#4ロバーツ・ケイン選手 新入団記者会見コメント
2023年8月24日(木)に#4ロバーツ・ケイン選手の新入団記者会見を実施いたしました。
登壇者
・岡崎 修司ゼネラルマネージャー
・#4 ロバーツ・ケイン選手
ごあいさつ
岡崎修司 ゼネラルマネージャー
皆さん、おはようございます。本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。
本日無事に、ロバーツ・ケイン選手の入団会見を実施することができ、嬉しく思っています。契約に至った経緯や、今後の展望についてもお話させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
ロバーツ・ケイン選手
こんにちは、ロバーツ・ケインです。このような機会を与えてくださった広島ドラゴンフライズに感謝いたします。私の大きな夢でもある、NBA入りや日本代表選出という夢を、ここでの経験を生かして実現したいと思います。チームを勝利へと導き、今シーズンもチャンピオンシップに出場できるように貢献していきたいと思います。よろしくお願いします。
岡崎GMより、ロバーツ・ケイン選手入団の経緯説明
私がロバーツ選手に注目していたのは、かなり昔のことになります。 ロバーツ選手は以前、B2(現在B3)のアースフレンズ東京Zでプレーをしており、その当時から若く、フレッシュで可能性のある選手だと注目をしておりました。アースフレンズ東京Zでのシーズンが終了した頃、ロバーツ選手の今後について問い合わせていましたが、既にアメリカでの挑戦が決まっていたので、我々としてはチャンスがありませんでした。
以前、チーム編成の終了についてお知らせいたしましたが、ロバーツ選手と契約の可能性があるのは頭の中にあり、正式に日本に帰ってくることが決まったタイミングに合わせて、今回の契約合意に至った次第です。
彼は、クイックネスが優れており、非常に高いスキルも兼ね備えているので、ドラゴンフライズが求めるバスケットボールにもすぐ適応できると思っています。 また、ドラゴンフライズのバスケットボールの特徴として、「チーム全員で勝利する」というスタイルを昨シーズンから続けて今シーズンも構築しています。
その中でも、チームプレーやチームの中での役割を理解して、尚且つ自分の良さを発揮するというのは、若手の選手ではなかなか難しいような部分もしっかりと挑戦して、徐々にプレーで発揮しています。そのような面でも今シーズンからプレータイムを勝ち取り、チームの中心選手へと育って欲しいと思っています。チームを勝利へ導く活躍も期待できると思っております。 また、契約に至った際のリリースにも掲載しましたが、今シーズンは早い展開でのバスケットボールを目指しています。ポイントガードのロバーツ選手が加わることで、シュートの部分でも早い展開を作り出すことがチームとして出来るようになると思います。そのあたりは非常に楽しみにしています。
最後になりますが、ロバーツ選手自身、非常に成長意欲が高い選手です。
ロバーツ選手の加入で、チーム全体で成長したいと思っていますし、選手が成長できる環境と一緒に育っていけるようなクラブと、選手我々の方向性が一致したと思っています。彼の成長が今シーズンのチームの結果に置き換えいただければと思っています。
質疑応答 岡崎GM
ロバーツ選手とは、特別指定選手の枠を使って契約をしています。特別指定選手の選手でもプロ契約ができるので、枠としては特別指定の枠ですが、クラブとしてはロバーツ選手を特別扱いする訳ではなく、通常のプロ選手として考えています。理由としては、単純に今シーズン通して怪我人やワールドカップなどの代表活動もシーズン前に予想されると思っています。リーグの選手契約の人数が決まっているので、特別指定選手枠を使うことで選手枠の余裕を持たせており、この枠を活用させていただいた次第です。
ロバーツ選手は即戦力としての加入なのか
将来性や即戦力について、開幕戦からチャンスがあると思っています。 その理由として、チームの戦術的にも2ガードの時間帯も増やしていきたいというヘッドコーチからの意向があります。ロバーツ選手自身、スキルやメンタル面の強さに加えて、思い切りの良さも持ち合わせています。その部分はヘッドコーチが好む強さでもありますし、活躍が期待できる部分だと思っています。私個人としても期待をしています。
ポイントガードとしてのタイプは
同じポジションの3選手の特徴と1番異なる点は、クイックネスであり、チームNo.1だと思います。映像でも伝わると思いますが、彼のキレは、現場で見るとより伝わると思います。更にはシュート力やパッシングスキルを含めて、本当に高いレベルを持ち合わせていると思います。ユニークなクイックネスを持ちながらも、高いレベルでプレーができています。
他の選手と競うことはもちろんですが、両立して2ガードになる時間帯もあると思いますし、1番ポジション、2番ポジションのポイントガード・シューティングガード両方出来ると思っています。そのような意味で、上手く棲み分けができると思っています。
質疑応答 ロバーツ・ケイン選手
昨シーズン、CS(チャンピオンシップ)に初出場したドラゴンフライズを見て、「CSに出場できるチームでプレーしたい」というのが入団を決めた理由の一つです。チームに貢献し、チームの一員として切磋琢磨し、自分の成長につなげたいと考えています。広島ドラゴンフライズは良いチームメイトも多く、自分自身が成長できる環境と判断したのが、もう一つの理由です。
入団後の今の心境は
チームメイトとの練習を数日間行ったのですが、コーチ陣やチームスタッフも含め、良いスタッフが揃っていると思っています。また、ポイントガードに優秀な選手が揃っていて、恵まれた環境が整っています。この機会を生かして自分自身の大きな夢に突き進み、チームに貢献していきたいと考えています。
自身の強みは
自分自身の武器の1つはスピードだと考えています。トランジションの場面でも、しっかりと先頭を走るのが持ち味の1つです。このチームはチームプレイを主体にしたバスケットボールをしているので、私もチームプレイヤーとして、このチームに貢献できると信じております。
出身地が神奈川県ですが、日本にいた期間は
生まれた場所は神奈川県ですが、すごく小さい頃だったので、何歳から何歳まで神奈川県にいたのかは覚えていません。神奈川県を離れた後にハワイに移住して、9年間過ごしました。そこから神奈川に戻り、横須賀にある中学校と高校に行きましたが、カリフォルニアの高校に編入し、卒業しました。高校卒業後は、アースフレンズ東京Zに加入し、1年間プレーしていました。
両親の国籍は
父がアメリカ人で、母は日本人です。
広島の印象は
広島は大好きで、素晴らしい街だと感じております。東京や神奈川とはまた違った環境があり、人々や気候なども素晴らしく気に入っています。この前、お好み焼き屋にも行きました。とても美味しかったです。 いいスタッフや選手陣に恵まれ、いい時間を過ごせていると実感しております。
お好み焼きはどの店に行かれたか
…忘れました(笑)
お好み焼きの味は
めっちゃ美味しい!(日本語で)
選手の中で、仲の良い選手はいますか
特別に仲の良い選手はまだいないですが、みんな良い選手です。例えば、同じポジションのりょう(寺嶋良選手)、とし(上澤俊喜選手)、たくと(中村拓人選手)だったりが、僕が練習場に入って行く時に、笑顔で挨拶してくれます。みんなが、自分を本当に暖かく迎えてくれるので、良い選手たちだと感じております。
ニックネームはありますか
自分はこれまで、ニックネームをつけられたことがないです。アースフレンズ東京Zに在籍していた頃も無かったので、広島ドラゴンフライズのブースターの皆さまに考えていただき、そのニックネームで呼んでいただきたいです。
バスケットボール以外にプレーしていたスポーツは
小さい頃、アメフトは2年ほど、体操は2~3年ほどしていました。
バスケットボールのプレーはいつから
真剣に取り組み始めたのは。中学2年生か3年生からです。
体操やアメフトの経験は、どのように生かされているか
体操に関しては、スクリーンを抜ける際の柔軟性や高く飛ぶ際の、ジャンプ力が鍛えられたのではないかと考えています。また、フットボールの経験は、カットプレーの動きに役立っていると感じています。バスケットボール同様、フットボールにもカットプレーはあるので、その経験が、現在の自分のパフォーマンスに役立っていると感じています。
これから広島で、やりたいことは
シーフードが好きなので、牡蠣をいっぱい食べてみたいと思います。
アメリカに進学された際は、もう一度日本でプレーしたいと思いながら進学されたのでしょうか
はい。ストーニーブルック大学の1年目は、学びの1年でした。色々なバスケットボールの知識を学び、選手からも沢山のことを吸収することが出来た1年間でした。
2年目は、プレータイムも平均20分以上もらうことができ、本当に良い1年目だったと感じております。しかしその後、アメリカで自分が成長できる機会を見つけることができませんでした。そして、大学での2年目が終わった後に「ドラゴンフライズでプレーできる」というお話しをいただきました。
ストーニーブルック大学に入学した時から、日本のプロでプレーしたいという思いはありました。日本には経験を持った選手がたくさんいるので、そのような環境で揉まれれば、私自身大きく成長が出来ると判断し、(将来的に)NBAでプレーするという大きな目標を持ちながら、広島に来ました。
アメリカでの2年間で成長した部分は
ストーニーブルック大学1年目はロールプレイヤーの役目を担っていて、バスケットボールのIQなど、細かいことを学べた1年でした。2年目はリードしていく駆け引きや、スクリーンから出ていくタイミングを2年目ではしっかり学ぶことができました。
自分の持ち味はスピードやクイックネスもそうですが、2年目では焦ってスピードを出しすぎてしまう場面があり、その部分をしっかりコントロールし、緩急の大切さをこの2年間で学べたと思います。
日本語でファンにメッセージをお願いします
今シーズン、がんばります!