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#4 青木保憲選手 新入団記者会見コメント

2021年7月9日に広島ドラゴンフライズ クラブオフィスにて#4 青木保憲選手の新入団記者会見を実施いたしました。

■登壇者
岡崎 修司(ゼネラルマネージャー)
#4 青木 保憲(新入団選手)

■広島ドラゴンフライズ ゼネラルマネージャー 岡崎修司より ごあいさつ

まず、本日はお集まりいただき、御礼申し上げます。
本日は、新加入の青木保憲選手の入団会見を行います。
無事に本日を迎えられてうれしく思います。
よろしくお願いいたします。

■青木保憲選手より ごあいさつ


本日はお集まりいただき、ありがとうございます。
川崎ブレイブサンダースから移籍してきました青木保憲です。
川崎時代は「ヤスアオキ」とか、いろんなあだ名をつけていただいたんですが、好きな呼び方で呼んでいただけたらと思います。プレーでは、アグレッシブなディフェンスと、ゲームコントロールでチームの勝利に貢献できたらと思っております。


■岡崎GMより獲得の経緯説明


先般、寺嶋選手の会見でも申しあげましたが、今季の編成を考える上ではポイントガードの部分を重視しました。青木選手と契約できてうれしく思います。
青木選手を獲得した理由は大きく3つあります。ポイントガードとしてのスタイル、将来の可能性、そしてトップクラブでの経験、この3つを大きく評価させていただきました。

まず、ポイントガードとしてのスタイルですが、180cmを超えるサイズを持ちながら、フィジカル、クイックネスがB1で十分通用するレベルと評価しています。さらに、ディフェンスをアグレッシブにできるところ、そしてそれをチームに浸透させる力があるので、我々が目指すバスケットボールに近い選手だと考えています。オフェンスでも、相手の弱いところを見極めながら、全体のバランスを見ながらパスを配球できる選手で、非常に落ち着いたゲームを展開できるのではないかと期待しています。

続いて、将来性です。昨季までは、リーグを代表するポイントガードがいるクラブで、プレータイムがある程度限られていました。ですが昨季、少しずつプレータイムが増え、重要な場面でのプレーも増える中で、コートに立った際のパフォーマンスは、ディフェンスからいい流れを作ってオフェンスを作り出していました。
今季、広島で十分に活躍できると考えています。プレータイムが伸びることで良さがもっと出てくると思います。プレータイムが伸びれば、新たな課題が見つかって能力を広島で開花させると期待しています。

最後に、トップクラブでの経験です。昨季、広島は連敗が続いて苦しいときがあって、チームとして負け癖がついていました。そういう状況では、どのスポーツもそうだと思いますが、変えていく力、変革する力が必要です。声かけなのか、行動なのか、選手間のミーティングなのか。そういった動きが昨季は出せなかった、少なかったのが反省としてありますが、そういう部分にも青木選手には期待しています。
昨季は副キャプテンとして強豪クラブを支えてきた実績がありますし、今季の広島では中堅の年代になってくると思いますので、新しい選手像といいますか、リーダーシップをチームで発揮してもらいたいと思いますし、その文化を十分作れる能力があると思っていますので、大きく評価させていただきました。

青木選手は、本当に決意を持って広島へ移籍してきてくれました。
我々としても彼個人の目標、彼個人の成長とともにクラブの成長があると思うので、そこは一緒に追求しながら、今季できるだけよい結果、ひとつでも上の順位に行けるように、一緒に成長していきたいと思っています。


■質疑応答①ゼネラルマネージャー 岡崎修司

―獲得に際し、どのような言葉をかけたのですか?
岡崎 様々な要素があるのですが、青木選手が「成長したい」「コートに立って結果を出したい」という思いが非常に強く、覚悟を持った選手でしたので、個人の成長とクラブの成長が一緒にあるんだという認識をしっかり伝えさせていただきました。具体的には我々が最下位というところからチームを大きく変えるので、そこを引っ張ってほしいですし、選手としても成長してほしいという思いです。今季においては(青木選手が)重要なポジションになると思いましたので、そうした思いで交渉は進めていました。

―寺嶋選手と青木選手の違い、青木選手の「色」を教えてください。
岡崎 ディフェンスの強度と、フィジカルの部分では青木選手は非常に高い能力を持っていますので、そこは違うポイントです。あとは、全体を見ながらパスを配球する特徴です。川崎というタレントの多いチームでそれができているので、(青木選手は)安定した試合運びができるかなと思っています。

■質疑応答②青木保憲選手


―広島ドラゴンフライズへの移籍を決めた理由は。
青木 クラブのイメージだったり、
「ここに来るのが一番僕として成長できるんじゃないか」という思いが一番強くて、広島に決めたというのが一番です。

―心にに残っている「言葉」はありますか。
青木 岡崎GMからあった「僕自身の成長とクラブの成長を一緒に考えている」という言葉がすごく響きました。学生時代から、昨季いた川崎まで「優勝するチーム」というか、ある程度完成されたチームに運よく僕は所属できたんですが、この広島ドラゴンフライズは、昨季最下位だったという中で、今まで乗ってきた路線から外れて、チームとしても、個人としても成長を目指していく
、這い上がっていく、という部分が僕としてはすごくピンときたというか、決断の一番の理由だったと思います。

―アピールポイントは。
青木 最大の武器はディフェンスかなと思っています。そして、フィジカルにプレーするところ。ディフェンスは気持ち
の部分が大きいと思いますし、ディフェンスはポイントガードから始まりますから、ポイントガードがディフェンスの姿勢を見せたら、後ろの選手が乗っかってきてくれるので、ディフェンスのマインドを入れるという部分は、僕としては一番強みにしている部分です。
オフェンスに関しては、他の4人がどれだけ気持ちよくバスケットができるか、というところをこれまで積み上げてきた部分があるので、そこは伸ばしつつ、ポイントガードとしてゲーム全体をコントロールするのはもちろん、一つひとつのプレーをクリエイトしていくところも今後やっていきたいなと思っています。

 ―広島はリーグでも有数の選手を集めました。そのあたりはどう見ていますか。
青木 ポイントガードがすごい大事だな、と思います。これだけタレントが増え、新しい選手が入ってきた中で、そう簡単にうまくいくか、といえばそれは分からないので、そこをまとめるのがポイントガードの役目だと思うので、フロアのリーダーとして、チームのリーダーとして、意識をもってチームをまとめていきたいと思います。

―広島に、もともと知っている選手は。
青木 いえ、それがいなくて…。寺嶋(良)選手や柳川(幹也)選手は同世代なので、こういう選手だなっていうのがわかっていて、挨拶する程度だったので、これからの人間関係は楽しみな部分ですね。

―そうした意味では、川崎でともにプレーした辻(直人)選手がいるのは心強いですか。
青木 心強いですね。初めての土地で、知ってる人がいるっていうのは心強いですし、辻さんのプレーをこのチームで一番知っているのは僕なので、そこでの連携だったり、一緒にチームを作っていく部分ではすごく力になってくださるのではないかと思っています。

 ―カイル・ミリングヘッドコーチの印象は。
青木 横浜でプレーした友人や先輩、そして岡崎GMからお聞きしたなかでは、ディフェンスを非常に大事にされるヘッドコーチだということなので、僕の強みは生かせると思います。オフェンスではガード陣がピック&ロールを使うケースが多くなると聞いています。川崎ではそのケースはそこまで多くなかったので、カイルヘッドコーチのもとでそういったプレーをクリエイトする面も成長できるのかなと思います。

 ―引っ越しはいつされたのですか。
青木 一週間前です。とたんに大雨が降ったので、手荒い歓迎をされてるなと。

 ―広島の印象は。
青木 (これまでは)中学、高校のバスケットボールの大会でしか来たことがなくて。でも、カープさんやサンフレッチェさんなど、スポーツに熱い街であるイメージは、(広島を)知らない中でもあるので、そこにバスケットボールの広島ドラゴンフライズというクラブがより根付けばなと思っています。
いろんなおいしいごはんあるのは聞いているので、お店や料理を探すのも楽しみだなと思っています。


―ファン・ブースターの皆さんへ一言を。
青木 初めて
僕のプレーを見るブースターの皆さんも多いと思いますが、勝つために自分のやれることを全力でやりますので、その姿勢を見ていただけたらなと思います。それを見て「仕事ががんばれる」とか、皆さんの活力につながるプレーができたらいいなと思います。
目標は、やるからには優勝だと思っていますので、そこに(向けて)、皆さんと一緒にクラブを作っていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。