5/6試合結果 広島77-52愛媛
【5月6日(土)愛媛オレンジバイキングス戦ゲームレポート】
5月6日(土)に広島サンプラザホール(広島市西区)で行われました愛媛オレンジバイキングス戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第30節
広島ドラゴンフライズ77-52愛媛オレンジバイキングス
(1Q:18-18,2Q:16-13,3Q:22-13,4Q:21-8)
今シーズン成績:45勝14敗
マンオブザマッチ:#5山田大治
会場:広島サンプラザホール
入場者数:2677人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
愛媛:#1中島良史、#13俊野佳彦、#41クレイグ・ウィリアムス・ジュニア、#75赤土裕典、#93伴 晃生
<試合レポート>
☆第1Q
いよいよシーズン最終節となった。連勝すれば自力でのプレーオフ進出ができる広島は自らの力で道を切り開くしかない。ブラックのユニフォームに身を包んだ広島がゲームの立ち上がりから集中して攻める。鵤のスティールからアシストなど、連続得点で一気に9点差までリードを作る。しかしここでタイムアウトを取った愛媛が立て直し、リズムを変えてくる。愛媛エース#41ウィリアムス・ジュニアのリバウンドからの得点、3Pで点差を詰める。しかしここで#41ウィリアムス・ジュニアにアクシデント。肩を痛めて離脱。それでも愛媛は#13俊野の得点で逆転する。当然、負けるわけにはいかない広島もブザー直前に北川が3Pを決めて同点で第2Qに。18-18。
☆第2Q
エースを欠いた愛媛だったが、粘り強いディフェンスで広島もなかなか得点できない。田中、朝山が3Pで勢いをつけるも、愛媛は#21ブラックレッジ、#22クロフォードのインサイドで勝負する。広島はオフェンスリバウンドから朝山の3P、エンダイのアシストで田中の3Pと自慢のシューター陣が得点をつなぐ。広島もエンダイ、ラマートのビッグマンがディフェンスでプレッシャーをかける。リバウンドでも互角のまま後半へ。34-31。
☆第3Q
後半に入り、広島が勝利へギアを上げる。鵤が連続スティールからのファストブレイクで一気に流れを引き寄せる。そして第3Qに躍動したのは大黒柱山田。自らのオフェンスリバウンドからの得点、さらにディフェンスリバウンドからラマートへのアシストパス。さらにレイアップも自分で決めてチームを引っ張る。大事な第3Qでリードを作って、勝負の第4Qへ。56-44。
☆第4Q
勝負を決めたい広島が立ち上がりからディフェンスで愛媛を圧倒する。ディロンがタフショットやアシストから北川のファストブレイク。さらにペネトレイトで11連続ポイント。残り3:32まで愛媛を0点に抑え込んだ。北川、ディロンら走力のある選手がディフェンス、オフェンスで圧力を強めた。完全にゲームを支配した広島は畳み掛けるように小林のレイアップ、小林から坂田へのアシストで勝負を決めた。最終スコア77-52。
地元広島サンプラザホールに集まった2600名を超える大勢のファンの前で会心のゲームで勝利を上げた。ディフェンスでの集中力は高く、簡単に得点を与える場面は少なかった。リバウンドでも田中やディロンなども加わって愛媛を圧倒した。朝山、田中の流れを引き寄せる3Pも効果的だった。とはいえ、今日は山田の活躍が光った。インサイドでの得点はもちろんのこと、アシストやリバウンドでもチームを引っ張った。シーズン最終盤でさらに調子を上げてくるベテランが頼もしい。
いよいよ明日はシーズン最終ゲーム。勝った瞬間プレーオフ進出が決まる大一番となる。今日以上のエナジーを出して、立ち上がりから愛媛を圧倒していきたい。シーズン最終ゲームとしてチームの集大成をみせ、これが広島のバスケットだということを広島ファンにお見せしたい。そして是が非でも勝って、地元で喜びを分かち合い、次のステージへ。
チーム、ファン、パートナー全ての広島ドラゴンフライズに関わる皆さんのパワーを集結して「一戦必勝」、勝利をつかみとりましょう!
いざラストゲームへ!UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#5山田大治 18点
#24田中成也 11点
#2朝山正悟 10点
#11北川弘 10点
◆リバウンド
#12ダニエル・ディロン 9リバウンド
#21コナー・ラマート 8リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 7リバウンド
#5山田大治 6リバウンド
愛媛オレンジバイキングス
◆得点
#21ローレンス・ブラックレッジ 12点
#13俊野佳彦 11点
◆リバウンド
#1中島 良史 6リバウンド
#13俊野 佳彦 6リバウンド
#21ローレンス・ブラックレッジ 6リバウンド
#22ジョシュア・クロフォード 6リバウンド
<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「1Qから選手たちも非常に集中して良いディフェンスが出来ていた。全体としてディフェンスラインを上げてプレッシャーをかけることでうまく愛媛のリズムを遮断できた。うまくビッグマンに走られた部分、ハーフコートのディフェンスでのコミュニケーションミスなどしっかりと修正をしていきたい。朝山、山田が大事なゲームになるとしっかりと集中して役割を果たしてくれる。今日は今日、明日は明日なので、スタートから主導権を取れるようにしっかりと選手の力を引き出し、フォーカスさせたい。シーズンラストゲームを悔いの残らないよう戦いたい。」
☆#2朝山正悟
「今日はしっかり今週に準備してきたこと、やりたいことを40分間やれた。ディフェンスとコートに立つ5人がつながって、後から出てくる選手もイイ仕事ができた。広島らしいバスケットボールで勝つことができた。熊本での2戦目からの流れを今日いい形で表現できた。最終戦をホームでやれることは大きなアドバンテージで、ファンの声援は大きな力になる。次を見据えながら良いゲームで明日は勝ちたい。」
☆#5山田大治
「前半から最後までディフェンスが良かったのが勝因。愛媛はオフェンスのチームなので、ディフェンスで抑えれば勝てると思っていた。良い準備をして臨めたと思う。最近はディフェンスも良くなかったので、良いディフェンスで勝てたのは特に良かった。今日も途中で簡単なシュート、リバウンド、コミュニケーションミスからの失点など良くない部分もあったので、しっかりと修正をしたい。明日勝たないとプレーオフの道はないので、良い形で勝って、来週のプレーオフを迎えたい。」
【愛媛オレンジバイキングス】
☆河合竜児HC
「怪我人が出てしまって、エースがいなくなるという状況で前半は頑張れたが、後半は広島もより強いプレッシャーをかけてきて難しかった。広島にとってはプレーオフのかかった大一番、我々にとっては勝率5割で終えるための激しい戦いに明日はなると思うが、怪我人だけは出さないで終えたい。今日も愛媛からたくさんのファンが来てもらって、明日もやれることはしっかりとやって、40分間しっかりと頑張る姿を見せたい。残されたメンバーで明日勝つためにやれることをやりきりたい。」