピースとなったのが#34三谷。守備での貢献、そして最後のフリースローが勝利をたぐり寄せた。広島はワイルドカードからの下剋上を完遂し、初優勝。B.LEAGUE 5クラブ目の王者となり、B2を経験したクラブとしては初の快挙を成し遂げた。チャンピオンシップMVPはGAME 2の勝利の立役者となり、今日も2本の3Pシュートが効果的だった#30山崎が選ばれた。 

会見コメント

◎広島ドラゴンフライズ
■カイル・ミリングHC
「(勝利が決まった瞬間の思いを聞かれ)まずは琉球を本当に心から称えたい。ディフェンディングチャンピオンとして、素晴らしい戦いをこの地で繰り広げてくれた。本当に素晴らしい試合だったと思う。このシーズンを通して、 本当にタフなシーズンだった。負傷者や大きな波もありながら、選手1人1人が信じてここまで戦って、戦い抜いてくれたと思う。シーズンを通して 最後まで私たちを信じて、1人1人を信じて戦ってくれた選手たちを本当に誇りに思う」

■中村拓人
「(勝利が決まった瞬間の思いを聞かれ)ブザーが鳴った後、あまり実感は湧かなかったが、チームメイトが喜んでいる姿やブースターの皆さんが本当に喜んでる姿を見た時に、優勝したんだなっていうのを改めて感じた、クラブもどんどん歴史を作っていく中で、その一員になることができて僕自身嬉しかったなと思う」

■山崎稜
「(勝利が決まった瞬間の思いを聞かれ)試合が終わって優勝した瞬間というのはあまりすぐ実感が湧いてくることもなく、少し変な感覚に襲われた。それでもチームメイトが喜んでいる姿を見て、僕たちがやり遂げたんだなと改めて感じた」