10/24(水)第5節 試合結果:●広島76-82熊本〇
10月24日(水)にマエダハウジング東区スポーツセンターで行われました熊本ヴォルターズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE 第5節
広島ドラゴンフライズ 76-82 熊本ヴォルターズ
(1Q:10-20,2Q:12-16,3Q:22-20,4Q:22-10,OT:10-16)
会場:マエダハウジング東区スポーツセンター
入場者数:2,048人
シーズン成績:8勝1敗
【スターター】
広島:#0ジャマリ・トレイラー、#2朝山正悟、#3岡本飛竜、#12エリック・トンプソン、#24田中成也
熊本:#2古野拓巳、#5チリジ・ネパウエ、#8ジョシュ・ドゥインカー、#11福田真生、#13俊野佳彦
<試合レポート>
開幕から8連勝と快進撃は続いている。福島戦GAME2のチーム全員で掴んだ勝利を今後のモチベーションにしていきたい。今日は強敵熊本ヴォルターズとの一戦だ。毎シーズン熊本とは熱い戦いを繰り広げており今シーズンもB1昇格に向けて、最大のライバルになるだろう。今後のシーズンを占う重要な一戦だ。ホームの熱いファンの大声援を力にし、熊本を迎え撃ちたい。
☆第1Q
広島のスターターは定着しているこの5人だ。序盤から広島は、熊本の激しいディフェンスに苦戦し連続でターンオーバー。その中でパスを回し小澤、朝山の3Pが決まるも6-11。岡本の積極的なアタックもあったがなかなかシュートが入らず、セカンドチャンスにも繋げられない。熊本は、#2古野を起点にし#5ネパウエがインサイドを攻め得点。#13俊野や#2古野の3Pも決まり、10-20。
☆第2Q
追い上げたい広島は開始直後からトレイラーがアタックし得点。さらに坂本がインサイドで得点し、岡本が持ち味の速いドライブで切り込みフリースローを獲得。トレイラーがファストブレイクでダンクを決め、流れを引き寄せる。流れは広島に傾きかけたがすかさず#13俊野が3Pを決め、#8ドゥインカーが得点。熊本がディフェンスを立て直し、広島は得点出来ず苦しい時間帯に。トンプソンのインサイドでの奮闘もあったが、終了間際#8ドゥインカーにファストブレイクでダンクを決められ22-36。14点差で後半へ。
☆第3Q
序盤は得点出来ない時間帯もあったが、田中の3Pを皮切りに朝山の3P、トンプソンのダンクで得点を重ねる。熊本は#2古野がアタックし連続得点、#13俊野も積極的に攻め得点し、22-42。点差は20点に広がり広島が得点すれば熊本も得点と、なかなか点差は縮まらない。岡本のアタックから坂本がセカンドチャンス、さらに岡本がジャンパーを決め38-48。小澤がドライブを仕掛け連続でレイアップ、朝山もレイアップを決め44-56。12点差で最終クォーターへ。
☆第4Q
粘り強く勝機を掴みたい広島は、トンプソンの連続得点や小澤の3Pで得点。残り6:20、53-58。広島の持ち味でもある粘り強いディフェンスから熊本のターンオーバーを誘い、オフェンスリバウンドも全員が飛び込む。熊本の得点が止まり、トレイラーの豪快なブロックショットで会場を盛り上げ勢いに乗る。さらに朝山のファストブレイク、トレイラーの3Pが決まり残り2:21、60-62。追い上げられた熊本は、#11福田がセカンドチャンス、ジャンパーで連続得点。残り時間1分になったところで、朝山が3Pを決める。さらに連続で朝山が3Pを決め残り32秒、66-66。ついに同点に。#2古野のシュートが外れ、リバウンドを奪い残り3秒、朝山のシュートは入らずトンプソンのセカンドチャンスが決まるがブザー後の為ノーカウントとなり、66-66。同点の為、5分間の延長戦へ。
☆延長戦
開始後すぐにトンプソンが個人ファウル4つになり、チームファウルも5つになってしまう。このボーナススローを#8ドゥインカーは確実に決め、#5ネパウエもボーナススローを獲得し決める。残り3:52、66-70。このまま広げていきたい熊本だったが、残り3:13でインサイドの要である#5ネパウエが退場。このチャンスを確実に攻めていきたい広島だったが、残り2:31、トレイラーがアンスポーツマンファウルを取られてしまう。チームファウル分のボーナススローも含め、#2古野に4本のフロースローと連続してジャンパーを決められる。切り替えていきたい広島は、トレイラーがジャンパーで得点、ハードにディフェンスをし熊本から24秒オーバータイムを奪う。トンプソンがダンクし、追い上げるも点差は縮まらず82-76。悔しい敗戦となった。
最大のライバル熊本との対戦は、2,000人を越えるファンの後押しもあり延長戦に持ち込むも惜敗となった。前半開始直後から、熊本のハードなディフェンスに苦戦し得点出来ない時間帯が続いた。その中で、朝山はチームトップの20得点。第4クォーターの同点打の3Pやここぞという1本を決め、存在感は大きい。トンプソンも持ち味のリバウンドを量産し、両チームトップの18リバウンド。得点も17得点と体を張ったインサイドプレーで、チームの追い上げに貢献した。点差が開き苦しい展開の中でも、ファンの大声援を受け全員で粘り強く戦い延長戦に持ち込めた。だがB2優勝にはこういったゲームを制する事も重要となってくる。勝利を掴める試合は、確実に勝ち星を重ねていきたい。チームでコミュニケーションを取り合い、この敗戦を活かし次節に臨みたい。今週末はアウェイで熊本同様、同地区のライバル島根スサノオマジック戦だ。島根は昨シーズンからロスターを大幅に入れ替え最短でのB1昇格に挑む。ハンガリー代表のロスコ・アレンやベネズエラ代表のグレゴリー・エチュニケを獲得。さらに、リバウンドを量産するジーノ・ポマーレも招集し、強力なインサイド陣となっている。大黒柱の佐藤、シューターの相馬も勢いに乗せたくない。タフな試合になるだろうが今シーズンを占う、重要な戦いは続く。ハードなディフェンスでプレッシャーをかけ続け、序盤から主導権を握っていきたい。島根戦勝利を掴むため共に戦いましょう!5!UNITED WE STAND!!
◎広島ドラゴンフライズ
◆得点
#2朝山正悟 20点
#12エリック・トンプソン 17点
#0ジャマリ・トレイラー 15点
◆リバウン ド
#12エリック・トンプソン 18リバウンド
◆アシスト
#3岡本飛竜 10アシスト
◎熊本ヴォルターズ
◆得点
#2古野拓巳 23点
#13俊野佳彦 21点
◆アシスト
#2古野拓巳 8アシスト
◆リバウンド
#5チリジ・ネパウエ 15リバウンド
#8ジョシュ・ドゥインカー 11リバウンド
<ヘッドコーチコメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆尺野将太HC
「前半熊本のディフェンスに上手く対応出来ず得点出来ない苦しい時間帯が続いた。この試合の中で一つ分かった事は後半勝負に持ち込める事。チームの課題はこういったゲームを勝ちきる事。プレーというよりは気持ちの部分をもう一段階高いところに持っていきたい。」
☆#2朝山正悟選手
「前半は熊本のディフェンスにリズムが掴めなかった。後半20点開いたところから追いつけた事は粘り強く戦えた。ただ、本当に勝つチームになる為には追いた後。B1に行くチームになるためにここをを全員で詰めていかなければならない。」
【熊本ヴォルターズ】
☆保田尭之HC
「広島はここまで西地区、連勝で首位につけているチームでこのあと島根戦が続きます。我慢比べに勝利し広島の連勝を止められた事は今週中にも熊本が首位に上がるため絶対に必要な条件でした。少ない選手しかコートに立てない中、選手達は我慢強くチームに貢献してくれた。後半自分達のペースを掴みづらい時間帯もあったが、延長戦勝利する事が出来て良かった。」