4/2試合結果 広島76-69島根
【4月2日(日)島根スサノオマジック戦ゲームレポート】 4月2日(日)に松江市総合体育館(島根県松江市)で行われました島根スサノオマジック戦。 <スコア> B.LEAGUE B2 第25節 広島ドラゴンフライズ76-69島根スサノオマジック (1Q:21-16,2Q:18-15,3Q:20-19,4Q:17-19) 今シーズン成績:39勝11敗 会場:松江市総合体育館 入場者数:4011人 【スターター】 広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也 島根:#3呉屋貴教、#5山本エドワード、#31高畠佳介、#44栗野譲、#50ウェイン・マーシャル <試合レポート> ☆第1Q 昨日の完敗から立ち上がり、是が非でも勝利が欲しい広島は立ち上がりから激しくいく。エナジーみなぎる鵤がボールをプッシュする。鵤が3P、ミドルシュートを決めリードする展開。それでも島根#31高畠のタフショット、#50マーシャルのインサイドからの得点など一歩も譲らない。それでもラマート、エンダイが気迫のリバウンドで流れを渡さない。坂田が3Pを決めて21−16とリード。 ☆第2Q 鵤が迷いなく自分で決めにいく。ディロンのスティールからエンダイのダンクが広島に勢いをつける。さらにディロンがブロックショットも出して、ディフェンスでも簡単にはやられない。しかしオフィシャルタイムアウトを契機に島根が反撃に出る。島根#50マーシャルのディフェンスリバウンドを奪われ、インサイドから得点され点差は5点。ここで北川がスティールから電光石火のファストブレイクを決め、島根がタイムアウト。流れの駆け引きはベンチワークにもかかっている。このタイムアウト明け北川、朝山のプレッシャーディフェンスからタフショットに追い込みリバウンドを死守すると、ラマートが鮮やかな3Pを決める。リードを広げ39−31で後半へ。 ☆第3Q 後半の立ち上がりから島根が一層にディフェンスで厳しくプレッシャーをかける。さらにラマートのターンオーバーから走られ39−37と2点差まで迫られる。ここから広島の最大の武器3P砲が目を覚ます。ボールを自在に回し田中、ディフェンスリバウンドから朝山・ラマートが落ち着いて3Pを決め流れを広島にグッと引き寄せる。さらに終了間際に田中がさらに2本3Pを決め、ホームの大声援を受け猛追する島根を振り切る。59−50で勝負の最終Q。 ☆第4Q 前日よりも約1000人多い4011人の大声援に後押しされた島根が9点のビハインドをひっくり返すべく猛攻をしかける。しかし広島はこれを集中したディフェンスで防ぐ。それでも島根#55横尾の3Pを決める。が、広島が今日はエナジーで勝った。その直後に北川が3Pでお返し。続くディフェンスで24秒バイオレーションに追い込み、北川が技ありミドルシュートで点差は11点に。島根がここでタイムアウト。島根#5山本が入り、空気を変える。島根#42リード、そして広島のターンオーバーから島根#00デービスのダンク、さらに島根#5山本のレイアップと6連続ポイント。逆転へ勢いを付け始める。ここで踏ん張れた今日の広島。シュートが外れてもリバウンドをとって、サードチャンスで田中が魂の3Pを決める。傾きかけた流れをグッと引き戻し、勝利へ近づける。そして北川が残り2:08で3Pを決め、広島のファンの興奮は最高潮。最後の2分をなんとか逃げ切り昨日の雪辱を果たした。76−69。 絶対に勝たなければならないゲームを一度もリードを許すことなく、気持ちをきることなく最高のバスケットで勝利を挙げた。昨日のチームとは打って変わったエナジー溢れるパフォーマンスで、島根を押し込んだ。前半の鵤、坂田、後半の田中、北川と若手が特に気を吐き、山田、朝山もコート上でも、ベンチからも声を出し続け鼓舞し続けた。さらに昨日はピリっとしなかったラマートが奮戦。ダブルダブルの活躍で勝利に貢献した。エナジーを出して戦えば無類の強さを誇る島根に、AWAYの大歓声の前でも倒せる実力があることを証明した。大敗の後の素晴らしいゲームに成長と希望が見えた。残りは10ゲーム。ここからプレーオフへ最後の勝負が始まる。残り島根とは直接対決はないが、3位熊本とはゲームを残し、持てる力を全て出して走り抜けるしかない。 4000人の大歓声の中で広島の熱いコール、応援が今日の大きな勝因であり、選手を奮い立たせた。次節は3週間ぶりのホームゲームとなり、今日のゲーム以上のエナジーとパフォーマンスを見せられるか、B2優勝へ試金石となる。地元広島でも一層の熱い応援をください。歓喜の瞬間まで共に戦いましょう!残り10ゲーム全部勝って必ずやプレーオフ進出を果たせ!UNITED WE STAND!! 【主なスタッツ】 広島ドラゴンフライズ ◆得点 #11北川弘 15点 #21コナー・ラマート 14点 #18鵤誠司 12点 #24田中成也 12点 ◆リバウンド #21コナー・ラマート 11リバウンド #0アジーズ・エンダイ 6リバウンド #12ダニエル・ディロン 5リバウンド #24田中成也 5リバウンド ◆アシスト #21コナー・ラマート 5アシスト 島根スサノオマジック ◆得点 #5山本エドワード 15点 #55横尾達泰 14点 #50ウェイン・マーシャル 12点 ◆リバウンド #50ウェイン・マーシャル 8リバウンド #00ジョシュ・デービス 6リバウンド <ヘッドコーチ、選手コメント> 【広島ドラゴンフライズ】 ☆佐古賢一HC 「今日は昨日とは打って変わって我々にエナジーがある入りをして、全体的には弛む時間のない緊迫したゲームでこちらの3Pを決めていくことができた。お互いにトランジションを出したい中で、なかなか出せず、広島は北川、鵤、田中が良いタイミングでシュートを決めてくれた。今日これだけハイエナジーなバスケットが出来ただけに昨日の敗戦がもったいない。今日は選手の自主性にまかせて昨日と全く同じ戦術、スタイルで挑んだ中で、選手個々が気を引き締めて「できるんだったらやろう」という意識で戦ってくれた。選手たちの良い自信になったのではないか。残りゲームで昨日のようなエナジーの不足したゲームをやらず、しっかり引き締めて戦っていきたい。」 ☆#11北川弘 「僕らにとってライバルとして意識している島根に昨日ひどい負け方をして、どうやって今日戦うかを色々と考えて、フォーカスして臨んだ。最後の最後までなんとかガードとしてゲームを作りながら勝てたのは嬉しい。このAWAYの大声援の中でもメンタル負けせずに、ドンドン前に出てプレッシャーをかけていく広島のスタイルで戦えたことが勝利の要因だと思う。一人一人のコミュニケーションをしっかりと取っていくことで昨日の反省を一つずつ解いていった結果が今日の勝利に繋がった。」 ☆#24田中成也 「昨日完敗して、正直、今日どうやったら勝てるのか答えを見出だせないまま臨んだ。それでも昨日の夜に若手で一緒にご飯を食べながら話をして、どれだけ若手がエナジーを出せるのかという部分にフォーカスをしていたので、それをゲームを通じてやりきれたのが勝利に繋がったと思う。ここ1ヶ月半スランプのような状態に陥っていて、自分でもどうやってプレイしたらいいのか悩んだが、リバウンドやディフェンスなどの出来る部分でエナジーを出して、自分のリズムをそこから作ることで今日はシュートの面でいい結果に繋がった。まだまだ強敵との対戦が続くので、チャレンジャーとして戦っていきたい。」 【島根スサノオマジック】 ☆勝久マイケルHC 「今日は出だし広島が素晴らしいエナジーでプレイをした。広島のプレーオフレベルのインテンシティの前に、ほぼ全てのルーズボールで負け、19のオフェンスリバウンドを与えたことなどが敗因だと思う。強豪相手に2連勝する強さが必要なので、色んな意味で今日から学んで成長したい。2日間本当に多くのブースターに来てもらえて嬉しかった。今日はがっかりさせる結果になってしまったが、ブースターの応援があれば絶対に気持ちでは負けないし、ファイトして戦っていける。しっかり1週間良い準備をして来週の熊本戦に臨みたい。」
2017-04-02
4/1試合結果 広島50-72島根
【4月1日(土)島根スサノオマジック戦ゲームレポート】 4月1日(土)に松江市総合体育館(島根県松江市)で行われました島根スサノオマジック戦。 <スコア> B.LEAGUE B2 第25節 広島ドラゴンフライズ50-72島根スサノオマジック (1Q:11-23,2Q:11-11,3Q:14-18,4Q:14-20) 今シーズン成績:38勝11敗 会場:松江市総合体育館 入場者数:3176人 【スターター】 広島:#2朝山正悟、#5山田大治、#18鵤誠司、#21コナー・ラマート、#24田中成也 島根:#3呉屋貴教、#5山本エドワード、#31高畠佳介、#44栗野譲、#50ウェイン・マーシャル <試合レポート> ☆第1Q いよいよ頂上決戦の火蓋が切って落とされた。会場は島根ブースターそして広島の熱いファンで埋まった。ゲームは立ち上がり田中の3Pで先制するも、島根の足を動かした厳しいディフェンスに後が続かない。島根#50マーシャルのカットイン、3Pなどで点差は一気に開き4-18と流れは完全に島根。立て直したい広島はエンダイ、坂田を投入するも島根#00デービスがインサイドで存在感を発揮する。ターンオーバーも重なり、主導権は島根。11-23と大きくビハインドを背負って第2Qへ。 ☆第2Q 朝山が幸先の良い3Pを決め、エンダイがダンクを決め続く。さらにディロンのドライブで点差を詰めていく。ここで島根がタイムアウト。反撃を強めたいところが逆にここから島根が盛り返し、広島は田中のフリースロー失敗など流れが作れない。島根はファウルが続くフラストレーションがたまる場面でもきっちりゲームをコントロールし、オフェンスリバウンドから得点、島根#55横尾の3Pも決めて点差はそのまま。22-34。 ☆第3Q 広島がアウトサイドのシュートを決めれずにいると、島根#50マーシャルがディフェンスリバウンドからのボールを繋いで連続得点。さらに島根#5山本の3Pも決め、リードが広がる。北川がミドルシュートを決めるも島根のスティールからファストブレイクで#00デービスのダンクが決まり30-49。広島がタイムアウト。なんとか立て直しを図る。しかしクラブレコードとなる3000人のアリーナの声援が島根の勢いづける。点差がさらに開いて最終Qへ。 ☆第4Q 逆転勝利へきっかけをつくりたいところだったが、島根がそれを許さない。いきなり島根#41リードのミドル、#50マーシャル、#32安部の3Pで勝負を決めにかかる。広島もあきらめずに食らいつくも、島根のインサイドでブロックショットにも阻まれ、得点が伸びない。ラマートの3Pが決まった時にはすでに時遅し。首位攻防の頂上決戦は大差で敗れることとなった。最終スコア50-72。 広島にとっては完敗といえる内容で、首位島根の安定したディフェンスの前に攻め手を欠き、接戦に持ち込めず第1Qから一方的な展開で敗れた。インサイドで勝負できず、アウトサイドのシュートも決まらなかった。ディフェンスでも後手にまわることが多く、中外ともに島根のやりたいことをやられてしまった。島根もファウルトラブルなど決して隙が無かったわけではないが、集中力を切らさずチームディフェンスで広島の反撃の糸口を与えなかった。 明日は広島にとって最も大事なゲームになる。今日の敗戦を受け止め、気持ちを完全に切り替えて戦うしかない。今日以上に強い勝利への執念と、エナジーを出して戦わないと、島根を倒すことはできないだろう。チームがまさに一丸となって、ここ1番のパフォーマンスで必ずや勝利をあげたい。 多くの広島ファンの皆さまに松江まで足を運んでいただき、AWAYの大声援の中でも力強い応援をして頂いた。広島ファンが期待するのは勝利ただ一つ。泥臭くとも、意地で勝利をもぎとれ!明日も共に戦いましょう!UNITED WE STAND!! 【主なスタッツ】 広島ドラゴンフライズ ◆得点 #0アジーズ・エンダイ 17点 #21コナー・ラマート 12点 ◆リバウンド #0アジーズ・エンダイ 8リバウンド #21コナー・ラマート 5リバウンド 島根スサノオマジック ◆得点 #50ウェイン・マーシャル 23点 #00ジョシュ・デービス 15点 #5山本エドワード 10点 ◆リバウンド #00ジョシュ・デービス 12リバウンド #50ウェイン・マーシャル 7リバウンド #42ライアン・リード 5リバウンド <ヘッドコーチコメント> 【広島ドラゴンフライズ】 ☆佐古賢一HC 「今日は出だしから島根のプレッシャーディフェンスに押されて、こちらのオフェンスを壊された。2Qは我慢できたが、3Qでいいショットが出ずに点差を縮める事ができなかった。ずっと主導権を握られたままで終わってしまった。インサイドでもアウトサイドでもこれだけやられてしまうと勝てない。特にインサイドのリバウントのところが致命傷になった。全体的にみて明らかにエナジーが島根のほうが上で、気持ちの部分で持って行かれた部分もあったと思う。残念なゲームになったが、選手をしっかりと切り替えさせて、明日もう一回頑張りたい。」 ☆#2朝山正悟 「今日は惨敗の一言につきる。いつも通り良い準備が出来、気持ちも入れて挑めたと思うが、このような結果になってしまった。リバウンドや1対1といった単純な部分で勝てなかった。明日がまだあるので、現実をしっかりと受け止めてやるしかない。1部昇格をあきらめるわけにはいかないし、上を向いて、明日はやるべきことをやるだけ。」 【島根スサノオマジック】 ☆勝久マイケルHC 「クラブレコードとなる3176名のブースターの前でゲームができたことは幸せ。マーシャルが活躍したゲームになったが、岡本、横尾などスタッツに残らない部分のディフェンスでしっかりと貢献してくれて良いゲームができた。明日もタフなゲームになると思うので、しっかりと臨みたいと思う。」
2017-04-01