【代表取締役社長 浦伸嘉よりメッセージ】B1昇格に際してごあいさつ
このことは、ファンの皆様、スポンサー企業様、法人後援会員様、バスケットボール協会様、メディア様、行政の皆様をはじめ、クラブに関わるすべての方々がどんな時も変わらず応援、支援を続けていただいたおかげでございます。そして選手、チームスタッフ、フロントスタッフの多大な日々の努力の積み重ねが、7年の時を経てこの結果につながっていると感じています。この場をお借りして、広島ドラゴンフライズに関わるすべての方々に、心より深く感謝申し上げたいと思います。
思えば、B1昇格への道のりは本当に苦難の連続でした。
B.LEAGUE開幕時でのB2への振り分けから始まり、リーグ元年はあと一歩のところでB1昇格を逃しました。その後試行錯誤を繰り返しながら、3年間かけてようやく悲願のB1昇格を2019-20シーズンで達成することができました。
2019-20シーズンは新型コロナウイルスの影響により試合の延期、無観客試合、リーグ中断、そして中止という、予期せぬ前代未聞の事態となりました。最も大きな出来事は、西地区優勝をかけた戦いを無観客のホームアリーナで行った経験でした。
この2試合は本当に多くの気づきを得て、考える契機となり、その後にB1ライセンス獲得へ向けた活動でも、様々なことを感じることができました。
その中で一番の実感は「ファンの皆様がどれだけクラブにとって大きな存在なのか」ということでした。今回のことで、ファンの皆様のクラブへの愛の深さを改めて感じることができました。いつでも、どんな状況であってもファンの皆様から応援、声援をいただけるということは、当たり前ではないんだ、クラブにとって本当にかけがえのないことなんだと、再認識させてもらいました。これまでも「ファンベース」をテーマとして「ファンの皆様のために何が出来るか?」という考え方を土台としたクラブ運営を行ってまいりましたが、この経験を糧に、今後はこれまで以上にファンの皆様をはじめ関わる全ての方々から愛されるクラブを目指してまいりたいと考えております。
そのためには、すべてのステークホルダーに対して、誠実な対応をコツコツ積み重ねていくことにより「信頼」されるクラブであることが重要だと考えます。我々はB1昇格に満足することなく、これを新たな出発点と位置づけ、目標である「日本一のクラブ」に向けて、チーム、フロント一丸となって努力を続けていきます。
最後になりましたが、B1昇格へクラブを後押ししてくれたのが、2018年12月のNOVAホールディングスのグループ入りでした。グループ各社、関係者の皆様の有形無形のサポートをいただき、B1昇格を成し遂げることができました。改めて深く御礼申し上げます。
広島ドラゴンフライズの歴史は、まだまだこれからです。
まずは翌2020-21シーズンに広島、そして日本全国にドラゴンフライズ旋風を起こし、皆様の元気、活気の源になれるよう精進して参りますので、今後も引き続き熱い応援とご支援の程、何卒よろしくお願いいたします。
感動を、ありがとうございました。
2020年4月25日
株式会社広島ドラゴンフライズ
代表取締役社長 浦 伸嘉