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#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手 新入団記者会見コメント

2022年8月19日(金)に広島ドラゴンフライズ クラブオフィスにて#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手の新入団記者会見を実施いたしました。

■登壇者
岡崎 修司ゼネラルマネージャー
#8 ケリー・ブラックシアー・ジュニア(新入団選手)


■広島ドラゴンフライズ ゼネラルマネージャー 岡崎修司より ごあいさつ


本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。無事に、ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手の入団会見を迎えることができ、嬉しく思います。彼の入団に際しまして、獲得の経緯などお話させていただければと思います。本日はよろしくお願いいたします。

■ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手より ごあいさつ


初めまして。ケリー・ブラックシアー・ジュニアです。広島、そして日本に来ることができ本当に嬉しく思います。広島の街や、日本の文化、チームにも少しずつ慣れていきたいです。広島ドラゴンフライズを強く、素晴らしいチームにしていきたいと思います。よろしくお願いします。

■岡崎 修司ゼネラルマネージャーより獲得の経緯説明


まずは、ケリー選手の獲得に至った経緯について、ご説明いたします。当然ながら、オファーにはさまざまな理由がありますが、大きなポイントとして2つの理由で獲得をさせていただきました。まず1点目として、現在ヘッドコーチが追求しようとしている戦術に対して、1番マッチする人材だということです。
2点目が「粘り強さ」をクラブの理念として重視していますが、その理念を体現できる選手であったという点です。具体的にはディフェンスの部分や、リバウンドに積極的に絡んでいく姿、最後まで諦めない姿、そのようなメンタリティをクラブとして大切にしながら情報を調べていくうちに、ケリー選手がその姿勢や能力を持っているということを感じ、獲得に至りました。

それぞれ簡単にはなりますが、お話しさせていただければと思います。

まず1つ目の、戦術面での話をさせていただきます。昨季の反省として、攻守の切り替えの遅さや、ディフェンスローテーションの後のリバウンドが取れないこと、ハーフコート内においてもボールと人を動かし、速い展開が起こせなかったということがあります。これらの課題を改善することはヘッドコーチが展開したいバスケットボールそのものでありました。これらのバスケットボールを体現するには、単純な走力や跳躍力などの運動能力だけでなく、瞬間的に動ける能力や戦術を理解して体現する能力が必要となります。また、アウトサイドシュートというのも必要な役割となります。ケリー選手は高い運動能力だけでなく、アウトサイドシュートを得意としながら、チームプレーとしての戦術の理解度も高い選手です。すぐにチームにマッチしていく選手であると考えております。実際に今週から練習に参加していますが、初日からチームの戦術を理解して練習の質を高めてくれていました。当然、合流して間もないため、個人としてもチームとしても課題はあり、改善をしていかなければなりませんが、かなり早い段階でチーム力を上げているのではないかと感じております。

2点目について、ケリー選手は昨シーズン、トルコ1部のガラタサライでプレーをしておりました。出場している時間帯には、粘り強く、リバウンドにも積極的に絡んでおり、ディフェンスにも力を入れている印象でした。また、インサイドの選手に対してのディフェンスだけでなくアウトサイドの選手に対してもしっかりとディフェンスをしていました。そのような面で、チームの厚みを出すための強みになるのではないかと非常に楽しみにしております。クラブとしては、昨季以上に粘り強さを発揮し、見ている人にそういった気持ちが伝わるようなプレーやゲームが増えていくと確信しています。

以上2点を踏まえて、ケリー選手を獲得いたしました。今後プレーをしていく中で課題が見えてくるかと思います。クラブとしては、その中で、ケリー選手には学んでいってほしいと思っていますし、年齢的にも非常に若い選手になりますので、今後の伸び代にも期待ができるかと思います。クラブとしてリーグを代表するような選手に成長してほしいと思いますし、チームとしても成長に伴って尽力していければと思います。これからの活躍に期待しております。

■質疑応答 岡崎 修司ゼネラルマネージャー


ー新加入選手のチーム加入により、どのようなチームバスケットになると考えていますか?
一言でお伝えすることは難しいですが、相手の弱い部分に付け入り、自分達の強みが様々な部分で発揮することができるのではないかと思います。例えば、インサイドを固めるだけではなく、アウトサイドのシュートという選択肢もありながら、スクリーンプレーから早くゴールダイブ(飛び込む)し得点へつなげる選択肢もある。さらにそのシュートが止められた時のアウトサイドのシュートの選択肢を選ぶことができる選手も揃っているということで、チームとしてより厚みが出て、止めにくいチームになるのではないかと思います。また、昨シーズンの課題であるディフェンス面のトランディション、アウトサイドシュートを簡単に打たれてしまうという課題もありましたので、そういった課題も改善できるようなシーズンになるのではないかと考えております。


ー今シーズンは順位的にどの位置に入ることが予想できますか?
やりながらになるので、簡単に言えることではありませんが、やるからには日本一を目指していくことをクラブとして掲げております。その中でも様々な課題があると思います。シーズン開始時にお話をさせていただきましたが、今シーズンは積み上げのシーズンにしたいと思っております。そのために、これから出る課題に向き合いながらも成長していけるように、そして上位を目指し最終的にはチャンピオンシップに出場できるように過ごしていきたいと思っております。


ーいつ頃からケリー選手に注目していましたか?
注目自体は非常に早い段階でしていました。2021年の年末あたりから注目しながら、今季の編成を見据えていたかと思います。当然その時期はシーズン中でしたので、自分たちのチームを見ながらも来シーズンの構想を考えていたような状況でした。

■質疑応答 ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手


―先程、岡崎GMよりケリー選手の魅力など説明がありましたが、ご自身の中で一番自信のある部分はどこですか?
まず1つ目は、メンタリティーだと思います。これは私の家族から受け継いでいることです。諦めずにしっかりとプレーするメンタリティーは1番の強みだと思っています。また、良いチームメイトであるというのも1つだと思います。コート上でもコート外でも良いチームメイトであり、そしてお互いを鼓舞しながら、強いチーム、強い自分になれるということが1つの強みではないかと思います。
2つ目が万能性。何でもできるということが私の強みだと思います。オフェンスではしっかりシュートも得点もする。ディフェンスではどこのポジションでも守れると思っているので、今シーズンはチームのために実力を発揮して、強いチームにしていきたいと思っています。


―日本のバスケットボールに対して、また広島の街に対してどのようなイメージを持っていますか?
Bリーグの印象は、とてもハイレベルなバスケットボールを展開しているイメージです。その上、Bリーグ全体が成長し続けていると思います。Bリーグで活躍している知り合いもいるので、話を聞く限り、文化やバスケットボールのスタイルは、私に合っていると思います。日本の文化にも、自分の性格にも合っていると思っています。私も若いので、このリーグで経験を積んで成長していきたいと思い、広島を選びました。
広島の印象というより、日本全体の文化として、お互いをリスペクトし合う文化が私の性格と合っているというのを感じました。また、日本の食事をとても楽しみにしています。これから広島の食べ物を開拓していきたいと思います。


―広島で何か食べましたか?
今のところ、家で料理をしているので外食ができていませんが、一度「巻き寿司」を買って食べました。とても美味しかったです。


―周りの方からどんな風に呼ばれたいですか?
ブラックシアーや、ケリー、名前の最後にJr.が付いているので、何人かの選手は「KJ」と呼んでくれています。


―プレースタイルとして、「万能」と話がありましたが、バスケットボールを始めた時から身に付けていたものなのか、何か転機があり身に付いたものでしょうか?

私の父が元々プロバスケットボール選手で、ヨーロッパなど各地を転々としていました。その父からバスケットボールを教わるようになりました。父のポジションが、ポイントガードだったので「バスケットボールは万能じゃないといけない」と、子どもの頃から言われて育ちました。私の母も大学生時代にバスケットボールをプレーしていて、ポジションがパワーフォワードとセンターだったので、母からはインサイドプレーを教わっていました。そのコンビネーションが私に繋がっていると思います。
ヨーロッパなど各地を転々としてバスケットボールをプレーしていた父なので、他の文化を受け入れて学ぶ姿勢も養うことができたと感じます。


―試合の中でこだわっているスタッツはありますか。
特にこだわっているスタッツはなく、勝つということが私のゴールかなと思います。スタッツとは関係なく、チームに貢献したいと考えています。


―ニック・メイヨ選手と住んでいる地域や年齢が近いが、面識はありますか?
まだ会話をしたことはありませんが、以前一緒に海外でワークアウトを行ったことがあります。その時の印象は、アウトサイドからも打てて、インサイドもできる素晴らしいプレイヤーだと感じました。今シーズン、一緒にプレーできることが楽しみです。


―まだ来日して間もないですが、気に入った日本語はありますか?
「ありがとう」です!


―バスケットボール以外の趣味はありますか。
読書・ビデオゲーム・外を散歩することです。


―いろいろな国でプレーされていると思いますが、何ヶ国語を話せますか?
スペイン語と英語です。トルコリーグ・イスラエルリーグでもプレーをしていたので、ヘブライ語も少し話せますが、自信を持って話せるのは、スペイン語と英語です。


―個人、チームで戦う上での目標や、シーズンをどのように戦っていきたいですか?
個人の目標は、日々バスケットボールを上手くなっていきたいと思います。良いパスやシュートの練習を行い、良いディフェンダーであることが個人的なゴールです。
チームの目標としては、1試合でも多く勝利をしていきたいです。そして、ブースターの皆さまにも見ていて楽しい、選手たちも一緒に私とプレーしていて楽しいと思うようなバスケットボールをしたいと思っています。今週から練習に参加していますが、その目標を達成することができるチームだと感じています。これからも積み上げていき、良いチームとして良いチームメイトとして、シーズンを戦っていきたいです。