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5/7試合結果 広島111-77愛媛

【5月7日(日)愛媛オレンジバイキングス戦ゲームレポート】

5月7日(日)に広島サンプラザホール(広島市西区)で行われました愛媛オレンジバイキングス戦。

<スコア>

B.LEAGUE B2 第30節

広島ドラゴンフライズ111-77愛媛オレンジバイキングス

(1Q:24-20,2Q:23-19,3Q:29-18,4Q:35-20)

今シーズン成績:46勝14敗 ☆B2プレーオフ進出決定!

マンオブザマッチ:佐古賢一HC

会場:広島サンプラザホール

入場者数:4017人

【スターター】

広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也

愛媛:#1中島良史、#13俊野佳彦、#16笠原太志、#22ジョシュア・クロフォード、#75赤土裕典

<試合レポート>

☆第1Q

レギュラーシーズンラストゲームをホームで迎える広島。勝てばプレーオフという大一番。アリーナには開場前から決戦の時を待ちわびるファンで長蛇の列となった。ゲームは立ち上がり少し固さの見える広島だったが、田中、ラマートが3Pを決めて流れを作る。インサイドではエンダイが迫力を見せる。エンダイが連続でアンドワンを取ってリードする。さらに昨日と同じく終了間際に北川が3Pを決めて24-20でリード。

☆第2Q

ディロンが北川へのロングパスからファストブレイクを出す。それでも愛媛も運動量で広島を上回り、点差は広げられない。エンダイがインサイドで一層に存在感を発揮し、アンドワンを取ってつなぐ。流れを作れないもラマートや朝山がフリースローをしっかりと得点していく。さらに坂田が土壇場で3Pを決めていい流れで後半へ。

☆第3Q

勝負をかける広島は田中が3P、ラマートのインサイド、さらに鵤が自分でしかけてペースをつかむ。ここで愛媛がタイムアウトを取るも、広島もディフェンスで集中力をさらに高める。キャプテン朝山の3P、ドライブからのラマートのタップシュートも決める。点差を一気に広げていく。鵤もフリースローを失敗するも、その挽回とばかりにペネトレイトからの得点を決めるなど、勝利への気持ちを前面に出す。逆に愛媛がタフショットをよく決めて巻き返し、さらに終盤、エンダイが入ると愛媛はエンダイへのファウルで広島の勢いを切りにいく。しかしこのファウルの代償も大きく4Qは打ち合いになる、76-57で最終Qへ。

☆第4Q

仲摩のドライブ、ディロンのドライブで愛媛のディフェンスと突破した広島はここから怒涛の攻撃でプレーオフに突き進む。4017人の大声援には一層大きくなり、打ち合いの展開で広島に味方する。ディロンのファストブレイクからダンク、エンダイが豪快なダンクも決め勝利を決めた。結局、得点を取り続けた広島は111点の大量得点で大一番を制した。

大観衆の前で愛媛を圧倒してプレーオフ進出を決めた。インサイドでエンダイ、ラマートが終始圧倒し、着実に得点を決め、さらに田中、朝山、北川が高い確率で3Pを決め、愛媛の追随を振り切った。ディフェンスでも集中を切らすことなく、簡単な得点を愛媛に与えず、速攻も許さなかった。最後のホームゲームを広島らしいバスケットで連勝し、プレーオフにつなげることが出来たのは大きい。来週はリーグ最高勝率の島根スサノオマジックにアウェイでB1昇格へチャレンジすることになる。レギュラーシーズンでの対戦では負け越しているが、4月に対戦した時は1勝1敗、実力は拮抗している。広島は怪我人もなく、コンディション的には問題もない。選手は田中、坂田を始め調子を上げてきており、この勢いで島根を倒したい。ここからは短期決戦のプレーオフだが、これまで負けられない戦いを制してきた広島はメンタルでも充実している。

レギュラーシーズンを通して熱い応援ありがとうございました。シーズンの目標である「B2初代チャンピオン」に道は拓いた。あとは一気に駆け上がるだけだ。

チャレンジャーとして、エナジーだけは負けられない。全身全霊をかけてまずは島根との初戦を勝ち取らなければならない!

より熱く、共に戦いましょう!目指すはB2チャンピオンだ!「最大の挑戦!UNITED WE STAND!!」

【主なスタッツ】

広島ドラゴンフライズ

◆得点

#0アジーズ・エンダイ  24点

#21コナー・ラマート  20点

#12ダニエル・ディロン  13点

#11北川弘    12点

#18鵤誠司    11点

#24田中成也   11点

◆リバウンド

#0アジーズ・エンダイ   8リバウンド

#5山田大治       5リバウンド

#18鵤誠司         5リバウンド

◆アシスト

#12ダニエル・ディロン  7アシスト

#18鵤誠司        5アシスト

 

愛媛オレンジバイキングス

◆得点

#13俊野佳彦           23点

#22ジョシュア・クロフォード   19点

#16笠原太志           14点

#21ローレンス・ブラックレッジ  11点

◆リバウンド     

#21ローレンス・ブラックレッジ  6リバウンド

#22ジョシュア・クロフォード   6リバウンド

#16笠原太志             5リバウンド

 

<ヘッドコーチ・選手コメント>

【広島ドラゴンフライズ】

☆佐古賢一HC

「今日は各Qしっかりとリードを奪えて粘り強いところを見せられた。ディフェンスのコミュニケーションミスで前半は良いシュートを決められた部分もあったが、全体を通じてリズムも良かったし、決めるべき選手が決められた。ゲーム前はインサイドのラマート、エンダイの部分を気にかけていたが、その不安を払拭するぐらい特にエンダイは前半でいい働きをしてくれた。77失点というのは取られすぎた感じはあるが、リバウンドから走られたり、質の悪いターンオーバーは少なかったと思う。全てはプレーオフのためにあるぐらい、プレーオフ出場と、B2優勝を目指してやってきた。我々はチャレンジャーなので、気持ちと身体の両面で良い準備をして、思い切りやって島根を倒したい。」

☆#2朝山正悟

「素直にホッとしている。負けたら終わりの中で80分間自分たちのバスケが出来、良い形でプレーオフに臨める。一年間、広島のファンの後押しを受けて、これまでの歴史の中でも飛躍的に知名度が上がってきている。今日もこんなにも多くのファンに来て頂いて、この恩返しをしないといけない。持てる力すべてをかけて、ファンの後押しを背負って、一緒になって大一番で勝ちたい。」

 

☆#24田中成也

「前半は拮抗した中で、ハーフタイムに3Qの出だしで勝負を決めにいこうという話をしていた。結果、そのような展開でゲームをすることができ良かった。今は自分のプレーに集中出来ている。僕らのほうが強いということを島根で見せつけたい。やれることはやって、勝つだけ。そして最後まで楽しんでプレイしたい。」

 

【愛媛オレンジバイキングス】

☆河合竜児HC

「ゲームに関しては、昨日と違い満足しています。前半を一桁のビハインドで終えて、後半も苦しい展開になってからも選手が最後までしっかりと戦う姿勢をみせてくれた。クレイグが怪我している中で精一杯のプレイを見せられたと思う。60ゲームをしっかりと戦って、特にディフェンス面での成長を感じるし、B2西地区の強豪がひしめく中で29勝31敗という成績は誇れる結果だと思う。開幕の頃とくらべて広島に対しての差を詰めることができた選手にご苦労様と言いたい。」