4/23試合結果 広島72-76香川
【4月23日(日)香川ファイブアローズ戦ゲームレポート】
4月23日(日)に広島サンプラザホール(広島市西区)で行われました香川ファイブアローズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第28節
広島ドラゴンフライズ72-76香川ファイブアローズ
(1Q:19-29,2Q:14-15,3Q:25-11,4Q:14-21)
今シーズン成績:43勝13敗
会場:広島サンプラザホール
入場者数:2337人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
香川:#5溝口秀人、#11チェハーレス・タプスコット、#15坂東拓、#19徳永林太郎、#41高田秀一
<試合レポート>
☆第1Q
昨日クロスゲームをものにし、プレーオフに向けて勢いをつけたい広島だったが、第1Qは完全に香川が主導権を握った。田中の3Pで幸先よくスタートするも、イージーなターンオーバーも絡んで香川がアウトサイドからシュートを乱れ打ち。これがことごとく決まって一気に10点ビハインドの展開に。広島もアウトサイドの確率こそ低いもののラマートの3P、坂田の得点でなんとか追いすがるも19−29と香川が気持ちよくスタートを切る。
☆第2Q
香川がディフェンスでプレッシャーをかけて広島に自由を与えない。得意のアウトサイドからのシュートも決まら得点差を詰められず、香川ペースで進む。残り4:31でディロンのナイスアシストからラマートのダンクが決まる。しかしそれでも流れは変えられず逆に香川#15坂東の3Pが決まる。香川#11タプスコットがリバウンドから繋いだボールも#15坂東が3Pで決める。香川の3Pに対しようやくタッチが取れてきた広島は朝山、ラマートが3Pをお返しして33−44で後半へ。
☆第3Q
広島の反撃が始まる。いつもと異なり坂田が出だしからコートに立ち、プレッシャーをかけていく。鵤がボールをプッシュして流れをつくると、朝山がバスケットカウント、ディフェンスリバウンドからレイアップを立て続けに決めて点差を縮める。残り3:26で坂田のアシストから北川が魂のレイアップを決めてこれもバスケットカウント。粘り強くディフェンスでもプレッシャーをかけて、北川のスティールから自分で持ちこみ外れたところを鵤がタップ。ついに1点差まで詰め寄る。このチャンスを坂田がフェイダウェイを決めて逆転。ついに試合をひっくり返した。58−55で最終Qへ。
☆第4Q
この逆転した流れで一気に勝利へという所に落とし穴があった。4Q立ち上がりから広島はターンオーバーを連発。これを香川に決められて一気に逆転され61−69まで点差が開く。狂ったリズムを立て直したいところでディロン、北川、ラマートが連続で3Pを決めて踏ん張る。残り1分で3点差。ここからフリースローが決めきれなかった広島。70−73、71−73からのフリースローを決めきれず、残り11秒まで追い詰めたが、逆転には至らなかった。痛すぎる敗戦を喫した。最終スコア72−76。
第1Qで大きくリードを奪われ、ひたすら追いかける展開となったが、よく追いつき逆転した。しかし悔やまれる第4Qの立ち上がり。パスミス、コミュニケーションミスからイージーなターンオーバーを連発し、掴んだ主導権をみすみす手放してしまった。またフリースローの成功率が26.7%と完全に落第点。勝負どころでも決めきれず悔しさが残った。オフェンスも3Pに頼る場面が多くみられ、外れたときにリバウンドからピンチを迎える場面も見られた。残り4ゲームとなったレギュラーシーズン。今日の敗戦の結果により、島根スサノオマジックのB2西地区優勝が決まり、残されたプレーオフ出場枠はワイルドカードのみとなった。次節はアウェイでそのワイルドカードを争う熊本ヴォルターズとの大一番。勝ったほうがプレーオフ進出ともいえる大事なゲームとなる。実力は伯仲しているだけに準備、メンタルの勝負になるだろう。我々にはまだまだチームがステップアップする時間も余地も残っている。今日の敗戦から多くのことを学び、プレーオフに向けて今一度チーム一丸となって戦っていきたい。
ファンの皆さまも一丸となってプレーオフまで共に戦ってください!UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#2朝山正悟 18点
#21コナー・ラマート 18点
◆リバウンド
#12ダニエル・ディロン 6リバウンド
#18鵤誠司 6リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 5リバウンド
香川ファイブアローズ
◆得点
#19徳永林太郎 18点
#11チェハーレス・タプスコット 15点
#5溝口秀人 11点
#15坂東拓 11点
#41高田秀一 10点
◆リバウンド
#11チェハーレス・タプスコット 12リバウンド
#5溝口秀人 5リバウンド
#14エイドリアン・フォーブス 5リバウンド
#19徳永林太郎 5リバウンド
◆アシスト
#19徳永林太郎 8アシスト
<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「1Qでビッグクォーターになって、オフェンスもバタバタしながらディフェンスもソフトに入ってしまった。早いタイミングでのタイムアウトからしっかりとプレッシャーをかけられれば良かったが、うまく形にできなかった。出だしから追いかける苦しい展開の中で、最後勝つチャンスもあったが、今日はフリースローの確率があまりにも低すぎた。これでは勝つことは出来ない。また4Qのタイムアウトをとってから4本続けてシュートまで持っていくことが出来なかったところで簡単なターンオーバーが出てしまった。選手のエンジンのかかりの遅さ、一つ一つのゲームに集中させることができなかった状況に責任を感じている。選手にはもっと第1Qから準備してきたものをエナジーと共に表現してもらえるように言っていきたい。言い訳はできない、勝つしかない。シーズンが終了して笑えるように来週またしっかり戦いたい。」
☆#2朝山正悟
「第4Q立ち上がりの香川のプレッシャーに負けてしまった。そこのターンオーバーから走られたことが敗因だと思う。負けた中で選手それぞれ思うことはあると思うが、自分たちの置かれた立場を考え、来週の熊本との直接対決で勝つしかない。今日の負けに言い訳はできないので、しっかりと敗戦を受け止めて、前を向いて、プレーオフ、B1を目指し戦っていく。」
【香川ファイブアローズ】
☆ジョー・ナバーロHC
「我々のシュートがとても良く流れを作ってくれた。広島はオフェンスが強いチームなので、ゾーンを作って守ることが功を奏した。途中、ゲームのテンポを変えたかった場面でディフェンスプレッシャーをかけたりしたが、ディフェンスでも頑張れたと思う。ここまで8ゲーム広島と対戦してきて初勝利を挙げることができたが、シーズン当初とくらべて我々は全く違うチームのように良くなってきており、チームの成長を今日の勝利で実感できた。」