3/11試合結果 広島77-57岩手
【3月11日(土)岩手ビッグブルズ戦ゲームレポート】
3月11日(土)に広島サンプラザホール(広島市西区)で行われました岩手ビッグブルズ戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第22節
広島ドラゴンフライズ77-57岩手ビッグブルズ
(1Q:15-8,2Q:15-11,3Q:24-19,4Q:23-19)
今シーズン成績:34勝9敗
マンオブザマッチ:#2朝山正悟
会場:広島サンプラザホール
入場者数:1135人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
岩手:#5千葉慎也、#13小原良公、#21澤口 誠、#24ドナルド・ローソン、#68永田晃司
<試合レポート>
☆第1Q
交流戦最終節となる今節。勝って交流戦を締めくくりたい。AWAYユニフォームを纏ったスターター5人がコートに立つ。大事な立ち上がり広島は集中したディフェンスで岩手に得点を与えない。ラマートのディフェンスリバウンドでリズムを作る。残り6:36ラマートのカットインに鵤が絶妙にアシスト。さらにラマートのディフェンスリバウンドから鵤が速攻のロングパスを通して、朝山が見事に3Pを決めた。スコアは伸びないものの、岩手を8点に抑え込み立ち上がりは広島ペース。15−8。
☆第2Q
立ち上がり、ゾーンで守る岩手に対して攻めてを見失う。せっかく得たフリースローも決めきれずリズムに乗れない。ターンオーバーも出て、18−17と1点差まで詰められる。オフィシャルタイムアウト明けで山田、朝山がコートに戻り2人が中心になりディフェンスから立て直す。残り3:36岩手ターンオーバーからディロンのファストブレイクで勢いをつける。リードを広げて後半へ。30−19。
☆第3Q
立ち上がり田中が3Pを決めて、後半もリズムを出すと、鵤のディフェンスリバウンドから朝山がファストブレイクを決めて岩手タイムアウト。広島の集中力は切れない。残り2:31には山田のアシストからエンダイのダンク。続いてエンダイのブロックショットで奪ったボールを朝山が大きく勝利を引き寄せる3Pを沈める。54-38で最終Qへ。
☆第4Q
勝負を決めにいく広島は朝山、山田が攻守でチームをひっぱる。外国籍選手が1人で苦しいベンチワークの強いられる岩手の運動量が落ちてきたところをディロンが切り裂く。それでも岩手#24ローソンの粘りなど、岩手の反撃を振り払って77−57で広島が勝利を挙げた。
3月11日と特別な日に勝利への執念、熱いファイトを見せた岩手に一度もリードを許すことなく勝ちきった。失点を57に抑えての勝利にディフェンスの立て直しという課題に一定の結果が出た。それでも逆に前半は30点に抑えられ、オフェンス面、ゾーンディフェンスに対する対応に不安が残った。鵤、北川、田中らガード陣は得点が抑えられた分、山田、エンダイらインサイドで得点を挙げ岩手を圧倒した。リバウンドでも岩手を上回りリズムを生み出した。
次週はいよいよ熊本との直接対決を控えるだけに、明日のゲームは今日以上に重要になる。課題をしっかりと修正、改善して来週につながる好ゲームで勝利を収めたい。必要なのはB1に昇格する、B2優勝を果たすという強いエナジーだ!
選手が熱く戦うためにもファンの皆さまの大きな応援が欠かせません。明日も共に闘いましょう!! UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#12ダニエル・ディロン 17点
#2朝山正悟 15点
#0アジーズ・エンダイ 13点
#5山田大治 13点
#21コナー・ラマート 10点
◆リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 7リバウンド
#21コナー・ラマート 7リバウンド
◆アシスト
#5山田大治 4アシスト
#18鵤誠司 4アシスト
岩手ビッグブルズ
◆得点
#24ドナルド・ローソン 12点
#12小野寺祥太 12点
◆リバウンド
#24ドナルド・ローソン 8リバウンド
#5千葉 慎也 5リバウンド
<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「今日は1Qから集中したディフェンスでゲームに入っていけた。4Qまで通してディフェンスにフォーカスして戦うことができ、久しぶりに50点台に失点を抑えることができた。前半は岩手のゾーンディフェンスに対して、重くなって攻めあぐんでしまったが、後半岩手のゾーンとマンツーマンの切り替えに対応してオフェンスすることができた。良い流れを続けたいところでのターンオーバーなどで相手にチャンス、反撃の機会を与える場面も見られたので修正していかないといけない。明日も全員で戦っていきたい。」
☆#2朝山正悟
「最近のゲームで自分たちの足りない部分、エナジーのない部分で悔しい思いをした中で、今週の練習から良い準備をして臨むことができた。自分たちのバスケットができたと思うが、まだ40分継続して出来てはおらず、大事な場面のターンオーバーなど致命傷にもなるミスも出てしまった。それでも57点に抑えることができたことは良かった。個人としては今日はシュートタッチも良く、得点を挙げることができた。
B1クラブライセンスが交付されるということで、後は勝つだけになった。色んな方の支えがあってB1へ挑戦できるということも自覚して、プレッシャーもパワーに変えて戦っていきたい。」
☆#5山田大治
「今日はここ数試合に比べれば良かったと思う。個人としては前半ゾーンを敷かれている時間は我慢だったが、後半はマンツーマンのミスマッチを突いて得点することができた。シューター陣もシュートは打てているので、確率が上がってくればチームはもっと良くなると思う。今日も決して立ち上がりはよくなかったので、絶対に負けられない熊本、島根との直接対決に向けて、出だしの質を強く意識していきたい。焦らず、冷静に、若手が気負いしないようにチームをまとめていきたい。」
☆#12ダニエル・ディロン
「今日の出来は悪くなかった。相手が2-3ゾーンだったので、パスをさばいたり、チャンスがあればペネトレイトしていった。ここ2,3ゲームはディフェンスが甘く、立ち上がりが悪い。プレーオフにむけて、個人的には2Qから出ていくので、周りを活かすことを大事に、エナジーを入れられるできるように仕事を果たしていきたい。」
【岩手ビッグブルズ】
☆上田康徳HC
「前半はロースコアに持ち込む展開にうまくディフェンスが機能して持ち込むことができた点は良かったが、後半走らないといけない部分で走りきれなかったり、簡単なシュートを決めきれなかった部分が敗因だと思う。ただ最後まであきらめることなくファイトできた点は選手を評価したい。勝負どころでもっと力強くプレイできないと、明日も勝てないと思うので明日はもっと思い切ってプレイしたい。
今日は3月11日ということで岩手県民、自分たちにとっても特別な日で、岩手で見ている方、応援している方にハードに、最後までファイトする姿を見せたいと思って臨んだ。ただ今日は勝てなかったので、悪かった部分をしっかりと修正して明日に勝てるように挑みたい。」