4/10(土)11日(日) 京都戦見どころ「カギを握るのは、ベテランシューター。」
■京都と短期間に3度の対戦。
今回の相手は西地区8位の京都ハンナリーズ。
4/10(土)・11(日)に続き、当初は2月に予定されていた1試合が日本代表活動のため延期されたため4月21日(水)も京都戦となり、アウェイでの3試合を挟みますがホームゲームは京都3連戦です。
京都は現在、17勝33敗。
8位ですが、5位の島根とはわずか2勝差です。
今季から小川伸也ヘッドコーチが就任し、開幕当初は最下位となった時期もありましたが、そこから少しずつ勝ち星を増やしています。2月は宇都宮に連敗したものの2日にわたって接戦を演じ、3月はA東京、名古屋Dからそれぞれ1勝をもぎ取るなど、確実にチーム力が上がっています。
対するドラゴンフライズは3/24(水)三河戦の勝利で意気上がるものの、直後にチームを襲った新型コロナウイルス感染症の影響により1週間、全体練習が停止。陽性判定者、濃厚接触者の復帰は早くとも今週半ばとなるため、調整が重要になります。
■前回対戦時とは違うPFハーパーに注意。PGライスにフリースローを与えるな。
京都との前回の対戦は11月。
敵地で対戦し94-76と快勝した試合でしたが、その試合から一つ、大きな変化があります。
欠場していた208cmのパワーフォワード、#32ジャスティン・ハーパーの復帰です。1月の新潟戦以降は先発に復帰し、1試合平均12.5得点、6.7リバウンドをマーク。試投数は多くないものの35.1%とまずまずの成功率を持つスリーポイントにも要注意です。このハーパーが、チーム得点王にしてインサイドの要、センター#50 デイヴィッド・サイモンとともに先発出場し、3人目の外国籍選手としてポイントガード#23 レイヴォンテ・ライスがベンチから出てきます。ライスの注意点はフリースロー獲得数の多さ。ガードの選手にも関わらず、ジュリアン・マブンガ(富山)に次ぐリーグ2位の329回フリースローを獲得しており、成功率は84.8%と高いため成功数279本はマブンガに30本差をつける堂々のリーグ1位です。リーグで一番フリースローで得点しているライスにフリースローを与えないのが重要なテーマのひとつといえます。
■ベテランシューターの対決に注目。試合を分ける「8.4」。
今回のマッチアップは、京都#16 松井啓十郎と、広島#2 朝山正悟のベテランシューター対決に注目します。35歳の松井は今季も安定して力を発揮。試投数は決して多くないものの、41.5%とチーム一のスリーポイント成功率を誇ります。スリーポイントラインから遠い位置からの「ディープスリー」もあり、重要な場面での一本を決めてくるシューターです。ツーポイント、フリースローの成功率も高く、平均得点8.4点をいかに松井に取らせないのかは一つのカギになります。
対する39歳の朝山もスリーポイントは同40.1%と高い成功率をキープ。開幕当初はベンチスタートでしたが12月から先発に復帰。3/3(水)滋賀戦での25得点をはじめ爆発力もまた健在です。3月にドラゴンフライズがあげた2勝はいずれも朝山が2桁得点しており、朝山のスリーポイントがドラゴンフライズのリズムを作ることは間違いありません。
前節終了時点での1試合の平均得点はくしくも松井、朝山とも同じ8.4点。
この両者の「8.4」がそれぞれどう振れるか、それがどう勝負に作用するか。
ぜひ、勝負強いベテランシューター2人にご注目ください。
※成績はいずれも4/5(月)時点です。
■京都戦ホームゲーム情報
4/10(土)京都ハンナリーズ戦 13:35試合開始→チケットはこちら
4/11(日)京都ハンナリーズ戦 13:35試合開始→チケットはこちら
会場:広島サンプラザホール