9月26日(日)2021-22 プレシーズンゲーム島根スサノオマジック戦 試合結果
※非公開での試合開催です。
<スコア>
2021-22 プレシーズンゲーム島根スサノオマジック戦
広島ドラゴンフライズ 73-78島根スサノオマジック
(1Q:21-19、2Q:14-20、3Q:17-23、4Q:21-16)
【スターター】
広島:寺嶋良、トーマス・ケネディ、辻直人、チャールズ・ジャクソン、ニック・メイヨ
島根:ニック・ケイ、北川弘、リード・トラビス、阿部諒、白濱僚祐
【主なスタッツ】
※B.LEAUGEスタッツではなく、クラブ独自のスタッツになります。
◎広島ドラゴンフライズ
◆得点
グレゴリー・エチェニケ 15点
ニック・メイヨ 14点
アイザイア・マーフィー 12点
チャールズ・ジャクソン 12点
◆リバウンド
グレゴリー・エチェニケ 8リバウンド
チャールズ・ジャクソン 5リバウンド
ニック・メイヨ 5リバウンド
◆アシスト
辻直人 4アシスト
【戦評】
1Q
広島は#1ケネディの2Pシュートで先制。その後も#24メイヨ、#3辻のシュートでリズム良く得点を重ねる。対する島根は#15白濱、#5山下の3Pシュートで応戦。拮抗した展開の中、広島#10ジャクソンがインサイドで奮闘し得点。その後も#5マーフィーが連続して2Pシュートを沈め島根を突き放しにかかるが、島根#2ビュフォードが2本連続のダンクシュートで18対19、島根がリードを奪う。1Q終了間際、広島#5マーフィーが厳しいマークのなか3Pシュートを決め切り21対19、広島が2点リードして1Q終了。
2Q
流れを掴みたい両チーム、先制をしたのは広島。#24メイヨの連続2Pシュート、#14柳川の積極的なドライブで得点を重ねる。引き離したい広島だが、島根#8トラビスにインサイドで得点を許すと#22小坂、#4ケイに立て続けに3Pシュートを決められ30対29、残り4:50で広島が前半1回目のタイムアウトを要求。第2Q終盤、広島#8エチェニケ、島根#8トラビスが奮闘。互いにインサイドでの攻撃を展開。激しい攻防に広島#8エチェニケが2Qだけで3つのファールをコールされ、フリースローでの得点を重ねた島根が35対39と4点リードで2Q終了。
3Q
追いつきたい広島だが、島根#8トラビスのダンク、#13阿部の個人技で38対44。開始早々、後半1回目のタイムアウトを要求。反撃の糸口を見つけたい広島だが、島根の堅いディフェンスを前にタフなショットが続く。対する島根は#2ビュフォードが個人技で6得点を連取。46対61と点差を一気に広げる。第3Q終盤、広島#10ジャクソンがチームを鼓舞するダンクシュート。4Qへ向け反撃の狼煙をあげ、52対62で3Q終了。
4Q
広島は#8エチェニケがインサイドで得点。対する島根も#13阿部の果敢なドライブ、#2ビュフォードの個人技で得点を重ね、点差が縮まらないまま時間が進む。動きを見せたのは広島。#3辻のフリースロー、#24メイヨのダンクシュートなどで一気に反撃。残り時間5分からの約3分間、10対1と完全に島根を圧倒。残り1:37で島根がたまらずタイムアウトを要求。逆転へ時間が無い広島だが、島根に連続してオフェンスリバウンドを奪われ、島根#2ビュフォードが値千金の3Pシュートを決める。ここから広島は痛恨の2連続ターンオーバーを犯し勝負あり。73対78で試合終了。
まとめ
広島は#8エチェニケが15得点、#24メイヨが14得点、#10ジャクソンが12得点とインサイド陣の強さが目立った。全体のシュート確率も約50%と高い確率でシュートを決めきったが、試合を通してファールに悩まされ、自分達のリズムを作れない時間帯が多く見受けられた。対する島根は#2ビュフォードが19得点9リバウンド、#8トラビスが17得点6リバウンドと存在感を発揮。勢いが停滞しかけるタイミングを#2ビュフォードがリバウンドやアイソレーションで打開し、チームの中心として活躍。オフェンスリバウンド数が広島6本、島根16本と、広島は課題の見つかるゲームとなった。
【会見コメント】
◎広島ドラゴンフライズ
■カイル・ミリングHC
「今日の結果は正直あまり気にしていない。自分たちがチャレンジしたいゾーンディフェンスやプレスなどの新しいことを試すことができた。もっといいチームにしていきたい。今日は2人のガードを同時に出すこともあった。何ができて何ができないのか、もっと学んでいきたい。選手にとってはいい経験になった。何を改善しなければいけないのか、しっかり話し合っていきたい」
■寺嶋良選手
「(今日の手ごたえ・課題を聞かれ)チームとしての強みを理解し、仲間選手の強みを生かすことを意識して試合することが少しずつできてきている。しかし、それ意識しすぎて自分の積極性を失ってしまっていることが課題。バランスをうまくとっていきたい。開幕戦のチケットも完売と聞いている。そのような環境でプレーするのが楽しみ。絶対勝ちたいと思っている。コロナ禍で皆さんに元気を与えることができるように頑張っていきたい」
■アイザイア・マーフィー選手
「(今日の試合の振り返りを聞かれ)個人としても、チームとしても課題はあるが、全体的にいい試合だった。コートに出ている選手同士の信頼関係が課題。特にディフェンスはコミュニケーションをとらないとうまくいかないと思う。そこが一つの課題。開幕へ向けて、いい結果を残せるようにやっていきたい」
◎島根スサノオマジック
■ポール・へナレHC
「最後のプレシーズンゲームとなり、いろいろとテストをすることができ、開幕に向けて何が必要なのか課題を再確認できた。広島は様々なディフェンスを仕掛けてきて、苦しめられた。開幕戦で対戦する千葉も同じようにしてくると思う。それに近い形でいろいろなディフェンスの対応のシミュレーションをすることができた」
■山下泰弘選手
「(本日の振り返りを聞かれ)昨シーズンからHCが代わり、コーチの求めるバスケットをどれだけ追及していけるかだと思う。チームとして、日々よくなってきているが課題も多くある。開幕までに仕上げていく。チームルールを守ってプレーできるようにコミュニケーションをしっかり取っていきたい」
■北川弘選手
「(本日の振り返りを聞かれ)主力2人がいない中で、苦しいときもあったがディフェンスから攻撃を仕掛けることができた。シーズン開幕前、最後の調整ということで気合いも入っていたので、このまま良い状態で開幕につながると思う。HCが変わり、目指している(チーム)スタイルも徐々になんとなく出来上がろうとしている。シーズンを通して行うことで厚みが出てくる。とても伸びしろがあると思う。シーズン通して成長していきたい」