12/3(日)試合結果 広島80-73信州
【12月3日(日)B2第10節GAME2 信州ブレイブウォリアーズ戦ゲームレポート】 12月3日(日)に千曲市戸倉体育館(長野県千曲市)で行われました信州ブレイブウォリアーズ戦。 <スコア> B.LEAGUE 2017-18 B2 広島ドラゴンフライズ80-73信州ブレイブウォリアーズ (1Q:16-18,2Q:23-9,3Q:14-30,4Q:27-16) 会場:千曲市戸倉体育館 入場者数:1013人 シーズン成績:10勝9敗(B2西地区4位) 【スターター】 広島:#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也、#36仲摩匠平、#42ケビン・コッツァー 信州:#5武井弘明、#9高松勇介、#10三ツ井利也、#11齊藤洋介、#55アンソニー・マクヘンリー <試合レポート> ☆第1Q 昨日のGAME1を勝利し、朝山HCの初陣を白星で飾った。GAME2も勝たないと次にはつながらない。今日もスターターは昨日と同じ。しかしゲームは信州の3Pが立ち上がりから決まり、スコアが動く。対する広島はコッツァーがインサイドで昨日以上の存在感を発揮し、セカンドチャンスからも得点する。信州#9高松の3Pに対しても、北川がすぐさま3Pを返す。さらに北川はスティールからの速攻とチームに勢いをもたらす。今日、ショットがなかなか決まらなかったチャップマン。16-18とわずかにリードを許して第2Qへ。 ☆第2Q 朝山がタフな3Pを気迫で決めるとチームも乗ってくる。昨日負傷退場して心配されたドリスドムが昨日の分も躍動する。リバウンドと持ち味のドライブでリングへアタックしていく。ディフェンスでもペイントエリアへ簡単に侵入させず、外に追い出す。信州は3Pが全く決まらず得点は伸びない。逆に北川、田中が3Pを決めリードを広げた。39-27。 ☆第3Q 後半立ち上がりから信州のショットが次々に決まる。ディフェンスの隙をつかれ失点する。さらにタフショットでAND1を決められ信州#11齊藤の3Pで逆転を許してしまう。さらに信州は#55マクヘンリーを軸にオフェンスを仕掛ける。#55マクヘンリーはリバウンド、アシストなどで信州にリズムを生み出す。#55マクヘンリーのファストブレイクも出て広島は我慢の展開に。53-57。 ☆第4Q ドリスドムがこの嫌な流れを断ち切る。ドライブからのAND1、さらにファストブレイクでダンクを決め早々に逆転。信州のタイムアウト後には田中の3Pで流れを引き寄せる。さらに北川も3Pで続く。守っても集中を切らさず、最後まで身体を張ってディフェンスする。信州の追撃を許さず連勝を飾った。 逆転を許すタフなゲームを勝利で飾りアウェイで連勝。新体制となって間もない中での連勝はチームを一つにする。コッツァーの復帰でリバウンドが安定して、ペイントエリアで負けなくなったことは大きい。効率よく得点ができている。不用意なターンオーバーも減らすことができた。だた今日のゲームでも反省点は多い。課題をしっかり次節までに修正をしてホーム広島のファンの前では今日以上の良いバスケットをみせたい。強い気持ちを次節でも見せ、一つ一つの勝利を積み重ねたい。BE ONE!UNITED WE STAND!! 【主なスタッツ】 広島ドラゴンフライズ ◆得点 #3テレンス・ドリスドム 22点 #11北川弘 16点 #42ケビン・コッツァー 14点 ◆リバウンド #42ケビン・コッツァー 14リバウンド #3テレンス・ドリスドム 9リバウンド #13クリント・チャップマン 7リバウンド ◆アシスト #3テレンス・ドリスドム 5アシスト ◆スティール #11北川弘 5スティール 信州ブレイブウォリアーズ ◆得点 #55アンソニー・マクヘンリー 24点 #5武井弘明 15点 ◆リバウンド #55アンソニー・マクヘンリー 13リバウンド #33ニック・ウォッシュバーン 7リバウンド ◆アシスト #11齊藤洋介 8アシスト #55アンソニー・マクヘンリー 7アシスト #5武井弘明 5アシスト <ヘッドコーチコメント> 【広島ドラゴンフライズ】 ☆朝山正悟HC 「タフな2日間だったが、チーム一丸となってこうして2連勝できたということは非常に自信になったし良かった。第2Qはスタッツを見ると我々のディフェンスが機能した部分と、自分たちのギアの上げどころをつかんできた部分もあると思う。」 【信州ブレイブウォリアーズ】 ☆小野寺龍太郎HC 「オンザコート2での弱さが課題だということは明らか。アウトサイドが安定している選手が決まってしまい、シチュエーションが限定されれば相手にとっては守りやすい。今のチームに足りないものは得点力。どんなゲームも僅差まで持っていく力はあるけれど、最後は必ずオンザコート2になるなかでどうやって戦っていくのか、どうやったら1点上回ることができるのかをチームとして考えていかないと、どれだけディフェンスを頑張っていてもこれでは勝つことは難しい。焦ってチームを分解していくのではなく、しっかり今足りないものを埋めていくことで、借金3つを返していきたいと思う。来週からアウェイが続くが、先ずは群馬にどう挑んでいくのか、しっかり準備したい。」
2017-12-03
12/2(土)試合結果 広島58-57信州
【12月2日(土)B2第10節GAME1 信州ブレイブウォリアーズ戦ゲームレポート】 12月2日(土)に千曲市戸倉体育館(長野県千曲市)で行われました信州ブレイブウォリアーズ戦。 <スコア> B.LEAGUE 2017-18 B2 広島ドラゴンフライズ58-57信州ブレイブウォリアーズ (1Q:16-10,2Q:13-12,3Q:15-23,4Q:14-12) 会場:千曲市戸倉体育館 入場者数:781人 シーズン成績:9勝9敗(B2西地区4位) 【スターター】 広島:#7坂田央、#11北川弘、#24田中成也、#36仲摩匠平、#42ケビン・コッツァー 信州:#5武井弘明、#9高松勇介、#10三ツ井利也、#11齊藤洋介、#55アンソニー・マクヘンリー <試合レポート> ☆第1Q 全日本バスケで中断を挟んだ中で、チームは緊急事態となった。朝山が選手兼HC、山田が選手兼ACという新体制で挑む初戦となる。スターターは大きくこれまでと変わった。朝山、山田ではなく坂田と仲摩、そして怪我から復帰したコッツァーがスターターとして出場する。立ち上がりから広島は気持ちが入ったディフェンスでリズムを作る。信州を簡単にペイントに侵入させず3Pを打たせる。それでも信州は#55マクヘンリーのオフェンスが強力。わずかに田中の連続3Pでリードを奪って立ち上がる。16-10。 ☆第2Q 主導権を掴みたいところだったが、ドリスドムの負傷退場というアクシデントに見舞われる。それでも全員が勝利に執念を見せる広島は崩れない。北川が代わって入り、リズムを作り直す。ターンオーバーから信州に速攻を許す場面もあったが、粘り強く守れる強さがみえた。膠着した中でチャップマンの3P、自らコートに立った朝山のジャンパーがチームを奮い立たせる。前半終了直前にエンドラインからの朝山のロングパスがチャップマンに通ってブザービーターが決まる。29-22とロースコアの展開で後半へ。 ☆第3Q 信州#55マクヘンリーの3P、#10三ツ井のAND1で逆転されると、ここからクロスゲームの展開に。広島はACに就任した山田がコートでも存在感を発揮。アシスト、自らも得点を決めてオフェンスの軸となる。しかしやはり信州#55マクヘンリーがリバウンド、アシスト、そして3Pと躍動し、このクォーターは信州ペース。逆転を許して最終クォーターへ。44-45。 ☆第4Q 田中が3Pを決めて逆転するもゲームは一進一退。お互いにショットを決めきれない。復帰したコッツァーは本調子とはいえないが、やはりインサイドで存在感がある。大事な時間では仲摩のディフェンスも光る。チャップマンがフリースロー、ジャンパーを落ち着いて決める。残り1:26で信州#11齊藤が3Pを決めて56-55と1点差まで詰められるも、残り1分を守り切り、田中がフリースローをきっちり2本沈めて勝利をつかんだ。 朝山HCとしての初陣を勝利で飾った。なにより全員が勝利に対して気持ちを見せて、エナジーが溢れ出たゲームとなった。大切なゲームを勝利できたことは大きい。勝率も5割に戻した。ターンオーバーが多く、オフェンスも連携が少なくショットに精度も欠くなど反省点も多い。しかし一勝を積み重ねていくことが、このピンチを切り抜けていく上では最も重要である。そのためにも明日も勝利を掴まないといけない。今日以上の執念を持ってGAME2も全員で一勝をもぎとりたい。目指すはBE ONE!共に戦いましょう!!UNITED WE STAND!! 【主なスタッツ】 広島ドラゴンフライズ ◆得点 #13クリント・チャップマン 16点 #24田中成也 15点 ◆リバウンド #13クリント・チャップマン 11リバウンド #42ケビン・コッツァー 7リバウンド #36仲摩匠平 5リバウンド ◆アシスト #11北川弘 5アシスト 信州ブレイブウォリアーズ ◆得点 #55アンソニー・マクヘンリー 21点 #5武井弘明 10点 #11齊藤洋介 10点 ◆リバウンド #55アンソニー・マクヘンリー 15リバウンド #33ニック・ウォッシュバーン 6リバウンド #5武井弘明 5リバウンド #40ティム・デゼルスキ 5リバウンド <ヘッドコーチコメント> 【広島ドラゴンフライズ】 ☆朝山正悟HC 「広島ドラゴンフライズは今週いろんなことがあって、急遽、自分がHCとなる新体制となり、非常にタフな一週間だったが、なんとかその中で自分たちがバスケットを続けていく、試合を続けていく中で、自分たちらしいバスケットができたということは非常に良かった。本当に選手が全員一丸となって戦った結果だと思う。お互いシュートが決まらない我慢の時間が多い中で、40分間自分たちのディフェンスができたことが良かった。最後まで勝ちたいという気持ちを前面に出して戦うことができた非常に良いゲームだった。」 【信州ブレイブウォリアーズ】 ☆小野寺龍太郎HC 「警戒していた朝山選手、山田選手など、ラインナッブが大きく変わり、そこにうまくアジャスト出来ず、ディフェンスに関しては決して悪いわけではなかったが勝つことはできなかった。やはり得点力、ターンオーバーは明日への課題。タフなゲームを勝ちきっていけるよう、ひとつひとつのミスを無くしてプレーを大事にすることが、今のチームには必要だと思う。」
2017-12-02
【商品部だより】12/3(日)予約受付開始!「2018ドラゴンフライズカレンダー」発売について
広島ドラゴンフライズは12/3(日)より、「2018ドラゴンフライズカレンダー」の予約受付を開始いたします。 発売は12/9(土)となります。 クラブ初の正統派壁掛けカレンダー。 ぜひお求めください! ■2018ドラゴンフライズカレンダー ¥1,300 広島で圧倒的なシェアを誇るあのカレンダーを追う、遠く長い道のりの始まり。 サイズ:B2、7枚(表紙含む) ■発売について 下記のとおり発売いたします。 <試合会場>12/9(土)岩手ビッグブルズ戦より <クラブショップ>12/9(土) <オンラインショップ>12/3(日)10:00 ※12/9までは予約受付となり、発送は12/8(金)ごろ(ご入金確認分のみ)となります。同時にお申し込みの商品はカレンダー入荷後の同時発送となりますので、予めご了承ください。
2017-12-02
【商品部だより】12/2(土)犬好きか、ドラゴンフライズ好きかは問いません。キーホルダー(パンディアーニ)発売について
広島ドラゴンフライズは12/2(土)より、キーホルダー(パンディアーニ)を発売いたします。 basketball junkyとのコラボにより、ドラゴンフライズのユニフォームを着た「パンディアーニ」のキーホルダー。 キーホルダーにするもよし、カバンやポーチにつけてもよし。 是非お求めください! ■キーホルダー(パンディアーニ) ¥1,000 犬好きか、ドラゴンフライズ好きかは問いません。 素材:PVC樹脂 カラー:朱色 ■発売について 下記のとおり発売いたします。 <試合会場>12/9(土)岩手ビッグブルズ戦より <クラブショップ、オンラインショップ>12/2(土)10:00
2017-12-02
#11北川弘選手が新キャプテン、#13クリント・チャップマン選手、#24田中成也選手が副キャプテン 就任のお知らせ
広島ドラゴンフライズでは、トップチーム新体制に伴い#11北川弘選手が新たにキャプテンに、#13クリント・チャップマン選手、#24田中成也選手が副キャプテンに就任いたしましたので、お知らせいたします。 ■詳細 2017-18シーズン 新キャプテン:#11 北川弘 選手 2017-18シーズン 副キャプテン:#13クリント・チャップマン選手、#24田中成也選手 ■プロフィール 【新キャプテン】#11北川弘 ●出身地 滋賀県 ●生年月日 1991年10月16日 ●ポジション ポイントカード(PG) ●身長 183cm ●体重 70kg ●選手歴 南郷中学校―光泉高校―日本体育大学―広島ドラゴンフライズ(2014-) 【副キャプテン】#13クリント・チャップマン ●出身地 アメリカ合衆国オレゴン州 ●生年月日 1989年3月6日 ●ポジション パワーフォワード(PF) ●身長 208cm ●体重 111kg ●経歴 テキサス大学― サム・バスケット・マッサニョ(スイス、2012)― ミルウォーキー・バックス(NBAサマーリーグ、2013)― ヴェステルスポル・マニサ(トルコ2部、2013)― ベネトン・フリブール・オリンピック(スイス、2013)― 広島ドラゴンフライズ(2014)― 千葉ジェッツ(2015)― 新潟アルビレックスBB(2016)― 広島ドラゴンフライズ(2017-) 【副キャプテン】#24田中成也 ●出身地 新潟県 ●生年月日 1991年8月24日 ●ポジション シューティングガード(SG) ●身長 186cm ●体重 75kg ●選手歴 本丸中学校―高志高校―明治大学―広島ドラゴンフライズ(2014-)
2017-12-01
#42ケビン・コッツァー選手 インジュアリーリスト 抹消のお知らせ
広島ドラゴンフライズでは、インジュアリーリストに登録をしておりました#42ケビン・コッツァー選手をインジュアリーリストから抹消いたしましたのでお知らせいたします。 コッツァー選手は練習中に怪我をし、右膝内側半月板損傷により2017年10月11日(水)にインジュアリーリストに登録されておりました。 #42 ケビン・コッツァー(Kevin Kotzur) ●出身地 アメリカ合衆国テキサス州 ●生年月日 1989年11月3日 ●ポジション パワーフォワード(PF) ●身長 202cm ●体重 117kg ●経歴 セントメアリー大学―サンタクルーズ・ウォリアーズ(NBADL、2013)―京都ハンナリーズ(2014-17)―広島ドラゴンフライズ(2017-) ■ インジュアリーリスト抹消日 2017年12月1日
2017-12-01
#14ウェンデル・ホワイト選手 契約解除のお知らせ
広島ドラゴンフライズは、#14ウェンデル・ホワイト(Wendell White)選手との2017-18シーズンの契約を、双方合意の上、解除しましたのでお知らせいたします。 #14 ウェンデル・ホワイト(Wendell White) ●出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州 ●生年月日 1984年9月3日 ●ポジション パワーフォワード(PF) ●身長 198cm ●体重 100kg ●経歴 ネバダ大学ラスベガス校(NCAA)―ロサンゼルス・ディーフェンダーズ(NBLDL、2007)―原州東部プロミ(韓国、2008)―浜松・東三河フェニックス(2009)―京都ハンナリーズ(2010)―大分ヒートデビルズ(2011)―浜松・東三河フェニックス(2012)―仙台89ERS(2013-2016)―広島ドラゴンフライズ(2017) ●受賞歴 bjリーグレギュラーシーズンMVP(2009-2010、2015-2016) bjリーグベストファイブ(2009-2010、2015-2016) 【ホワイト選手コメント】 広島に迎え入れてくれて、ありがとうございました。ここでプレイできたこと、素晴らしい仲間と一緒に戦えたことを誇りに思います。広島で過ごした日々はとても楽しく、充実していました。チームがいい結果になるように祈っています。また会いましょう。
2017-12-01
朝山正悟ヘッドコーチ、山田大治アシスタントコーチ就任会見のご報告
広島ドラゴンフライズは、朝山正悟ヘッドコーチ(選手兼任)、山田大治ヘッドコーチ(選手兼任)の就任会見を行いましたのでご報告いたします。
成績不振のためジェイミー・アンドリセビッチヘッドコーチ(HC)を解任し、その後タナー・マセーアシスタントコーチ(AC)が退任したのを受けての就任となりました。
以下、会見での様子をお届けいたします。
【株式会社広島ドラゴンフライズ 代表取締役社長兼ゼネラルマネジャー 浦伸嘉による経緯説明】
本日、広島ドラゴンフライズの新体制を発表させていただきます。
まず、今シーズンの成績不振のため、ジェイミー・アンドリセビッチヘッドコーチ(AC)を解任いたしました。
そこから、クラブとしてはタナー・マセーアシスタントコーチ(AC)をHC代行とする方向で進めていたのですが、マセーACのもとに米国のチームからのオファーが届き、27日にマセーACより退任の申し出がありました。マセーACとの契約上は、申し出を拒否できる条項がありませんでしたので問題はなかったのですが、アンドリセビッチHCの解任後「一緒にやっていこう」という話をしていた中で起こった出来事でしたので急遽、方針転換をせざるを得ない状況に追い込まれました。
マセーACの退任後、すぐにチームでミーティングを行って、ヘッドコーチ、アシスタントコーチを置かなければ戦えない状況の中、様々な意見が出る中で、朝山正悟選手にHC兼選手、山田大治選手にAC兼選手への就任要請を決め、2人とも承諾をしてくれました。
しかし、これはあくまで暫定的な措置です。
クラブとしては、今の状況を鑑みると次のヘッドコーチを慎重に選択する必要があると考えています。
焦って招聘しても、それが最良の選択とは限りません。
それまでの間、朝山と山田に協力してもらうという形で、この決断となりました。
【朝山正悟ヘッドコーチ兼選手 ご挨拶】
正直言いまして、急に起きたことですので、私にも、選手にも戸惑いは当然ながらあります。
ただ、今季始めから全員が口にしてきた目標であるB1昇格を、途中で投げ出すわけにはいきません。まず今週末試合があり、その試合のためにどうすればいいか、どういうところでやって行くのがベストかを自分の中で考えたうえで、しっかり整理をつけて、こういう結論を出しました。
もちろん、私自身のヘッドコーチ経験はゼロですし、山田もそうです。
ですから、ヘッドコーチとしてどういうチームを目指すか、どういうバスケットボールをしていくかということは、まったく現時点では分かりません。あまりにも話が急でしたから。
まずは全員で一丸となって、一つの方向を向いてやるべきなんじゃないかと思います。
ここからは全員の助けと、全員の意識の高さが必要になります。
これから新しいものを云々というよりはまず、私が2年前に加入する以前から見ていたドラゴンフライズの姿、信用ですとか、信頼が強く根付いたチームの姿を取り戻すべきかと思います。
今言えることはこれだけかと思っております。
【山田大治アシスタントコーチ兼選手 ご挨拶】
私も、急にこういうことが決まり、非常に難しい状況だと受け止めています。
でもやはり我々は選手ですから、試合にも勝たないといけない、結果も出さないといけない。
こういう状況になったとしても、それを言い訳にせず、前に進んでいかないといけないと思います。
広島ドラゴンフライズをしっかり守るためにも、我々がしっかりやるしかないと思います。
【記者会見一問一答】
―苦しい状況ですが、今のチームに何が必要だと思いますか。
朝山 間違いなく「一つの方向に向く」ということです。選手個々の「自分のやるべきことはなにか」、「自分の役割が何なのか」という点が少しあやふやになっていたところがあると感じています。まずは選手全員がそれをもう一度明確にする必要があるかと思います。
山田 こうなった以上、チームがバラバラにならないように、まずはそこの意識の問題をしっかりして、一人ひとりが覚悟を持って臨まなければならないと思います。
―どういうバスケットを理想としますか。
朝山 全員で激しいディフェンスをして守り抜くチーム、そこからオフェンスにつなげるバスケットボールです。「いいディフェンスをするからいいオフェンスにつながる」、「いいオフェンスをするからいいディフェンスにつながる」、その一連の作業を全員が共通理解してできる、そういうバスケットボールを出していきたいと思います。
山田 まったくその通りです。ですが、それがすぐにはできないと思いますので、朝山としっかりコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思います。
―今回の新体制は暫定とのことですが、時期的なめどはありますか。
浦 決してこの状態のままでいいとは思ってません。今回の、特にACの退任が突然でしたので、焦って誰かを連れてくるよりも、すこし時間をおいて慎重に選択肢を吟味したいと思います。この状況だからこそ焦らず、時間を使わせていただきたいと思っています。
―HC兼任選手は初めてのケースでは?
朝山 13年プロ生活をやっていますが、私が知る限りはおそらくこの(選手がHCを兼任する)ケースは初めてではないかと思います。ですが、それ以前に、私も急にコーチングスタッフがいなくなってしまうこと自体が初めての状況です。
先ほど山田も言いましたが、広島のファンの皆さんは私たちのバスケットボールを待っていると思うんです。そのファンの前で「自分たちはヘッドコーチがいないから試合をしない」とか、「こういう体制だから試合をしない」というのは、この3年間積み上げたものに対する侮辱だと思っていますし、その中で自分が何ができるのかと考えた末での決断でした。
その決断は軽く考えてのことではなく、重く受け止めています。昨年キャプテンを引き受けた以上のことが待っていると思っています。しっかりやりたいと思います。
―朝山正悟ヘッドコーチはキャプテンを務めていましたが、キャプテンは別に任命するのですか?
朝山 当然、自分がヘッドコーチになりますので、キャプテンは別に任命しました。山田ともしっかり話をして決めました。キャプテンは北川(弘)とし、副キャプテンは(クリント・)チャップマンと田中(成也)の2人をおきました。
―チームの状況としてはピンチですが、これをチャンスに変えていける局面でもあると思います。プラス面は。
朝山 私もそう(ピンチをチャンスに変えるべきだと)思っています。私がHCを務めて勝てるチームになるかと言われれば、ほとんどの人は笑うと思います。でも、ドラゴンフライズには今季で現役を終える選手はいないと思っていますから、私だけでなくチーム全員が、この誰も経験したことのない状況の中で戦うピンチを、今季だけでなくキャリアのもっと先にある高みを目指すためのチャンスに変えてほしいですね。そのことは、先ほどのチームミーティングでしっかり私から伝えました。
とはいえ、ピンチはピンチです。すぐに週末の試合はありますし、そこに向けた準備がすべて整うかというとそれは難しいです。
ですがそれも含めて、自分たちのやるべきことをやって臨みたいと思います。
―今日発表された時の選手の反応は。
朝山 もちろん急なことでしたから、全員戸惑いはあると思います。「そうか」と平気で受け止められる選手はいないと思います。ただ、クラブが一つの方向性を出して、私と山田がやっていくと説明した時、選手たちからは「やらなきゃいけない」と思って向かっていってくれる気持ちは見えましたし、その部分は信頼したいと思います。
―HC、ACとも選手兼任ということですが、スカウティングや、試合中での役割は。
朝山 これからになると思います。ゲーム中に何らかの支障が起きることを想定はしていますがただ試合は生き物なので、その想定を超える事態もいろいろ起こると思います。その役割分担も含めてやれる準備はしていきたいと思います。
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B.LEAGUE初となる選手兼任HC・ACの体制。
クラブは非常に困難な状況ですが、力強く立ち向かう朝山HC、山田AC率いる広島ドラゴンフライズに、今こそ熱い声援をお願いいたします!
2017-11-30
トップチームコーチングスタッフ新体制のお知らせ
広島ドラゴンフライズは、#2 朝山正悟選手が新たにヘッドコーチに就任いたしましたので、お知らせいたします。また#5 山田大治選手がアシスタントコーチに就任いたしましたので、併せてお知らせいたします。
【ヘッドコーチ 兼 選手】
■#2朝山 正悟(あさやま・しょうご)
●出身地 神奈川県
●生年月日 1981年6月1日
●ポジション ガード/フォワード(G/F)
●身長 192cm
●体重 88kg
●選手歴
世田谷学園高校―早稲田大学―日立サンロッカーズ(2004)―オーエスジーフェニックス(2005)―レラカムイ北海道(2008)―アイシンシーホース(2009)―三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋(2013)―広島ドラゴンフライズ(2015-)
【朝山正悟コメント】
「急に起きたことなので、僕自身もチームも正直戸惑いはある。しかし、その中で僕らはシーズン最初に掲げたB1昇格という目標を途中で投げ出すわけにはいかない、また今週末にすぐゲームあり、どういう形であれば戦えるのか、ベストかということを判断して、自分なりに気持ちを整理しヘッドコーチを引き受けることに決めた。僕自身ヘッドコーチの経験はゼロで、どういうチームを目指すか、どういうバスケットをするかという考えはまだないが、この逆境を全員の協力、全員の意識を高くもって、一丸となって戦うしかないと思っている。外から見ていたときに、このチームには『信用』『信頼』というチームカラーがあると思ったが、まずはこれを全員で取り戻して戦っていきたい。」
【アシスタントコーチ 兼 選手】
■#5 山田 大治(やまだ・だいじ)
●出身地 大阪府
●生年月日 1981年6月8日
●ポジション フォワード/センター(F/C)
●身長 200cm
●体重 105kg
●選手歴
大阪高校―日本大学―トヨタ自動車アルバルク(2004)―パナソニックトライアンズ(2007)
―レラカムイ北海道・レバンガ北海道(2008)―リンク栃木ブレックス(2011)―広島ドラゴンフライズ (2016-)
【山田大治コメント】
「選手がコーチを兼任するという状況に急遽なったし、僕らは選手なので試合に勝たないといけないし、結果も出さないといけない。しかしそれを言い訳にすることなく、僕らは前に進んでいかないといけない。この広島ドラゴンフライズを守っていくためにも、僕たちがやるしかないと思っている。」
2017-11-30