4/24(土)25日(日) 滋賀戦見どころ「大敗と大勝から、見えてくるものは。」
■尺野HC体制の積み上げを発揮したい。
今回の相手は西地区8位の滋賀レイクスターズ。
3月は1勝7敗と苦しんでいますが、4月に入ってから3勝2敗。
直近では三河に勝利するなど調子を上げています。
対するドラゴンフライズは新型コロナウイルス感染症による試合中止、活動自粛明けの京都戦で連敗。試合勘が戻らないまま臨む難しさが出てしまいました。
しかし大敗に終わった初戦からうって変わって第2戦では接戦を演じ、京都戦後は通常通りの練習を積んでいるドラゴンフライズ。
滋賀戦では尺野将太ヘッドコーチ体制発足から2か月の積み上げを発揮し、ぜひ連勝を飾りたいところです。
■大敗と大勝から、見えてくるものは。
今季の滋賀との対戦は1勝1敗。
ホームで対戦した12月は97-109で敗戦したのに対して、アウェイで対戦した3月には97-77と快勝しています。
いずれも接戦の展開ではなく、大敗と大勝といっていい内容です。
12月は、#1 トーマス・ケネディが帰化選手登録となった初戦。外国籍選手2人とケネディを初めて同時に先発起用しましたが、攻守がかみ合わずに大敗。翻って3月の対戦時には、 3Qまでに19点差をつける大勝となりました。
大敗と大勝から見えてくるものが、ある選手のデータにしっかりと出ています。
滋賀のエース、#5 ジョーダン・ハミルトンです。
12月には30得点15リバウンド8アシストと、トリプルダブルに近い数字を残され、試合を支配されてしまいましたが、3月はわずか10得点7リバウンド4アシストに抑えています。うち8得点は試合の趨勢が決まった4Qにあげており、3Qまでほとんどハミルトンに仕事をさせていません。ハミルトンに攻めさせない守備を徹底し、ほかの選手にシュートを打たせる作戦が功を奏しています。今回は滋賀も対策を講じてくると思われますが、守備ではやはり滋賀の起点であるハミルトンのリズムをいかに崩すかがカギになります。
■スリーポイントの精度が試合を左右する。
そしてもう一つデータではっきり見えているのが、スリーポイントです。
3月の大勝時、ドラゴンフライズのスリーポイント成功率は実に61.1%と驚異的な高さでした。
#2朝山正悟が6本、ケネディが3本を打ってそれぞれ成功率100%。#24田中成也も6本中3本を決める50%の活躍で、要所をスリーポイントで突き放しリズムを作りました。それに対して滋賀のスリーポイント成功率はわずか20%に抑え込んでいます。
三河戦の勝利もそうですが、ドラゴンフライズの攻撃はいかにスリーポイントの精度を上げられるかがカギです。ある意味では「水物」でもあるスリーポイントですが、シューター陣が好調だとリズムがよくなり、インサイドも攻めやすくなる傾向を、ドラゴンフライズは強く持っています。
シューターの調子だけでなく、どれだけいい形を作ってシューターに打たせているか。
朝山、ケネディ、田中のシューター陣が序盤からシュートを沈め、合間にビッグマンでスリーポイントの得意な#55谷口大智が決める展開になれば勝利の可能性がぐっと高まります。
ぜひ、序盤からこの点にご注目ください。
■信州戦ホームゲーム情報
4/24(土)滋賀レイクスターズ戦 13:35試合開始→チケットはこちら
4/25(日)滋賀レイクスターズ戦 13:35試合開始→チケットはこちら
会場:広島サンプラザホール