2021-22シーズン 広島ドラゴンフライズロスター決定のお知らせ
【2021-22シーズン ロスター】
■ヘッドコーチ Kyle Milling(カイル・ミリング)
●出身地 アメリカ合衆国 (イリノイ州)
●生年月日 1974年7月27日
●出身校 オレゴン大学
●指導歴 Hyeres-Toulon Var Basketアシスタントコーチ (ProB) (2013-14)―Hyeres-Toulon Var Basketアシスタントコーチ(France-ProB)(2014-15)―Hyeres-Toulon Var Basketヘッドコーチ(France-ProB)(2015-16)―Hyeres-Toulon Var Basketヘッドコーチ(France-ProA)(2016-17)―Limoges CSP Eliteヘッドコーチ(France-ProA)(2017-19)―横浜ビー・コルセアーズ ヘッドコーチ(2020-21)―広島ドラゴンフライズ(2021-)
■アシスタントコーチ 加藤 翔鷹(かとう・しょうよう)
●出身地 静岡県
●生年月日 1990年7月17日
●出身校 筑波大学大学院
●指導歴 アースフレンズ東京Z アナリスト(2016-17)―横浜ビー・コルセアーズ アシスタントコーチ(2017-21)―広島ドラゴンフライズ アシスタントコーチ(2021-)
■アシスタントコーチ 又吉 佑(またよし・ゆう)
●出身地 沖縄県
●生年月日 1996年5月28日
●出身校 国立大学法人筑波大学大学院
●指導歴 鹿屋体育大学男子バスケットボール部アシスタントコーチ(2016-17) ※2016年全日本大学バスケットボール選手権大会 出場―鹿屋体育大学男子バスケットボール部ヘッドコーチ(2017-18)―筑波大学男子バスケットボール アシスタントコーチ(2019-)※2019年全日本大学バスケットボール選手権大会 優勝―茨城国体成年女子スカウティング(2019)―広島ドラゴンフライズ(2020-)
■#0 寺嶋 良(てらしま・りょう)
●出身地 東京都
●生年月日 1997年10月23日
●ポジション PG(ポイントガード)
●身長 179 cm
●体重 77 kg
●備考 2020-21シーズン 新人賞ベストファイブ
■#1 Thomas Kennedy(トーマス・ケネディ)
●出身地 アメリカ合衆国(ミシガン州デトロイト市)
●生年月日 1987年5月17日
●ポジション SF/PF(スモールフォワード/パワーフォワード)
●身長 201cm
●体重 95kg
■#2 朝山 正悟(あさやま・しょうご)
●出身地 神奈川県
●生年月日 1981年6月1日
●ポジション SG/SF(シューティングガード/スモールフォワード)
●身長 192cm
●体重 88kg
■#3 辻 直人(つじ・なおと)
●出身地 大阪府
●生年月日 1989年9月8日
●ポジション SG(シューティングガード)
●身長 185cm
●体重 82kg
■#4 青木 保憲(あおき・やすのり)
●出身地 静岡県
●生年月日 1995年6月23日
●ポジション PG(ポイントガード)
●身長 182cm
●体重 84kg
■#5 Isaiah Murphy(アイザイア・マーフィー)
●日本名 榎本 新作(えのもと しんさく)
●出身地 沖縄県
●生年月日 1998年4月10日
●ポジション PG/SG(ポイントガード/シューティングガード)
●身長 196cm
●体重 88kg
●備考 2020-21シーズン 新人賞ベストファイブ
■#7 船生 誠也(ふにゅう・せいや)
●出身地 福島県
●生年月日 1993年12月15日
●ポジション SF(スモールフォワード)
●身長 195cm
●体重 90kg
■#8 Gregory Echenique(グレゴリー・エチェニケ)
●出身地 ベネズエラ
●生年月日 1990年11月23日
●ポジション PF/C(パワーフォワード/センター)
●身長 208cm
●体重 120kg
■#10 Charles Jackson(チャールズ・ジャクソン)
●出身地 アメリカ合衆国(カリフォルニア州)
●生年月日 1993年5月22日
●ポジション C(センター)
●身長 208 cm
●体重 102 kg
■#14柳川 幹也(やながわ・ともや)
●出身地 広島県
●生年月日 1998年7月31日
●ポジション PG(ポイントガード)
●身長 172cm
●体重 75kg
■#24 Nick Mayo(ニック・メイヨ)
●出身地 アメリカ合衆国(メイン州オークランド)
●生年月日 1997年8月18日
●ポジション PF(パワーフォワード)
●身長 206 cm
●体重 113 kg
●出身校 イースタンケンタッキー大学
●備考 2020-21シーズン B1得点王
【2021-22シーズン チーム編成について】
本日をもちまして、2021-22シーズンのトップチームの編成を終えました。
まず、今回の編成に関しては8選手が退団の運びとなり、他クラブへ移籍をすることとなりました。この中には、B1昇格に大きく貢献してくれた選手や、クラブ創設時より貢献をしてくれた田中成也選手も含まれているため、落胆や憤りの思いで発表をお聞きになった方も少なくなかったのではないかと感じております。我々としても、広島のために戦ってくれた選手たちには、尊敬の気持ちでいっぱいであり、本当に感謝をしております。断腸の思いではありますが、さらなるクラブの成長のために、このような決断をいたしました。ドラゴンフライズのために力を出し尽くしてくれた彼らのキャリアの成功を心から祈念しております。
来季の編成を進めるにあたり、目指すバスケットボールのスタイルをクラブ内で再確認いたしました。クラブ発足当初より積み上げてきた理念である「決して諦めることなく、粘り強く戦い続ける」をより追及・具体化し「粘り強く、強固なディフェンスから組織的なオフェンスを展開する」というスタイルを掲げました。ディフェンスを強化することで、単純に勝率があがるだけではなく、最後まで諦めずにボールを追いかける姿から、観戦してくださるブースターやスポンサー、様々なステークホルダーの方々に何かを感じて帰ってほしいという思いがあります。勝ちにこだわるのは当然ですが、勝っても負けても「観に来てよかった」と思っていただき、地域の皆様に元気を与えることのできるチームを目指してまいります。
まず、コーチングスタッフに関しては、クラブの目指すバスケットボールがコーチの理想と一致し、そのスタイルを体現できるコーチとして、カイル・ミリングヘッドコーチを招聘いたしました。カイルヘッドコーチは自分の仕事に徹する「遂行力」を持っているため、チームに新たな文化を作り出すことができると信じております。また、今シーズンにカイルヘッドコーチと共に1年間戦った加藤翔鷹アシスタントコーチを迎えることで、チーム戦術の早期確立が可能となるはずです。さらに、昨シーズンにアナリストを務め、分析能力に長けた又吉佑アシスタントコーチを継続のコーチングスタッフとし、個別スキルを指導できる加藤コーチと業務を細分化させることで、チーム力の向上と個々のスキル向上につながる体制を構築していきます。
トレーナーに関しても森田憲吾ヘッドトレーナーと石坂航平アシスタントトレーナーの2名体制を継続し、通訳・マネージャーも高橋遼太通訳、藤野梨早ヘッドマネージャーに、加入予定のアシスタントマネージャー1名の3名体制を維持することで、選手がよりゲームに集中し、最高のコンディションを維持できるサポートを行っていきます。
選手の構成については、川崎より日本代表シューターの辻直人選手と実力派ポイントガードの青木保憲選手、西地区優勝の琉球より船生誠也選手、京都より今季新人賞ベスト5を受賞した寺嶋良選手、北海道よりB1得点王のニック・メイヨ選手、そして渋谷より強力なリバウンダーとしてチャールズ・ジャクソン選手を新たに迎えました。来シーズンは当初、この11名のロスターで開幕を迎え、シーズン中に特別指定選手やその他有望な選手との契約する可能性を残しております。
フロントコート陣については、昨季大黒柱として活躍したグレゴリー・エチェニケ選手が来季もゴール下を支配できると考えています。加えて、新たに加入したチャールズ・ジャクソン選手が、リーグトップクラスのリバウンド力と、粘り強く戦うメンタリティをチームにもたらしてくれると期待しています。また、お互いの負担を軽減することが可能となるため、コートに立った際にはより激しくプレーでき、両名ともパフォーマンスが向上してくるはずです。
新加入のB1得点王ニック・メイヨ選手は味方に生かされるプレーがうまく、パワーフォワードとしての新たな攻撃オプションの核となっていくと考えています。
続いてウィング・シューター陣ですが、非常に厚みを増す編成ができました。
新たに加入した辻選手はスリーポイントシュートを中心とした得点源としての活躍だけでなく、ボールを扱えるハンドラーとして、アシストも得意であるため、他の選手の良いところを引き出すこともできます。さらに、プロフェショナルとして、練習の取り組み方も非常に優れているため、若手選手の引き上げにもつながると考えています。今季新人賞ベスト5に選ばれたアイザイア・マーフィー選手は2年目の今シーズン、高い運動能力を生かしながら、リーグを代表する選手に成長してくれるはずです。船生誠也選手はウイングの選手としては非常に能力が高く、ディフェンスやオフェンスの組み立てなど、さまざまな場面でチームを支える活躍が期待できます。さらに、来シーズンは帰化枠のトーマス・ケネディ選手がウイングの選手としてプレーすることが可能になるため、高い得点能力を発揮することができ、ビッグラインナップの組み合わせを活用することでゲームを優位に進めていくことも可能となります。そして広島の顔である朝山正悟選手は精神的にもチームを支えるだけでなく、B1に舞台を移した今シーズンもスリーポイント成功率が40%を超えております。来シーズンはより勝負強さを発揮し、チームを勝利に導く活躍ができると確信しています。
ポイントガード陣も新たなメンバーでの編成となりました。
強豪クラブの川崎で力をつけてきた青木保憲選手は、フィジカルなディフェンスをすることができ、オフェンスにおいてはバランス良く味方にボールを配給することができます。寺嶋良選手は、リーグ随一のスピードをもち、チームにアップテンポなリズムを作り出すことが可能です。さらに今季特別指定選手として加入し、大きな可能性を感じさせた柳川幹也選手は、精度の高いシュートとアシストもできるため、チームに勢いを与えることができると信じています。
タイプの異なるポイントガードがそれぞれの良さを発揮することでチームに厚みを出すことができます。また、3名とも、若手のポイントガードとしてリーグを代表する選手になっていくと考えており、今後のさらなる成長にも期待しています。
日本一のクラブを目指し、トップチームの運営強化を図るため、トップチーム編成などソフト面だけではなく、施設等のハード面についても環境整備にも取り組んでおります。すでに報道等で明らかとなっている2026年の新B1リーグ構想に向けて、広島県内のアリーナの建設計画もスタートしています。新アリーナを完成させることで、クラブとしても新たなビジネスモデルの構築をすることが可能となり、地域の新たな魅力を創出することができると考えています。
さらには、練習拠点となるクラブハウスも最短での設立を進めております。24時間練習ができ、トレーニングや食事、ミーティング等のできる施設があれば、選手のさらなる成長につながり、特に若手選手にとって魅力的な環境となると信じています。
こうした環境整備や、クラブ運営に尽力するフロントスタッフにおいても、非常に優秀な人材が集まり始めています。立ち上げ時には数名で始まったクラブも、今では30名を超え、組織として大きな変革の時を迎えております。
選手やスタッフ、フロント、スポンサー、オーナー、ブースター、様々なステークホルダーの皆様など、クラブを取り巻く全ての力が結集し、かつてないスピードで成長することにより今の広島ドラゴンフライズがあります。ドラゴンフライズは短期的には勝利を求め、結果にこだわるのはもちろんのこと、中長期的な計画も作成し、チーム文化の構築やビジネス面での成長も追求してまいります。
最後になりますが、以上のように、来季に向けた編成においては、大きな変革をすることとなりました。メンバーが大きく変わった中で、クラブの哲学を浸透させるのは簡単ではないですが、強豪クラブになれるよう、選手・スタッフ・クラブが一歩ずつ成長してまいります。これまで培ってきた広島のチームカラーはしっかりと継承しながら、2021-22シーズンのドラゴンフライズは、応援してくださる全ての方々の期待を背負い、感謝の思いを胸に、良いときも悪いときも「決してあきらめることなく、粘り強く戦い続ける」ことでB1のトップクラブへと駆け上がってまいりますので、引き続き、ご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。
広島ドラゴンフライズ ゼネラルマネージャー 岡崎 修司