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#17武内理貴選手 #34三谷桂司朗選手 新入団記者会見コメント

2024年1月9日(火)に#17武内理貴選手 #34三谷桂司朗選手の新入団記者会見を実施いたしました。
 

登壇者

・岡崎 修司ゼネラルマネージャー
・#17武内理貴選手
・#34三谷桂司朗選手 


 

ごあいさつ

岡崎修司 ゼネラルマネージャー



皆さん、おはようございます。本日は、お忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。本日無事に、2人の選手の入団会見を実施することができ、嬉しく思っています。
既に2人とも、チームに加入して活動を始めている中ではありますが、加入に至った経緯や、今後に期待することなど、皆様にお伝えできる機会を作りたいと思います。本日はよろしくお願いします。

 

武内理貴選手



このたび、広島ドラゴンフライズの特別指定選手として加入しました。武内理貴です。
素晴らしいチーム、素晴らしい環境でプレーできることに感謝しています。自分の見ていただきたいプレーは3Pシュートとディフェンスです。まだまだ経験が浅いですが、毎日練習して成長をして、チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

三谷桂司朗選手


本日はお集まりいただき、ありがとうございます。広島ドラゴンフライズに加入することになりました。筑波大学の三谷桂司朗です。昨シーズンに引き続き、この広島ドラゴンフライズで活動させていただけることに感謝しています。自分はオフェンス、ディフェンス共に体を張ったプレーや3Pシュート、またボールプッシュというところで、バスケットボールの展開を早くしているところが強みだと思っているので、ぜひそこを見てもらいたいと思っています。よろしくお願いします。

 

岡崎GMより入団の経緯説明


改めて、2人が広島ドラゴンフライズに加入をしてくれて、すごく嬉しく思っています。2人についてそれぞれお話をさせていただきます。

まず、武内選手につきましては、早い段階からクラブの方ではピックアップをしていました。具体的には大学の新人戦のタイミングになります。関東のトーナメントやリーグ戦などは欠かさず観ていましたし、下級生の新人戦も注目していました。そのような中、彼自身の個人のスタッツを見ても素晴らしいパフォーマンスを出していましたし、学年が上がるにつれて、元々関東の3部のチームを1部に引き上げたという実績を持っています。武内選手は、個人の活躍も素晴らしいものを持っていますが、その中でもキャプテンとしてチームを勝利に導いてきた実績、そのような経験とメンタリティーを持ち合わせている部分に、非常に注目をしていました。2023年の秋頃には、直接練習も見に行きましたし、当然試合も見ていましたので、コミュニケーションをとらせていただいて「広島で一緒にプレーしよう」と声を掛けさせていただき、今回の加入に至りました。
本人からも説明がありましたが、アウトサイドからのシュートは本当に素晴らしいものを持っていると思います。特にオフボールからボールをもらう動きやドリブルからのクイックかつ思い切りの良い3Pシュートが打てるという点などは彼の持ち味だと思います。また、関東の大学のリーグ戦で、徹底マークを受ける中でもしっかり点を決め、高い確率を残してきたというところは、今後、さらに伸び代があると思っています。もちろん関東の大学のレベルとB1リーグのレベルの差はありますが、フィジカル面や経験、メンタル面も含めて成長していけば、必ず結果を出せると思っています。とても期待していますし、これからの武内選手の活躍を見ていただきたいと思っています。

三谷選手につきましては、昨シーズンも入団会見をさせていただきましたが、オールラウンドに活躍できる選手です。攻守ともに、チームの柱となり得る選手だと思っています。4年生としてのこの1年間は、筑波大学のキャプテンとしてインカレ3位に導きました。素晴らしい個人のパフォーマンスだと思っています。また、昨シーズンよりシュートの確率、精度が向上しています。当然キャプテンを経験しているので、全体を見る力や総合的な力は間違いなく向上して広島に帰ってきてくれたと思っていますし、即戦力としての活躍も期待されますので、今後に注目していただければと思います。現在は足の負傷により、コンディション調整としていますが、チームに合流して、コートで活躍する姿に期待しています。また待望の広島出身選手ということで、ブースターの方だけでなく多くの関係者の皆さまや広島の子どもたちも注目して応援してくれる選手だと思っています。一緒に成長できるようにまずはこのシーズン、そして来シーズンに向けてしっかりと戦っていきたいなと思っております。

 

質疑応答 岡崎GM



クラブの方針である若い選手の加入について。
広島ドラゴンフライズを選択してくれたことを嬉しく思っております。先ほどもお伝えしましたが、2人とも伸び代がある選手だと思います。当然、最初は上手くいかないことも多々あると思いますが、一つずつ経験を積み重ねて、短期的ではなく、中長期的に成長をして、今後チームを支えてくれると嬉しいです。
現状チームに負傷者が多くなっていますが、このような時だからこそチャンスを掴んでほしいとも思っています。また、シーズン途中に完成されたチームの中に入り、コーチ陣の信頼を勝ち取るのは本当に難しいことだと思いますが、その中でも2人は活躍してくれると思いますので期待しています。


広島県出身の三谷選手の加入について。
広島県出身の選手がしばらくチームにいない状態でした。三谷選手の加入はクラブにとって意味があり、嬉しいことですので、広島の顔と言われるような選手に育ってほしいと思います。

チームに若い選手が多い中、加入が与える影響について。
メンバーが12名を超えるようなロスターになっているので、競争がチームの中で出てきていると思います。そのような中、お互いが競い合って、それが選手の能力を高めることに繋がってほしいと思います。そして、それがチームを支えるものにもなると思います。2人にも成長して、コートでプレータイムを勝ち取ってほしいと思っています。

武内選手については、デビュー戦で早速3Pシュートでの得点も記録しました。現状の評価について。
本当に頑張っていると思います。加入した直後で3Pシュートを決めるというのは、簡単なことではないです。第4Qまで、なかなかチャンスが貰えない中、1本目のシュートを決めるというのは本当に難しいことだと思いますので、評価をしています。年末の長崎ヴェルカ戦も含めて、少しずつプレータイムをもらえています。自分自身が一番課題を感じていると思いますので、成長をして、たくさんチャンスを掴んでいてほしいと思っています。

三谷選手の怪我の状態とデビュー戦の時期について。
状態を見ながらになりますが、現時点で十分にワークアウトもできている状況です。近日中に復帰の見込みを立てております。

 

武内選手・三谷選手 質疑応答



広島ドラゴンフライズに加入した決め手やきっかけは。
武内選手:クラブのビジョンやBプレミアへの参入を目指している所が大きかったです。何より自分が一番成長できる環境が整っている所や、これからの自分自身の長期的な成長を見てくれたのが一番の決め手です。B1リーグのため、プレータイムは限られてくると思いますが、それよりも得られるものが多いと思ったので、広島ドラゴンフライズに決めました。

三谷選手:小さい頃から広島ドラゴンフライズを見て、プロバスケットボール選手になりたいと思っていました。広島ドラゴンフライズでプロのキャリアをスタートして、厳しい道のりにはなると思いますが、自分の実力でプレータイムを勝ち取り、広島出身として、プロでも活躍している姿を地元の小さな子どもや、たくさんの人に見ていただきたいと思っています。そのため、広島でプロの選手としてスタートするという気持ちは、昔から変わらずありました。広島サンプラザホールの最寄り駅の新井口駅には、広島ドラゴンフライズのポスターが貼られていたと思いますが、生まれ育った町に自分のポスターが掲載されているというのは、感慨深いものがあります。それと同時に、慣れないというのもあります。まだあまり実感はありませんが、地元を代表できるようなプレーヤーになりたいと思っています。


周囲の人からの反応は。
三谷選手:インカレが終わってからチームに合流しましたが、たくさんの方から「おかえり」と言っていただけたのがすごく嬉しかったです。地元の繋がりというのを大事にして、周りに感謝しながら努力を続けていかないといけないと思いました。

チームの印象は。
武内選手:練習の雰囲気はとても良いです。自分が急に加入したにも関わらず、皆さん優しく接してくれます。コーチ陣も「これはこうした方がいいよ」など、すぐアドバイスを伝えてくれます。また、大学とは1つ2つも上のレベルで、毎日の練習を素晴らしい環境できているので、成長していければプレータイムも伸びてくると思って頑張ります。

三谷選手:昨シーズン、特別指定選手として活動させていただいた時とメンバーは大きく変化がないので、他の選手とコミュニケーションはすぐに取ることができました。高校3年生の時と比べると、クラブの目標やレベルは上がっているので、それに伴ってチーム練習の質やコミュニケーションの量、あとはプレーの徹底力などが、これまでと違うと感じました。武内選手も言っていましたが、練習に集中できる環境は常に整っているので、一人ひとり仲はいいですけど、日頃の練習からプレータイムを勝ち取るために競争する緊張感もあるので、自分はすごく良い刺激を受けています。

目指している選手は。
武内選手:自分が目指しているプレースタイルは辻直人選手(群馬クレインサンダーズ)です。シュート力もそうですが、決まるとチームが勢いにつきますし、ハンドラーとしてもピック&ロールを使ってプルアップで3Pシュートを打てます。そのようなプレーを参考にさせていただいているので、まだまだ力は及ばないですが、成長して、辻選手のようなプレースタイルになりたいと思っています。

三谷選手:1人の選手を参考にしているのではなく、Bリーグでプレーされている同じポジションの選手から勉強させてもらっています。これからはBプレミアに向けて、外国籍選手が増えていくと思いますが、日本人1人で外国籍選手を守れるディフェンス力、体の強さなど、そのようなフィジカルの部分を自分の強みとして生かしたいです。オフェンスではチームの重要な役割を任せられる存在として、しっかりと決め切るというところがこれからプレーしていくために必要になると思うので、同じポジションの選手のいろいろな選手のプレーを参考にさせてもらっています。


2人はインカレで直接対決されています。当時の試合の振り返りやお互いの印象は。
武内選手:試合をする前からお互いを知っていたので、負けたくないという気持ちはありました。試合では要所で3Pシュートを決められました。(三谷選手は)対戦相手としては嫌な選手でしたが、今回チームメイトになった印象はとても優しいですし、良い同期だと思います。

三谷選手:武内選手は関東1部のチームの中で、頭1つ2つ抜けているぐらいに得点能力が長けていて、マークをしていても決め切るところが彼の強みだと思います。本当に警戒していましたし、リーグ戦1巡目で山梨学院大学と戦いましたが、僕は怪我で試合に出場できませんでした。インカレが最初で最後のマッチアップということもあり、気持ちの入り方は他の試合とは違うような感覚がありました。試合と関係ないようなことも喋るような、話しかけやすい性格だったので「一緒に同期として広島でプレーできることが楽しみ」というのも試合をしながら感じていました。


2人とも大学時代はキャプテンを務めていましたが、学んだことは。
三谷選手:小学生の頃からバスケットボールをプレーしていますが、一度もキャプテンを務めたことがなく、周りも僕自身もキャプテンを務めるとは思ってもいなかったので、最初はどのようにキャプテンシーを発揮すればいいかなど、悩んだ時期もありました。しかし怪我をしたこともあって、自分がプレーできない中でも、チームを引っ張るためにどうすればいいのか。それを考える時間があったので、自分だけではなく、周りを見て選手一人ひとりに声の掛け方を変える、自分が発言をすることで責任も伴うと思うので、より一層、僕がチームの前に立って、模範となるような行動していく事を心がけながら生活していくことが、キャプテンとして学んだ部分だと思います。

武内選手:自分は3年生からキャプテンを務めさせてもらって、そのまま4年生もキャプテンをしました。3部からスタートしたチームのため、1部のチームに比べれば、無名の選手が多い中で、どうやって1部の相手に勝利できるのかというのを、チーム全体もそうですが、選手個人にも話して「勝てる、倒せる」というのを伝えてきました。チームの状態が良い時に盛り上げるのは簡単だと思いますが、悪い時にどうやってチームが良くなるのかを話して、1部でも残留でき、インカレでもベスト8になれたので、良かったと思います。


昨シーズンは特別指定選手としてBリーグのチームでプレーしていました。この1年間でレベルアップしてきたことは何ですか。
武内選手:フィジカルの違いを一番感じました。昨シーズンは今より細く、今も全然足りないですが、すぐ付くものでもないので、長期的に鍛えて強化しないといけないと思っています。チームに合流してから他の選手を見ていると、練習の1~2時間前から自主練習している選手がいて、プロがそれだけ練習しているので、学生の自分はもっと頑張らないといけないと感じました。

三谷選手:大学だと相手選手とぶつかっても、そのまま守備を続けることができましたが、B リーグでは一瞬の差をつくられてしまって、失点につなげられるシーンが多かったです。体の使い方をうまく考えながら戦わないと、守備で自分のマークを止めることができないと感じました。そこは大学に帰ってからも意識していました。自主練習のシュート練習も試合を想定したスピード、強度で練習している選手が多かったです。動きの中で体にストレスをかけながら打ち続けるところが、Bリーグの舞台でも決めきるためには大事なことだと感じました。そこを意識しながら大学でも練習をしていました。


今シーズン、どのようなプレーをしていきたいですか。
武内選手:最初は限られたプレータイムになると思います。そこでいかにインパクトを残せるかが重要になってくると思います。ディフェンスを大学時代はあまり重きを置いていなかったので、自分が持っているものを全て出すぐらいの気持ちで試合に臨んでいきます。まだフィジカルが強化できてないので、試合で感じながら強化していきたいです。

三谷選手:(全体練習には)これから合流する予定です。武内選手がデビュー戦で得点しているシーンを見て、同期としてすごくうれしい反面、自分がその場に出たら得点するのは簡単なものではないと感じました。デビュー戦は多くの人が期待してくれると思うので、自分の役割を全うしながら、限られたプレータイムでも結果を残すことが本当に重要になると思います。日頃の練習から準備していこうと思っています。


座右の銘や信念を教えてください。
武内選手:「挑戦」です。今年はうまくいかないことの方が多いと思います。そこで下を向いてしまったら終わりだと思うので、うまくいかない時にどうするのかを自分で考え、周りに相談をしてステップアップできるようなシーズンにしたいです。

三谷選手:高校時代の恩師からは「感性を磨け」と教えられてきました。バスケットボール選手の前に、様々なことに感謝をしながらバスケをしていかないと、どれだけ成果が出せても、周りからは認められないと教えられ育ってきました。プロになっても、そこは忘れずにプレーしていきたいと思っています。地元に帰ってきた時に、たくさんの人に「おかえり」と言っていただいた時にも感じましたが、地域の方とのつながりや親、家族、友達、先輩後輩にも感謝しながらバスケを続けていくことが大事だと感じています。