#19 ジャスティン・バルタザール選手 新入団記者会見コメント
■登壇者
岡崎 修司(ゼネラルマネージャー)
#19 ジャスティン・バルタザール(新入団選手)
■広島ドラゴンフライズ ゼネラルマネージャー 岡崎修司より ごあいさつ
皆さま、おはようございます。本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。無事に、ジャスティン・バルタザール選手の入団会見を迎えることができ、嬉しく思います。彼の入団に際しまして、獲得の経緯などお話させていただければと思います。本日はよろしくお願いいたします。
■ジャスティン・バルタザール選手より ごあいさつ
ジャスティン・バルタザールです。よろしくお願いします。バスケットボールの知識をより深めていき、自身のスキルも高めていきたいと思い、広島ドラゴンフライズを選びました。しっかりとチームのために貢献していきたいと思います。よろしくお願いします。
■岡崎 修司ゼネラルマネージャーより獲得の経緯説明
バルタザール選手の入団に至った経緯については、先日のケリー選手と同じ理由にはなりますが、昨シーズンを振り返った結果、彼の獲得に至ったというのが大きな理由です。
まず、我々はインサイドの選手が非常に重要なポイントとして考えていました。
具体的には、運動能力が高く、さらには成長の余地がある選手を、帰化選手含め、アジア枠でも獲得したいと考えておりました。様々な情報収集をする中でバルタザール選手がそれを実現できる可能性があるということが判明し、獲得に至りました。
バルタザール選手の加入によって、他のポジションでもアドバンテージを発揮できるだけでなく、彼自身も外国籍選手も負けないような能力を持ち合わせていると思っています。以上の理由で、彼の加入によって昨季以上に、クラブの選手層に厚みを出していけると期待しております。
また、より広い視点で物事を捉えることも必要だと思っています。広島は国際平和都市のため、世界に平和へのメッセージを発信していく使命がこのクラブにあると考えています。
日本のマーケットだけでなく、バルタザール選手の母国のフィリピンも含め、平和へのメッセージも発信しながら、クラブとしての価値を高めていきたいと思います。
そして、当然ながら、クラブとしてしっかりと試合で結果を出すことも、追求していきたいと思います。バルタザール選手の加入、そして活躍によって、クラブの順位も大きく変わってくると思います。彼のプレーを本当に楽しみにしています。
■質疑応答 岡崎 修司ゼネラルマネージャー
―かなり早いタイミングで契約を公開したかと思いますが、交渉のスケジューリングやどのようにバルタザール選手をピックアップしたのでしょうか?
ピックアップ自体は、2021年の年末から2022年の年明けにかけてリストアップをしていました。当然、その時期はシーズン中のため、昨シーズンのメンバーとも並行して見極める時期が続いていたのが正直なところです。初めてみた時は、アジアカップが開催されていたと思います。その大会を見て、エージェントに問い合わせ、アジアカップだけでなく、過去の映像にも目を通して契約を進めていきました。
―先ほど「平和の世界発信」とありましたが、クラブとして初めてのアジア枠の導入になりますが、ここへの想いは何かありますか?
バルタザール選手の実力を見て、獲得したのが最大の理由ということは前提としてありますが、当然、彼の加入よって、これまで以上に「平和の世界発信」をしていきたいと思います。
―すでに練習に参加されていると思いますが、岡崎ゼネラルマネージャーから見て、チームメイトとのコミュニケーションはどのように感じていますか?
チームに合流して1週間ほど経ちますが、非常に早くチームに溶け込んでいると感じています。まだ合流していない選手もいますので、合流してから初めてビッグマンロスターの強化が完成し、チームの深みが出てくると思います。全員が合流してからコート上で良い結果を出せるように期待しております。
―ポジションごとのアドバンテージの話がありましたが、ジャスティン選手にどのようなプレーを期待していますか?
バルタザール選手は3番、4番、そして5番ポジションでのプレーも可能だと思います。スタートメンバーに選ばれるかは、これから決まってくると思いますが、コートに立ってチームの厚みを出す、さらにはポジション毎にアドバンテージを取ることが可能になることを期待しております。
―これからの成長に期待しているとありましたが、どのような部分の成長に期待をしていますか?
まずバルタザール選手の特徴として、インサイドの選手へのディフェンスだけでなく、アウトサイドの選手へのディフェンスも可能というのが1つあります。
さらには、リバウンドにも積極的に絡むことができるのが、バルタザール選手の特徴だと思います。またオフェンス面では、シュートが得意な選手であり、現時点でもある程度の活躍ができると感じております。今後の成長の部分に関しては、プロ選手としてのキャリアが1年目のため、予想をしていない課題やプレーをする中で、海外リーグと違った課題もあるかと思います。これらの課題は、バルタザール選手に限らず全選手共通して、言えることだと思います。より深みを出し、相手が対策してきた時に裏を取ることができる、さらに上に行けるように、今後の成長を期待しております。
―バルタザール選手との交渉の際にどのようなお話をされましたか?
契約の話になりますので、細い条件や金額の部分はもちろん話しました。特に、クラブとしての成長とクラブの練習環境を改善し、今後もクラブが成長していくこと、また、日本一を狙うという強い想いを伝えました。そのような部分をくみ取り、ジャスティン選手が広島への入団を決断してくれたのではないかと思います。
■質疑応答 ジャスティン・バルタザール選手
―日本での生活が始まっていると思いますが、広島での生活はいかがでしょうか?
とても良い街の印象です。もう少し日本語を勉強しなければいけないと感じました。
―日本のクラブを選んだ理由を聞かせてください。
バスケットボールの知識、そしてスキルを学びたいと思ったからです。この広島でチームメイトに貢献したいという思いで、広島ドラゴンフライズを選びました。
―フィリピンを離れて異国のリーグに挑戦することに対して、意気込みいかがですか?
プロ選手になることが大きな夢でもありました。本当に今シーズンを楽しみにしています。しっかりとチームのために貢献していきたいです。
―プロの世界でどんなプレーをしたいですか?
フィリピンでも同じように、アグレッシブなディフェンス、そしてブロックショット、リバウンドを皆さんに見てほしいと思います。この3つは広島ドラゴンフライズに必要なことでもあり、チームに貢献できると考えています。
―攻撃面での長所はどこですか?
ディフェンスから攻撃が始まると思っています。しっかりとアグレッシブなディフェンスをしてからオフェンスをする。広いスペースが生まれたらシュートを決めるように努力をしています。
―Bリーグの選手についてはどんな印象がありますか?
現在のチームメイトを見ていても、良いシューターが多い印象です。チームメイトからスキルを学びもっとうまくなっていきたいと思います。
ー他のクラブにも素晴らしいシューターがいますが、どう対応していきますか?
アグレッシブにプレーをして、コンタクトも行う。それでも良いシューターには打たれてしまうと思うので、その辺りを遂行していこうと思います。
―広島に来て、日本の食べ物を食べましたか?
お好み焼きを食べました。美味しかったです。特にソースとマヨネーズが美味しかったです。
―覚えている日本語、コミュニケーションに使っている日本語などはありますか?
まだ勉強できていないので、これから頑張りたいと思います。
―家族構成と日本での挑戦について、家族からの後押しもあったと思いますが。
妻と2歳の息子がいます。家族のことが本当に大事です。契約する時も家族のことを一番考えていました。家族の未来を考えて広島を選びました。家族には本当に感謝していますし、今シーズン頑張りたいと思います。
―ブースターの皆さんには何と呼ばれたいですか?
フィリピンでは、ニックネームの「バルティー」と呼ばれていました。日本でも同じように呼んで欲しいです。
―母国での好きな料理はなんですか?
「アドボ」という料理です。
―チームの中で話している選手や、仲良くなった選手はいますか?
ほぼ全員と良い関係を築いているなと思います。
―広島ドラゴンフライズの練習を何度か経験して、チームの雰囲気はいかがですか。
まだ合流していない選手もいますが、今のところいい練習ができていると思います。
―私生活の中で不安なこと、逆に楽しみなことはありますか?
広島含め、日本は素晴らしい場所だと思っています。心配事は特にありません!楽しみなことは、観光することです。広島は良い観光スポットがたくさんあると聞いています。特に平和記念公園原爆資料館に行ってみたいです。
―日本には、キーファー・ラベナ選手やドワイト・ラモス選手など同年代で活躍している選手がいますが、その選手たちと親交はありますか?
ラベナ兄弟とフィリピン代表で一緒にプレーしたことがあります。キーファー選手には日本に来る際に「広島は素晴らしい街だから、楽しんでこい!」と言われました。
―カイル・ミリングHCから今季の役割や、こういうことをして欲しいみたいなお話ありましたか?
ビックマンも揃っているので、3番4番のポジションをしっかりできる選手になってほしいと言われています。
―その身長にしては、かなりのシュートがうまいと伺ったのですが?
フィリピン代表の際にコーチから言われたのは、ドリブルがうまいので3番4番5番のポジションもできるのではないかと言われました。そこから練習をして3ポイントシュートが打てるようになりました。大学の時はビッグマンとして5番でプレーをしていましたが、フィリピン代表では3番4番でのプレーを求められていたので、そこでシュート力や器用さを養えたと思います。
―今シーズンの個人的な目標とチームの目標を教えてください。
個人としてチームとしての目標は同じで、プレーオフ出場、さらにはチャンピオンシップに出場したいと思います。
―息子さんと何をする時が一番楽しいですか?
一緒にバスケットボールをするときが楽しいです。息子もバスケットボールをすることが好きで、ボールを見るととても喜びます。