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#34三谷桂司朗選手 特別指定選手として活動記者会見コメント

昨日、2019年12月18日に広島県立皆実高等学校にて実施いたしました#34三谷桂司朗選手の
「特別指定選手として活動記者会見」について、下記の通りご報告いたします。

【2019年12月18日 三谷桂司朗選手 特別指定選手として活動記者会見】
■登壇者
株式会社広島ドラゴンフライズ 代表取締役社長兼GM 浦 伸嘉
広島県立皆実高等学校 男子バスケットボール部 監督 藤井 貴康
#34 三谷桂司朗選手

【記者会見コメント 全文】

・登壇者挨拶


代表取締役社長兼GM 浦 伸嘉
皆さまこんにちは。
本日は、広島ドラゴンフライズに三谷桂司朗選手が入団することで、このように集まっていただきまして深く御礼申し上げます。(冒頭にもございましたが、今回は特別指定選手でチームに加入することになっておりますので、その点だけご留意いただければと思っております。)三谷選手は、皆さまご存じの通り、広島県広島市西区の出身です。
われわれ広島ドラゴンフライズも西区にある広島サンプラザホールを本拠地としています。
三谷選手は西区が生んだ広島県の誇るスーパースターであり、(12月23日から開催される全国大会の)ウィンターカップでも非常に注目されている選手の一人です。
以前から彼の活躍は重々知っていましたが、我々としては2カ月前に、藤井監督に「三谷選手が(全国大会終了後の)大学進学までの間、広島ドラゴンフライズに(特別指定選手として)加入し、一緒にプレーしてもらうのはどうでしょうか」とまずご相談させていただきました。快く「ぜひ」と了承していただき、皆さまの前で発表できる運びとなりました。
加入前に本人の「チームに慣れたい」という希望もあり、11月から練習生として週に1回、あるいは2週間に1回のペースで少しずつ練習にも参加してもらっていました。正式な活動期間は、2019年12月27日から2020年3月27日までとなります。
ウィンターカップに集中してもらいたいと思いから、このタイミングで記者会見をさせていただきました。
ウィンターカップを集中して戦ってもらった上で、12月29日、30日は年内最後のホームゲームがありますので、三谷選手をベンチ登録できるように今準備しています。
出場できるかはもちろん本人の実力次第といいますか、堀田(剛司)ヘッドコーチがどのように采配するか、その時の流れにはなるかとは思いますが、ベンチに登録するということは試合に出る可能性があるということです。
ぜひ若い力で広島県を盛り上げてもらいたいと思っていますし、このバスケットボール界の全体を彼に引っ張ってもらいたいという思いでクラブに迎え入れました。
今後、広島ドラゴンフライズもB1昇格に向けて色々な動きがあるかと思います。
報道陣の皆様には、ご周知にご協力いただければと思っておりますので本日はどうぞよろしくお願いいたします。


 
広島県立皆実高等学校 男子バスケットボール部 監督 藤井 貴康
皆さまこんにちは。広島県立広島皆実高等学校男子バスケットボール部の監督をしております藤井貴康でございます。
この度、本校の三谷桂司朗が広島ドラゴンフライズの特別指定選手として加入をさせていただきました。
本人そしてご両親に相談したところ、「ぜひこの機会を生かしてもっともっと高みを目指したい」という本人の強い希望がございました。現在、広島皆実高校ではエースとして活躍し、この夏のインターハイベスト8の立役者でございます。
加えて高校1年生からU-16日本代表、高校2年生からU-18日本代表に選出され、そして高校3年生では3×3 U-18日本代表をアジアカップ優勝に導いた選手です。広島皆実高校を代表するとともに、この世代の日本を代表する選手だと考えております。
ぜひこの機会に更なる飛躍をして欲しいという願いと、このような機会をいただいた広島ドラゴンフライズに本当に感謝の気持ちを申し上げたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



 
#34三谷 桂司朗 選手
はじめまして。広島皆実高等学校3年生の三谷桂司朗と申します。
この度、広島ドラゴンフライズの特別指定選手として加入し活動させていただくこととなりました。
まだまだ自分の実力が及ばないところがたくさんありますが、この期間の中で少しでも成長できるように
精一杯頑張っていきたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。

【以下、質疑応答】
―今回特別指定選手という形で加入することになりましたが、広島ドラゴンフライズのユニフォームを着るということに対する率直な気持ちを教えてください。
三谷 率直に「嬉しい」という一言です。広島ドラゴンフライズは地元のチームで、中学生の頃から「(ドラゴンフライズの)ユニフォームを着て試合をしたいな」という気持ちがあったので、非常に嬉しく思っています。

―ご自身では自分のプレースタイルというのはどういうものだと考えていますか?
三谷 シュートに自信を持っています。中だけではなく外からも得点が取れるといったオールラウンドなプレースタイルが自分の持ち味だと思っています。

―バスケットボールはいつ頃からどのぐらい続けているのでしょうか?
三谷 小学校3年生の夏から始めました。

―そのころ(小学校3年生)から身長は大きかったのでしょうか?
三谷 とても大きいというわけではなかったですが、周りの友達よりは少しだけ大きかったです。

―「オールラウンダー」という今のプレースタイルに至るまでに何か大きな転機やきっかけがありましたか?
三谷 中学校の頃までは、インサイドでのプレーはあまりしてこなかったのですが、皆実高校に入学し、藤井監督に「1年生でインサイドのプレーを学ぶことで、2年生からアウトサイドのプレーが生きてくる」とご指導いただき(インサイドのプレーに)取り組んできました。その経験が今生きていると思います。

―大きな舞台をたくさん経験されていますが、ご自身にはどんなプラスになったと思いますか。
三谷 余裕をもってプレーできるようになったと感じています。全国大会では1年生の頃、緊張してしまって自分の思うようなプレーができなかったことがありましたが、国際大会を経験する中で、緊張を自分の力に変えることができるようになったと感じています。

―度胸がついたということでしょうか?
三谷 はい。

―地元で応援してきた広島ドラゴンフライズをどういう風にみていますか?
三谷 今シーズンは選手の方々の(個々の)レベルがとても高くて、練習生として参加させていただいた際に、1つ1つのプレーをすごく丁寧に行っている印象を受けました。

―3月までの期間限定ではありますが、チームの一員としてどういったことを吸収したいと考えていますか。
三谷 高校で経験できるレベルではないので、とても貴重な体験だと思っています。
まだまだ始めたばかりなので上手くいかないプレーがたくさんありますが、先生方や選手のみなさんから「思いっきりやっていい」とアドバイスいただいていますので、大学に入学するまでのこの空白の期間を、しっかり次のステージに挑むという意味でも、レベルアップに繋げていけるような期間にしたいと思います。

―広島ドラゴンフライズの選手たちと接触されているかと思いますが、アドバイスは既にいただきましたか?
三谷 高校とは違ってディフェンス面では非常に当たりが強く「自分が引いてしまったらその時点で負けだ」と教えていただきました。強い気持ちをもって強気にアタックし続けることを学びました。



―3月までの活動となりますけれども、当然「コートに立ちたい」という想いもあると思います。堀田HCにどういったところをアピールしていきますか。
三谷 どんなプレーであっても、自分ができることを最大限、精一杯プレーする姿を見せて、少しでも多くプレータイムをもらいたいと思います。

―来春から大学に進学ということですが、将来の夢を語っていただきたいと思います。どういう目標、どんな選手になっていきたいという夢を描いていますか?
三谷 憧れているNBAのヤニス・アデトクンボ選手(ミルウォーキー・バックス)のように、ダイナミックで迫力のあるプレーができるようになりたいと考えています。
また、これまでの(年代別)日本代表の活動で日の丸を背負って戦うことにとても誇りを感じたので、ゆくゆくは日本代表になって、日の丸を背負ってコートに立ちたいと思っています。

―目標はBリーガーなのか、もっと高みにあるNBAを目指していきたいのか。どういうレベルに目標を置いていますか?
三谷 挑戦する機会があるならNBAを目指していきたいと思います。

―実際に選手たちと一緒に練習してみて、当たりの強さや技術レベルの差を感じていると思いますが、「ここなら自分でも負けない」と思えた部分はありますか?
三谷 「絶対に負けたくない」と思っているのは、ルーズボールやリバウンドなど球際のところです。今まで強い気持ちをもって継続して取り組んできた部分なので、そこはプロの中に入っても負けずに、強い気持ちを持って戦っていきたいと思います。

―藤井先生にお伺いします。三谷選手は非常にシュート力がありオールラウンドプレーヤーということなのですが、先生から見て三谷選手の一番の武器は何ですか?プレー面あるいはメンタル面において。
藤井 まずプレーの特徴ですが、本人も申しました通り、どこからでも得点が取れるところです。
ある時はインサイド、ある時はスリーポイント、ある時はリバウンドを取ってドリブルプッシュをしながらペイントエリアにアタックをしてねじこむ…。そういったプレースタイルで、この3年間で本当に技術をつけた選手だと思います。
でもそのベースにあるのは、彼のパーソナリティ(人格)ですね。非常に素直で、努力家です。
プレーは非常に綺麗ですが、1年生の時から留学生とゴール下、ペイント内で張り合わせました。
そこから徐々にプレーの幅を広げていきましたが、(成長できたのは)自らがやっぱり努力をしていたからです。
皆実高校の先輩や同級生、仲間と過ごすだけなく自分の力でU-16日本代表、U-18日本代表、3×3U-18日本代表と、階段を上っていく中で非常に精神的にも強くなってきましたし、(プレーの)強度も強くなってきました。
バスケットボールと真摯に向き合う姿勢が年々高まってきていると、成長を感じております。

―三谷選手にお伺いします。今回、特別指定選手のお話が来た時の気持ちを聞かせていただけますか?
三谷 以前から特別指定選手という制度の存在は知っていましたが、まさか自分にそのお話をいただけるとは思っていなかったので驚きが大きかったです。

―三谷選手は井口中学校出身で、ドラゴンフライズも井口中学校のすぐ近くが本拠地です。地元でプレーすることになりますが、同級生や一緒に頑張ってきた仲間が沢山応援に来ると思います。仲間に対して意気込みを聞かせていただけますか?
三谷 広島ドラゴンフライズは身近な存在であり、西区なら誰でも知っているチームだと思うので、その中でプレーできることにしっかり感謝の気持ちをもって、見てくださる方々にも一生懸命プレーする姿をお見せしたいと思います。



―浦社長にお伺いします。浦社長は、三谷選手が小学校、中学校の頃に指導していた時期があったかと思いますが、その時から三谷選手には、他の違うものを感じられていましたか?当時指導していた選手と一緒にプロで活動することに対しての思いを聞かせてください。
浦 三谷選手は小学生、中学生の頃から影ながら色々な角度から活動を見てきましたけれども、特に小学生のときは全国大会へ出場しましたし、中学生のときはよりハイレベルな選手になりました。
サイズが大きいのにボールコントロールが良いですし、シュートが上手でしたので、その当時から注目していましたし、必ず名前がどんどん出てくるだろうなど我々の間で話をしていました。
ただ、その頃のことを思い出しても、現時点で我々の期待をはるかに超えてくれています。
高校生の時期に日本代表として日の丸を背負って戦ったというのは非常に素晴らしいことで、なかなかできない経験です。
そのような経験をした選手が、広島県のトップ選手としてプレーしているのは本当に素晴らしいことで、タイミングが合えばぜひ特別指定選手でプレーしてもらいたいと思っていました。
(三谷選手は)大学進学という方向性が以前から決まっていて、本人の意思を尊重しながらぎりぎり2カ月前に「よければどうでしょうか」と、藤井監督を通してお話をさせていただきました。
今回、限られた時間ではありますが、進学までの間に少しでも成長してもらいたいと思いがあります。
今年で4年目を迎えるBリーグが一気に発展するには絶対に若い力が必要だと感じています。
広島では県内トッププレイヤーの三谷選手が(地元の)広島ドラゴンフライズに入ってくれることによって(発展への)勢いがかなりついてくるのではないかと思っています。
広島の皆さんがもっともっとBリーグのファン、日本バスケットボールのファンになっていただけるように、我々ができることでしっかりサポートして、彼の成長に少しでも繋がるように、今後も引き続き温かく見守りながら一緒に育っていけたらなと思っています。

―いまB1の昇格争いをするチームの中で、三谷選手を迎えます。どんなメリットを期待していますか?
浦 まず1つは、若手選手の刺激になるのではないかと考えています。
やはりスポーツというのは、年齢に関係なく実力で勝ち取っていかないといけません。
「若手だから」、「出場機会がないから」という理由で結果を出さなくていいというわけではありません。
そんな中、広島県トップの選手であり、18歳以下では日本を代表するトップレベルの選手が入ることによってチーム内競争が活性化し、よりよいチームになっていくのではないか(1つの大きなことかな)と考えています。
それに加えて、現状(ドラゴンフライズには)広島県出身の選手が1人もいない中、やはり地域密着、地域愛着といいますか、地域に愛されてクラブが発展していかないといけないという意味では、待望の広島出身の実力も兼ね備えた選手がついに出てきてくれました。これは非常に嬉しいことだと思っています。




以上。