

広島は高さのアドバンテージを活かし、#23コーバーンや#8スミスなどのゴール下で得点、対する三遠は素早いボール展開により3Pシュートのチャンスを作り出し、高確率で沈め、リードを広げていく。#8スミスが3Pシュートなどで徐々に点差を縮めていく中で、ディフェンスをゾーンディフェンスに切り替え、三遠にタフなミドルシュートを選択させることに成功。リバウンドから一気に走り、#13エバンスの得点などで逆転に成功する。
後半に入ると、広島はトランジションやセカンドチャンスの得点を三遠に許さず、守り合いの展開で、リードを広げていく。追いつきたい三遠は変則的なディフェンスで広島を崩し、点差を1桁に縮めていくが、広島が落ち着いたゲーム展開でリードを守りきり勝利となった。
前節の試合で、トランジションとセカンドチャンスの失点で大敗した広島だったが、今節は見事な修正と改善を見せ、三遠の失点を72点に抑えての勝利となった。今節のような粘り強いゲーム展開と勝利が続くことを期待したい。
会見コメント
朝山正悟
「出だしの第1Qで、自分たちがやらなければいけないことができていなかったので、もう一度しっかりやらなければいけないと伝えた。その後は、強度高くプレーできた時間帯もあり、自分たちの良さを出せたのではないかと思う。内容としては、リバウンドを取り切ることで相手のファーストブレイクを抑え、コミュニケーションを取りながらペイントを守る。そのうえで、ローテーションをしっかり行い、細かい部分、いわゆるスタンダードな部分を徹底することができた。そうした基本の部分からリズムを作っていけたのが良かったと思うし、それを第3Q以降も落とすことなく最後まで続けられたのも収穫。最終的に勝利することができ、この週末の宇都宮戦に向けて、勝つ中でまた学びを得ることができた」
メイヨニック
「いい試合ができたと思う。スタートの第1Qは少し苦しい展開になったが、それ以降は本当にいい試合運びができた。コーチのおかげで、スリービッグの連携もうまく機能していると思うし、シーズンの始まりということでプレシーズンマッチの段階ではまだ練習が十分ではなかった分、時間をかけていく中でしっかりと連携が取れてきていると感じている」
山崎稜
「名古屋D戦の後にチーム全員で改善しようと取り組んできたことが、試合を通して出せたのかなと思う。ただ、それでもまだまだ詰めていかなければいけないポイントは前半にもあったし、上位を目指していくためには、その部分を全員で40分間徹底できるかが大事だと思う。そこは引き続き、チーム全員でしっかり取り組んでいきたいと思う」