12/11試合結果 広島73-70奈良
【12月11日(日)バンビシャス奈良戦ゲームレポート】
12月11日(日)に広島サンプラザホール(広島市西区)で行われましたバンビシャス奈良戦。
<スコア>
B.LEAGUE B2 第11節
広島ドラゴンフライズ73-70バンビシャス奈良
(1Q:11-21,2Q:29-9,3Q:16-15,4Q:17-25)
今シーズン成績:17勝5敗
マンオブザマッチ:#2朝山正悟
会場:広島サンプラザホール
入場者数:2760人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也
奈良:#0本多純平、#9桝本純也、#13小松秀平、#25平尾充庸、#41ジョン・フラワーズ
<試合レポート>
☆第1Q
開場前からできた長蛇の列でいっぱいになったアリーナ。出だし広島は最悪の立ち上がりでスタートする。スターターはお互いに昨日と同じだったが、いきなり11連続ポイントを奪われて追いかける展開になる。さらに奈良#13小松、#9桝本に3P を決められて点差を縮められない。終了間際に朝山がフリースローを3本沈め、なんとか10点差まで詰めるのがやっと。結局11−21。しかしこの3つフリースローを決めたことが2Qの爆発につながる。
☆第2Q
ラマートのオフェンスリバウンドから朝山の3Pで勢いをつけると、さらに3Pを2本沈めてあっという間に同点に。ラマートのジャンプショットも決まって逆転。さらにここから朝山が止まらない。さらに2本の3Pを決めて、5本打って5本と決めて大爆発。ゲームをひっくり返すどころか10点リードに変わって後半へ。40−30。
☆第3Q
しかし今日勢いがあったのは第2Qだけだった。第3Q奈良の激しいプレッシャーディフェンスでリズムが掴めない。タフショットが目立ち、結局16得点しか奪えない。それでも集中したディフェンス、リバウンドで奈良のチャンスを摘んで56−45。
☆第4Q
完全に失速した広島を奈良が追い上げる。奈良#25平尾の連続3P、#41フラワーズにも3Pを決められ4点差。さらに鵤のターンオーバーから得点を決められついに1点差。踏ん張りたい広島はなんとか得点をつなぎ試合終了。奈良の猛追を振り切った。73-70。
広島東洋カープ菊池涼介選手も応援に駆けつけた注目の一戦は、2Qの朝山の神がかった連続3P、そして今シーズン最高の来場者で埋まったアリーナの大きな応援でなんとか逃げ切った。交流戦連勝スタートとなったが、昨日、今日とスッキリしない勝ち方に課題も多く、交流戦の難しさも浮き彫りとなった。
カープコラボ2DAYSとして、目標と掲げた来場者数3000人には、約250人足らない2760人という残念な結果になった。しかし開幕戦の入場者を超えるファンがアリーナに集まったことは、これから開催される広島サンプラザホールでのゲームに向けて好材料になる。スポーツが盛んな広島ならではの他競技との交流を深め、もっともっと広島が熱くスポーツで盛り上がるよう、ドラゴンフライズもBリーグという舞台で戦っていきたい。
次節から遠方へのアウェイが続く。まずはコンディションを整え、万全のケアをしてタフな交流戦で連勝を積み重ねなければならない。
次回のホームゲームは年末になるが、そこまで勝利を積み重ねてホームに戻ってくる。
共に闘いましょう!! UNITED WE STAND!!
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#2朝山正悟 19点
#5山田大治 11点
#12ダニエル・ディロン 10点
◆リバウンド
#21コナー・ラマート 13リバウンド
#5山田大治 5リバウンド
#12ダニエル・ディロン 5リバウンド
◆アシスト
#12ダニエル・ディロン 5アシスト
#18鵤誠司 5アシスト
#5山田大治 4アシスト
バンビシャス奈良
◆得点
#41ジョン・フラワーズ 21点
#32アンディー・オガデ 17点
#25平尾充庸 13点
#9桝本純也 11点
◆リバウンド
#32アンディー・オガデ 8リバウンド
#41ジョン・フラワーズ 8リバウンド
#0本多純平 6リバウンド
<ヘッドコーチ・選手コメント>
【広島ドラゴンフライズ】
☆佐古賢一HC
「出だしどうなることかと思ったが、今日は朝山の3ポイントシュートに救われた。プレッシャーディフェンスがかかったときにファウルを上手く誘うなど、打開する方法をもたないといけない。全体としては2Q以外は奈良のバスケットを受けて戦うことが多く、反省材料の多いデームだった。負けて反省するのではなく、勝って反省するチームにならなくてはいけないと選手に日頃から伝えているので、今日は本当に価値のあるゲームになった。もっともっと自分が選手の手綱を握らないといけないし、自分自身にも反省点を見つけて、次のゲームに臨みたい。」
☆#2朝山正悟選手
「今日はタフなゲームになったが、連勝できたことがなにより良かった。立ち上がり奈良が気合が入っていて、『バスケットあるある』だが、どちらかが最高のスタートを切るということはバスケットには起こること。1試合いい状態が続くとは思ってなかったので、焦らずにチャンスがあれば自分がきっかけになればと狙っていこうと思っていた。そこで思い切りよく打ったシュートがたまたま入ったということ。今日はアリーナに熱気があり、自分自身これだけ多くのお客さんに入ったサンプラザでプレイするのは初めてだったので、大きな後押しになった。4Q の追い上げられてしまった部分、個人としては最後にフリースローを落としてしまった部分、もっと改善して次節から挑んでいきたい。」
【バンビシャス奈良】
☆衛藤晃平HC
「たくさんのお客様にご声援を頂きながらバスケットが出来たことは、バスケットマンとして幸せに感じております。リーグでも屈指のオフェンス力を誇る広島を相手に73点に抑えたことは大変に良いゲームだったと思う。しかしなぜ勝ちきれなかったのかをしっかりと突き詰めて、早急に来週のゲームに活かさなければならない。」