3/4試合結果 広島71-74青森
【3月4日(土)青森ワッツ戦ゲームレポート】
3月4日(土)に八戸市東体育館(青森県八戸市)で行われました青森ワッツ戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第21節
広島ドラゴンフライズ71-74青森ワッツ
(1Q:11-24,2Q:12-19,3Q:17-12,4Q:31-19)
今シーズン成績:32勝9敗
会場:八戸市東体育館
入場者数:1585人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
青森:#0會田圭佑、#6館山健太、#8下山大地、#18菅 俊男、#33カイル・バローン
<試合レポート>
☆第1Q
スターターはいつもと同じでアウェイ戦に挑む。ゲームは立ち上がりから青森ペース。ミドル、3Pを確実に決められ、2−11と大きくビハインドを背負って立ち上がる。佐古HCも早めにタイムアウトを取って、立て直しを図るもズルズルと点差が広がる。チームディフェンスが機能せず、さらに広島はシュートも決まらず苦しい展開。11−24。
☆第2Q
通常のディロン、ラマートのオンザコート2ではなく、エンダイ、ラマートのコンビでインサイドを固めにいくも、エンダイがリバウンドをおさえられず、結果的に裏目に出て得点は上げられない。チームが全体的に重く、連動性がほとんど生まれない。2Qのシュート確率はわずか15%とシュートタッチがとれない。流れを変えたいところが、リードを広げられ後半へ。23−43。
☆第3Q
ハーフタイムで気持ちを切り替え、リングにアタックする姿勢が蘇ってくる。山田がファウルをもらい、確実に得点をつなぐ。ジャンプシュートよりレイアップで崩して得点していく。すると山田のスティールから朝山が3Pを決め、直後にも3Pを連続で決めて反撃の糸口をつくる。しかしここで勢いに乗れなかったのが最後まで響いた。ファウルから相手に流れを渡してしまい、結局、第3Qもリードをわずかに縮めただけだった。40−55。
☆第4Q
後がなくなった広島は一気に集中力と動きがよくなる。北川が3Pを決め、流れをもたらすとラマートのミドル、ディロンのアンドワンで点差は11点。逆転までの道筋が見えてくる。さらにディフェンスリバウンドからディロンがペネトレイトし、ラマートがアシスト。この3Pを決めて58−65。7点差。つづく青森のエンドスローをカットして、ディロンがドライブ、これが青森#58永山のアンスポーツマンファウルを誘い60−65。脅威の粘りをみせ、逆転へ追い上げる。それでも最後はラマートのファウルアウト、青森がフリースローをきっちりと沈めていき、追い上げ及ばずタイムアップ。71−74で敗戦となった。
交流戦終盤の4試合でまさかの3敗。首位島根とのゲーム差が3.5となった。シュート確率の悪さ、フリースローの失敗は猛省が必要だが、1番の課題はディフェンスだ。2月以降失点が増え、それに合わせてオフェンスの勢いが悪くなっている。今一度、コミュニケーションや基本を見直す必要があるだろう。佐古HCが掲げるディフェンスからリズムをつくるバスケットを再構築して、B2優勝に向けてギアを入れ直したい。
明日の再戦ではしっかりと課題を修正し、今日よりも強い気持ちで出だしから戦わなければならない。今シーズン、タフなゲームを勝ち切る底力、28点のビハインドから猛追する粘りはもっている。しかし今必要なのは、今シーズンでもっと強い勝ちへの執念と圧倒する気迫だ。
明日はパブリックビューイングで広島からも一体となって大きな声援を送り、勝って広島に戻りましょう! UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#5山田大治 19点
#12ダニエル・ディロン 15点
#21コナー・ラマート 15点
◆リバウンド
#21コナー・ラマート 12リバウンド
#0アジーズ・エンダイ 11リバウンド
#5山田大治 6リバウンド
#12ダニエル・ディロン 6リバウンド
#24田中成也 5リバウンド
◆アシスト
#12ダニエル・ディロン 6アシスト
青森ワッツ
◆得点
#33カイル・バローン 22点
#2アラン・ウィギンス 12点
◆リバウンド
#2アラン・ウィギンス 13リバウンド
#33カイル・バローン 7リバウンド
#7ブランドン・セビルンビ 7リバウンド
#15下山 貴裕 5リバウンド
<ヘッドコーチコメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「前半21点差となり、我々としては思惑が外れた。早いタイミングから用意していたディフェンスなどをやらざるを得なかった。 最後の最後追い上げることができたが、もっと早いタイミングで良い狼煙をあげられるシュートが出てくれば良かった。 なかなか良いシュートが出てこず、前半のタイミングで少し自分たちのオフェンスを壊されたという印象。 後半は、逆に青森が前半あれだけストロングポイントをしっかり出せていたバスケットだったので、少しリズムを壊させるようなバスケットで、追い上げることができたので、 明日は、青森のストロングポイントをしっかり選手たちも今日の試合で感じたと思うので、 しっかり明日は前半から良い展開にできるように良いアドバイスを与えられるように頑張りたい。」
【青森ワッツ】
☆佐藤信長HC
「全体を通して粘り強く良い形で、今まではこういったスタートを切っていても1Qで失速することが多かったが、今日は2Q入っても良いリズムのまま終われて、20点リードで折り返すことができた。4Qで追い上げられたが前半の貯金もあり、良く我慢して勝てたゲームだと思う。やはり大黒柱のKBが帰ってきて活躍してくれたのはとても喜ばしいことで、リザーブの下山貴裕選手・永山雄太選手がよく繋いでくれた。だんだんチームらしくなってきたのではないか。明日こういった形のゲームが出来るようにしっかりとまたミーティングして明日に臨みたい。ただ心配なのは、今日4Qで31点もとられ、終わり方としては良くなかったので、気を引き締めて明日スタートからしっかりやっていきたい。」