【試合結果】10/15(土) 2022-23 SEASON B.LEAGUE 第3節 滋賀レイクス戦 GAME1
試合結果をお伝えいたします。
広島ドラゴンフライズ 86-83 滋賀レイクス
(1Q:17-22、2Q18:-17、3Q:26-18、4Q:15-19 OT:10-7)
【スターター】
広島:寺嶋良、辻直人、アイザイア・マーフィー、ケリー・ブラックシアー・ジュニア、ドウェイン・エバンス
滋賀:ケルヴィン・マーティン、テーブス海、杉浦佑成、柏倉哲平、イヴァン・ブバ
【主なスタッツ】
◎広島ドラゴンフライズ
◆得点
ケリー・ブラックシアー・ジュニア | 20得点 |
ドウェイン・エバンス | 18得点 |
寺嶋良 | 15得点 |
辻直人 | 15得点 |
◆リバウンド
ケリー・ブラックシアー・ジュニア | 12リバウンド |
ドウェイン・エバンス | 7リバウンド |
寺嶋良 | 3リバウンド |
アイザイア・マーフィー | 3リバウンド |
◆アシスト
寺嶋良 | 5アシスト |
アイザイア・マーフィー | 3アシスト |
ドウェイン・エバンス | 3アシスト |
辻直人 | 2アシスト |
船生誠也 | 2アシスト |
【戦評】
1Q
#0寺嶋のドライブでの得点で試合がスタート。続いて#5マーフィーのジャンプシュート、#8ブラックシアーの豪快なダンクシュートから安定したジャンプシュートで得点を重ねていく。一方滋賀は、#7テーブスのボール捌きを起点として #25 ブバのインサイドからの得点、#14柏倉の3ポイントシュートで得点を重ねる。両チーム積極的なオフェンスと硬いディフェンスを続け、拮抗した展開が続く。しかし、#1マーティンのバスケットカウントから勢いをつけた滋賀は、広島のチームファウルを利用し、積極的にインサイド陣で得点を重ねる。ディフェンスでは、#15ラベナを中心に広島のガード陣を苦しめる。積極的に得点を狙いたい広島は、#24メイヨの豪華なダンクを最後に点数が止まり、17-22で第1Q終了。
2Q
#4青木、#10上澤の2ガードで2Qをスタートした広島は、積極的にインサイド陣で攻めようとするも、滋賀#1マーティンの体を張ったディフェンスに苦しみ、ブロックショットをされ、そのまま滋賀に得点を許してしまう。流れを変えるべく広島が前半1回目のタイムアウトを取る。タイムアウト後、#0寺嶋のフリーでの3ポイントシュートと華麗なフローターシュートでの得点により、広島はペースを掴み始める。ペースを維持したい滋賀は、本日2本目の#14柏倉の3ポイントが決まり、ペースを維持しようとするも広島の硬いディフェンスに#7テーブスのパスミス、#25ブバの3秒オーバータイムなどのターンオーバーが重なり、なかなか流れを掴むことができない。オフィシャルタイムアウト終了後、滋賀は#14柏倉が3本目の3ポイント、さらに#32狩野の3ポイントが決まる。広島も負けずと#5マーフィーの3ポイント、#0寺嶋のドライブからの得点、#13エバンスの体を張ったディフェンスで勢いづけるも、滋賀#32狩野と#25ブバの3ポイントが連続で決まり、なかなかペースを掴み切ることができない。試合開始からリードを譲らない滋賀は、コートライン間際のボールも諦めずに追いかけ、チームや会場の雰囲気を盛り上げる。#3辻が3ポイントからのブザービーターを決めるも、滋賀がリードを譲らず、32-39で前半終了。
3Q
前半から終始追いかける展開となった広島は、スタートメンバーに戻して後半スタート。ガード陣が積極的にゴールへ攻めるも、滋賀のインサイド陣のブロックにより、得点を決めることができない。一方滋賀は広島のターンオーバーを誘い出し、#15ラベナと#7テーブスのレイアップシュート、さらに#1マーティンのダンクで得点を重ねる。#1マーティンは波に乗り、さらに連続で5得点を決める。この得点により、この試合最大の11得点差となった。滋賀の流れを断ち切りたい広島は、#3辻の粘り強いドライブからの得点、さらには#4青木の体を張ったディフェンスで滋賀にオフェンスファウルを取る。さらにローポストからの力強いインサイドプレーでバスケットカウントを決めて流れを徐々に掴み、徐々に点差を縮めていく。両者チームファウルが4つと重なり、フリースローで得点を重ねる機会が多くなる。広島はフリースローを確実に決めるも滋賀はなかなか決め切ることができない。広島は#13エバンスのバスケットカウントを起点に、#2朝山が3ポイントを冷静に沈め、この試合初めて主導権を握り最終クォーターへ。
4Q
ペースを取り戻したい滋賀は、前半から3ポイントで波に乗っている#14柏倉の得点、#7テーブスの難しい3ポイントが2本連続で決まり、逆転に成功。再度追い込まれた広島はタイムアウトを取る。タイムアウト後も滋賀の#7テーブスの勢いは止まらない。この流れを止めたい広島だが、滋賀のディフェンスに苦しみ、オフィシャルタイムアウトまで4-15と苦しい展開となる。オフィシャルタイムアウト後、広島は、オールコートゾーンでスタートし継続して滋賀を苦しめる。さらに滋賀のチームファウルが4つとなり積極的に攻めたい広島は、インサイドにボールを集め、スペースの空いたところに#0寺嶋が3ポイントシュートを冷静に沈め再びリードする。滋賀はこの得点によりタイムアウト。タイムアウト後、滋賀#15ラベナのドライブで同点に追いつくも、滋賀のチームファウルにより、広島はフリースローでの得点を重ねる。しかし、滋賀も積極的に攻め#25ブバがシュートモーションでのファウルを獲得し、2本のフリースローを沈め、残り24秒で同点にする。タイムアウトを取る広島は、最後のプレーを#13エバンスで攻めるも得点が決まらず、76-76でオーバータイムへ。
OT
オーバータイムとなり、滋賀のチームファウルが継続されていることで優位に立っている広島だが、滋賀にこのクォーター最初の得点を許してしまい、リードを許す。しかし、広島は冷静に#3辻の力強いドライブからのシュートがバスケットカウントとなり、広島はペースを取り戻す。#3辻へのファウルによって#25ブバが5ファウルでファウルアウト、さらに#1マーティンもファウルアウト。二人のファウルアウトにより、広島がさらに優位に立つ。しかし#0ワイリーが3ポイントを決め83-83と同点に。残り時間が迫る中で、両者緊張が走る。試合終了間際、滋賀のファウルゲームの展開となるも、#8ブラックシアーが2本、#13エバンスがフリースローを1本の合計3本決め、広島が集中力を切らさず粘り強く戦い抜き86-83で勝利。
まとめ
試合開始から追いかける展開となったが、第4クォーターでペースを掴み、オーバータイムへともつれる試合となった。相手選手との接触による#24メイヨの途中退場や、滋賀の二人の選手のファウルアウトなどアクシデントが重なる試合だったが、最後まで集中力と勝ちにこだわる姿勢で、見事広島がオーバータイムで勝利を収めた。明日の試合は良い部分を継続しながら、改善点を修正していきたい。
【会見コメント】
◎広島ドラゴンフライズ
■カイル・ミリングHC
「滋賀は二人の素晴らしいガードを備えていて、ブバ選手を中心にゲームを展開するチームだと予想していた。広島の選手は後半に12得点ほどのビハインドから最終クォーターとオーバータイムにかけて巻き返してくれたので、チームの気持ちの強さを感じたし、選手はコート上で体を張って表現してくれてたと思う」
■ドウェイン・エバンス選手
「個人的なパフォーマンスはすごく悪かった。しかし試合の中で徐々に自分のリズムを取り戻し、立て直すことはできたと思う。個人ではなく、チームで勝利することができた試合だったと思う。フリースローの時は何も考えずただ無心で打っていた。チーム全体として、明日もディフェンスを継続して行い、オフェンスはボールを回して、良いリズムを作り出したい。個人的にはコンディションを上げて、よりスマートなバスケットをしたい」